SANU 五感が悦ぶ生活体験
SANU 2nd Home(サヌ セカンド ホーム)というサービスをご存じでしょうか?2021年11月からサービスを開始しているセカンドホーム・サブスクリプションサービスです。そんなSANUと素敵なご縁をいただき一度宿泊させていただくことになりました。今回はその体験談を共有します。
もくじ
創業当初から異彩を放っていたSANU
実はSANUの事は、創業当時から知っていました。きっかけはSANU創業時のプレスリリース。
当時、.HYAKKEIは「LIFE WITH NATURE」を標語として運営されていたのだが、プレスリリースで書かれていたSANUのコンセプトは「LIVE WITH NATURE」。意味も背景も全く違うものですが、一文字違いのそのコンセプトにシンパシーを感じられずにいられませんでした。
また記憶が正しければ、創業のプレスリリースにパース(設計のイメージ図)が掲載されており、事業の詳細がまだ決まっておらずともパースから伝わるセンスと革新性が強く記憶に残っていたのです。
それから数年が経ち、SANUは当初の期待感を上回る勢いで拡大し、そのコンセプトを色濃く具現化し続けています。
SANUとは
「Live with nature. / 自然と共に生きる。」をコンセプトに掲げるライフスタイルブランド。
現在は、全国各地の自然豊かなロケーションに建てられた環境配慮型建築「SANU CABIN」に月額制で宿泊できるセカンドホーム・サブスクリプションサービス「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」を展開しています。
また環境配慮型建築「SANU CABIN」は基礎杭工法や国産材100%利用など環境に配慮したSANUオリジナルの建築モデル。
白樺湖、八ヶ岳、山中湖など現在9拠点 53室が稼働中とのこと。2023年も軽井沢・一宮・那須ほか、続々と拠点がオープン予定となっているそう。
今回宿泊させてもらった拠点は「白樺湖1st」という場所です。
SANU 2nd Home 白樺湖1stについて
そんな中、今回宿泊させてもらったのは「白樺湖1st」という場所。SANUのサービスが始まって最初にできたキャビン。長野県は白樺湖の畔に佇み、まばらに生息する白樺と湖、ススキが美しい車山高原の風景が広がっています。
日程は2泊3日。蓼科山を巡る白樺湖での滞在
SANU 2nd Home「白樺湖1st」は八ヶ岳の北東に位置しています。また日本百名山の蓼科山の登山口まで車で15分という好立地。ですので、中日に早朝から蓼科山を巡る日程としました。
日付:3/3 fri – 3/5 sun
1日目 | ・チェックイン ・夕食 ・映画 |
2日目 | ・朝食 ・蓼科山登山 ・昼食 ・仕事 ・夕食 |
3日目 | ・朝食 ・チェックアウト |
SANUの良かったところ
1.白樺湖を望むキャビンの立地と方角が素晴らしい
白樺湖の東側の湖畔に位置する「白樺湖1st」。湖の向こう側で黄金色になびく車山高原がとても印象的でした。キャビンと湖畔の間には遊歩道がありそこを歩きながら写真を撮影していたのですが、時間を忘れて日が暮れるまでシャッターを切っていました。
また夕方になると、西日がキャビンに差し込みます。夕食の準備をしながら陽光で時間の流れを感じる生活というのも新鮮でした。
2.プレイリストとスピーカーの音質
SANUはキャビンでBGMとして流すことができるプレイリストを11個(2023年3月現在)準備していて、シーンやテーマに合わせた選曲になっています。オルタナティブでどこかクラシカルな曲調が印象的なプレイリストでした。
またスピーカーはジェネレック製スピーカー「G Two RAW」。リサイクル・アルミニウムを使用した無骨で骨董品のようなデザインも印象的だが、重低音が身体の芯に響くような感覚が五感を刺激してくれます。この音へのこだわりについてはSANUのPodcastで代表の本間さんからも説明があるので、ぜひ聞いてみてほしいです。
3.キッチン周りの設備の充実度が高い
フライパンや深鍋。トングやフライなど基本的な調理具はもちろんのこと、オーブン/トースター/電子レンジ/炊飯器など、調理に困ることはありません。むしろ、外泊時に自炊することの方が経験上で少ない人の方が多いと思うので、備え付けの設備を予約ページで確認したうえで来訪されるとよいと思います。
せっかく自宅にたくさん米やパスタがあるのに、わざわざ買い足すのはもったいないと思いますので持参していただくのがよいでしょう。
SANUに滞在して感じたこと
個人的には総じて大満足で、非日常的な体験の中で活力を取り戻していくような感覚がありました。
これは日程の中で登山したり撮影に興じだりと五感を多く使う時間の使い方をしたからではありますが、SANUのロケーションと設備、ひいてはコンセプトが無くてはならなかったと思います。
一方で、人によっては不便に感じることもあると思います。例えば、一般的なリゾート体験は食事や温泉など受動的なイベントが多いがそれを求めていく人もいる。そういう意味でSANUは万人受けするブランドかというとそうではないでしょう。
ただ世界的に生産性が指数関数的に上がり続け、人々が脳化している現代において、今後より一層自然の中で五感を使う体験が重宝されてくると思います。そんな未来でSANUがどのような存在になっていくのか期待してなりません。
GO!SANU!
SANU 2nd Homeで宿泊するには?
SANU 2nd Homeはサブスクリプション型のサービスになりますので、月額費がかかります。料金プランは下記参照。それでも現在多くの方が順番待ちをしている状況です。
そんななか、3月1日から「ファストレーン」という制度を開始されています。最短で2023年5月ごろからサブスク開始できる新しいウェイティング制度です。詳しくは、公式サイトに記載がありますのでぜひ一度覗いてみてください。
▼SANU 2nd Home公式サイト
.HYAKKEIを運営する会社の代表
.HYAKKEIではディレクター兼フロントを担当。仕事中心の生活で、煮詰まった時に行くソロ登山が趣味。
ストレス度合いに応じて登るコースの難易度が変化し、日帰りの丹沢ハイクから、厳冬期のエベレスト街道まで経験。