キャンプをもっと賑やかにする、やみつき「オイルフォンデュ」|What a delicious Outdoor #18
暖かくなり、外に出るのが楽しみになる季節がやってきましたね。冬のしっとりとしたキャンプとはまた違い、爽やかなキャンプがしたいこの時期。今回は、気持ちの良い春のアウトドアを更に楽しく、賑やかにする、「オイルフォンデュ」を作っていきます。
もくじ
作って楽しい、食べて美味しい「オイルフォンデュ」
オイルフォンデュとは、串に刺した食材を温めたオリーブオイルで素揚げをし、お好みのソースや薬味をつけて食べるお料理のこと。
オリーブオイルを使用するのでとってもヘルシー。天ぷらや揚げ物のような、衣が付いているメニューに比べると、オイルを取りすぎることがなく、胃もたれしないのも嬉しいポイントです。
色々な食材を串にさして、フォンデュするだけなので、とっても簡単、むしろ単調な料理に思えますが、好みの具材を選んで串に刺して、という作業を仲間とやってみると・・・これがとっても楽しい!
仲間と一緒に「作る段階から楽しい!」というのは、実はキャンプご飯の醍醐味だったりしますよね。
好きな食材を串に刺して下ごしらえ。
材料は串にさせるものであれば何でもOK。今回は、下記の食材を使用しました。それぞれ食べやすい大きさにカットして、串に刺していきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・豚肉
・パプリカ
・トマト
・ウズラの卵
・オクラ
・帆立
・イイダコ
・リンゴ
・そら豆
・サヤエンドウ
・人参
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そのまま刺したり、野菜を肉巻きにしたり、お好みでアレンジを加えて。今回は檀さんお手製の自然の枝で作った串を使って更に見た目も華やかに!
誰でも簡単に自分のお気に入りの「一串」を楽しんで作れるので、いつものキャンプをもっと賑やかにしてくれること間違いなしです。
オリーブオイルの量と油のくぐらせ方
底が深めのお鍋に、食材がすっぽり隠れるくらいのオリーブオイルを用意します。
弱火で熱した油に、ゆっくりと素材を入れ、油をくぐらせていきます。高温すぎると、油がはねたり、すぐに焦げてしまうので、じっくりと揚げるのがポイント。
キャンプでは、小さいカップ+コンロでもOK。
底の深めのカップを使えば、しっかりオイルフォンデュができちゃいます。オリーブオイルをたっぷりカップに入れて、お好きな食材を串に刺して。キャンプでのちょっとした前菜にぴったりです。
ソースにはひと味違ったアレンジを。
オイルフォンデュ自体はとっても簡単に作れるので、ソースには、ひと手間加えこだわって作るのがおすすめ。檀さんイチオシの、5つのこだわりソースレシピをご紹介します。
色々な味を少しずつ楽しめるのも、オイルフォンデュの魅力の一つです。
① 正統派アンチョビソース
一番オーソドックスなアンチョビソース。気分はお手軽バーニャカウダ!ガーリックの量を調整して、自分好みの味に。
ーーーーー
<材料>
・オリーブオイル 150g
・アンチョビ 5本
・ガーリック 1片
(お好みで量を調整)
<作り方>
1. 少量のオリーブオイルでガーリックを皮ごと炒める。(ガーリックを皮ごと炒めると臭いがマイルドになる。)
2.アンチョビを刻む。
3. 1に2と残りのオリーブオイルを加え弱火で沸騰させない程度に火を通す。
ーーーーー
②食欲そそる!やみつきカレー風味ソース
①のソースにスパイスなどを加えてアレンジしたソース。編集部の中でも人気が高かったのがこちら!
