焚き火をのんびり楽しめるチェア徹底比較!|焚き火バカによるおすすめアイテムレビュー#06
焚き火バカのアウトドアマン2人がお届けする、焚き火アイテムレビュー企画。第6回目は、焚き火を囲むチェアを比較し、おすすめします。
キャンプも焚き火もチェア次第!
「キャンプ道具は何から揃えたら良いですか?」と聞かれたら、テントでも寝袋でもなく、迷いなくチェアと答えます。それほどアウトドアシーンにおいてチェアは大事になってきます。
キャンプや焚き火では長時間、座っての作業が多く、座り心地や座面の高さに左右されます。チェアを中心にキャンプギアを揃えていくことをオススメします。またアウトドアショップで実際に試し座りしてみるのも良いでしょう。
今回も“焚き火バカ”の二人が、焚き火にあったチェアを探って行きます。
見城:
「季節じゃなくて、年が変わったけど…(怒)!!!」
猪野:
「すみません!!!!!!!!!!!」
見城:
「せっかくお揃いのTシャツで撮影したのに!貸してくれたメーカーさんも怒ってると思うよ(笑)!!!」
猪野:
「申し訳ございません!!!!!!!!」
見城:
「座ってないで、始めますよ」
猪野:
「今回は座ることが仕事なんで(笑)」
見城:
「今年も先が思いやられますね…」
焚き火には最強のペレグリンファニチャー「レザーのカーミットチェア用張替えジャケット」
キャンパー憧れのチェアのひとつ「カーミットチェア」。そこに脱クロム牛革を用いた、カーミットチェア用の張替えキットです。本来はナイロン生地ですが、アウトドアシーンでの実用性、アイデアから生まれています。レザーに変えるだけで、グッと高級感が増し、程よい艶がキャンプサイトが引き締めてくれます。インドアのインテリアとしても使えます。
猪野:
「持ちやすいですし、持っているだけで『キャンプギアのこと知ってるねー』みたくなりますよね」
見城:
「分解できて、専用の収納袋もあるから、もっとコンパクトになるよ」
猪野:
「こういう組み立てるやつ、苦手っす」
見城:
「また横着グセ?それを言っちゃお終いでしょ?!面倒なのは始めだけだから。慣れれば一分で組み立てられます!」
猪野:
「おお!確かに組み上がるとかっこいいですね!でもレザーって、ずっと座っていると伸びたりしないんですか?」
見城:
「座面と背もたれの裏面に30mmのテープを3本縫い付けてあるから、伸びを最小限に抑えることができるよ。でもどうしても革は少し伸びて凸凹になるけど、それがお尻の滑り止めになっていて個人的には座りが良くなっているようにも感じるな。」
猪野:
「それなら安心して長い間使えて、更にレザーの経年劣化も楽しめますね」
見城:
「カーミットチェアは構造上、加重がかかるほど安定していき、100キロの人でも大丈夫」
猪野:
「タフですね!だけどお手入れが大変そうですが…」
見城:
「普通の革のお財布なんかと同じだよ。ただ面積が大きくなってしまうけど。たまに革用のオイルを塗り込んであげると、より長く美しく保てるんじゃないかな?」
猪野:
「自然の中にもすんなり溶け込みますね。あと今回は直火だからワイルドな感じに見えますが、どんなシーンにでも対応してくれそう」
見城:
「革の座面は、焚き火では大活躍してくれます。『席を立って、戻ってきたら、火の粉で穴が開いている』っていう心配もない。でもどデカイのが飛んで来ると、焦げ目は付くけど」
猪野:
「私のチェア、どれも穴だらけです…」
猪野:
「背面と座面のパーツが湾曲していて、体に当たらない様になっているところとか、すごい作りですよね。」
見城:
「長い時間座っているとちょっとしたことがストレスに感じるもんね。実は座り心地はそれほど良くはないんだけど、デザインと機能性を兼ね備えた名品だと思う。MoMAに永久保存しても良いと思うくらい。ただ、腰痛持ちの人には座面の角度が後ろに食い込むので辛いかも。なので僕はBallistics x ナチュラルマウンテンモンキーのノビタというオプションの調整パイプを付けています。」
猪野:
「う〜ん、きれいな椅子ですよね。やっぱり欲しい…。」
ペレグリンファニチャー「レザーのカーミットチェア用張替えジャケット」
¥17,500(税抜)
総合評価(最高評価は五つ星)
○安定性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
四足で立っているので安定感はあるが、下が柔らかいところでは埋まってしまうので不利。(見城)
抜群の安心感がある(猪野)
〇携帯性
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
折りたたんだだけの状態でも保管できるし、全てのパーツをバラバラにすれば更に小さくなる。(見城)
収納スペースがあるのであれば分解せずに置いておきたい(猪野)
〇耐久性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
石や砂利の上で使う時は気を使う。皆さんシリコンのカバーを取り付けて使っているみたいですね。(見城)
重さには強いが、あくまでもベースはウッドなので(猪野)
〇設営性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
一から組み立てるのはコツを掴む必要があります。(見城)
簡単ではあるがパーツが多い分、なくす可能性も(猪野)
〇デザイン性
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
素晴らしいの一言。(見城)
これを超す人気、デザインは出てこないかも!?(猪野)
Live for today.
アウトドアライター。千葉県にあるアウトドアスペース「たき火ヴィレッジ〈いの〉」も運営・管理する。現在はイベントや撮影場所提供のみ。一般開放できるよう、日々、開墾中。また焚き火マイスターとしても活動している。