カレー風味にアレンジされたソースが、思わず食欲をそそります。
ーーーー
<材料>
①のソースをベースに使用。
・カレー粉 小さじ2
・ターメリック 小さじ1
・生クリーム 50g
・はちみつ ひとまわし
・コーンスターチ 1つまみ
<作り方>
1.①のソースに、カレー粉、ターメリック、生クリーム、はちみつを混ぜる。
2.にコーンスターチを1つまみを加え火にけけてとろみを出す。
3.とろみが出たら日を止める
ーーーー
③色々なシーンで活躍する万能ソース。ピリ辛柚子胡椒
柚子胡椒にハラペーニョを加えて、一味違ったスパイシーな味わいに。本来の柚子胡椒は青唐辛子を使いますが、旨味、甘みの強いハラペーニョをつかうのが檀さん流!鍋の薬味や、他の揚げ物にもピッタリなので、常備しておきたいソースです。。
ーーーー
<材料>
・ハラペーニョペースト: 柚子(果汁・皮のゼスト)= 2:1
・塩 お好みで(しっとりした海塩がオススメ)
<作り方>
・材料を全て混ぜる。
ーーーー
④贅沢な香りを楽しむ。サフランレモンクリーム
まるで、お店で食べるようなおしゃれな味わいのクリームソース。レモンの酸味、サフランの香り、はちみつの甘さでまろやかさになって、ベストマッチの組み合わせです。
ーーーー
<材料>
・レモン汁 大さじ1
・サフラン ひとつまみ
・生クリーム 85g
・はちみつ お好みで
<作り方>
1、レモン汁にサフランを入れ冷蔵庫で一晩寝かせる。
2、生クリームを泡立てる。6分ほど泡立ったら1を少しずつ加え、8分程まで泡立てる。
3、はちみつは入れるのであれば2の後半に少しずつ加える。
ーーーー
オイルフォンデュだけでなく、パンにつけて食べるのも絶品です。
この日は、パン屋さん顔負けの、檀さん自家製のパンにと一緒に楽しみました。
⑤欧米のシェフの味で人気急上昇中!ほろ苦チリマヨソース
今、海外のシェフの間で、インスタントコーヒーを使ってほろ苦さやコクを出すレシピがじわじわと人気を集めているそう。そんなトレンドを檀さん流にアレンジしたソースがこちら。
ーーーー
<材料>
・マヨネーズ 大さじ1
・チリソース 大さじ1
・はちみつ ひとまわし
・インスタントコーヒー 小さじ1
・辛味要素 (お好みで)
– ハラペーニョソース
– タバスコ
– 七味唐辛子
<作り方>
・材料を全て混ぜる。
ーーーー
※一晩ねかせると、よりまろやかに美味しくなります。
定番のお塩でいただくのもおすすめ。
素揚げした食材は、シンプルに塩で食べるのも、素材の味を引き立たせ美味しく頂けます。この日のために、色々な塩を用意して、食べ比べてみるのも良いかもしれません。
余すことなく、油を美味しく使い切る。
油のお料理をした際に、一番の悩みどころは、「残った油の使い道」。最後まで油を美味しく頂くために、アヒージョにアレンジするのがおすすめです。アヒージョにすることで少しの間の作り置きとしても活躍します!
ーーーー
アヒージョ
<材料>(残った量に合わせて、調整)
・残った油
・ガーリック
・塩
・胡椒
・ピンクペッパー お好みで
・ローズマリー お好みで
<作り方>
・残った材料を食べやすい大きさにカットする。
・残った油に、全ての材料を入れる。
・弱火で5分ほどグツグツ煮たら完成。
ーーーー
いつものキャンプに更に賑わいを添える一品。
アウトドアで最高に気持ち良く過ごせるこれからの季節。仲間と楽しみながら作れて、見た目も華やかにしてくれる一品です。ぜひ自分好みのソース、好きな具材を組み合わせて、お気に入りの一串を作ってみてくださいね。
(写真:村上岳)
取材協力:CLUB3719
旅ときどきスパイスな日々
.HYAKKEIアンバサダー。
旅とアウトドアとスパイスが大好き。 よく働きよく遊ぶをモットーに、会社に勤めつつ、暇さえあれば旅に出たり、キャンプをしたり。
国内・世界の癒やしスポットをめぐり、美味しいものを食べ歩くのが生きがいです。