おいしい自然派ワインに、シンプルだけど食材を生かしたこだわりの食事。下山後の乾杯、チルアウトにもってこいのお店が、長野県松本市にある「peg(ペグ)」。今秋で3年目を迎えるお店です。

屋号は、キャンプになくてはならない地面にさす“ペグ”から来ているというほど、オーナーの菅沼博文さんと摩利子さん夫妻はキャンプ好き。

松本と言えば、以前紹介した「山帰りに、おいしいマフィンとコーヒーはいかが? 山好きオーナーのいるカフェ「amijok」/長野県松本市」から徒歩数分の距離にあるお店です。

路地裏にある隠れ家的カフェ&バー

松本出身の菅沼さんご夫妻は、根っからのアウトドア派。両親の影響と近くにフィールドがあることから、それぞれ幼い頃からキャンプやウィンタースポーツに慣れ親しみ、摩利子さんは乗鞍岳の山小屋やスキー場のロッジでアルバイトした経験も。

そんなアウトドア好きのお二人が営む「peg」は、メインストリートから1本外れた、路地裏にありました。

「隠れ家っぽいところがいいなと思っていたら、たまたまこの物件が見つかって、ビビっと来たんです。すでにお店のイメージやコンセプトができていたので、内見して一軒目で決めました。それに、結婚していずれ松本に帰ろうというのは決めていたので」(博文さん)

2016年10月末、8年がかりで構想していた自分たちの理想のお店をオープン。その3ヵ月前に、菅沼さんご夫妻は東京から松本にUターンしたといいます。

お店が休みの日には、友人家族や、同じく飲食店を経営している身近な仲間たちとキャンプへ。それぞれが食材を持ち寄り、「この肉、火入れしてみようよ」といった感じで楽しんでいるそう。もちろん、ふたりはワインも欠かさず持参。

「よく行くキャンプ場は、松本周辺なら長野県上伊那郡にある樽尾沢キャンプ場、関東なら西湖にある自由キャンプ場です」と博文さん。高校卒業後から東京に上京していたお二人は、東京からパッと行けるキャンプ場として年に何回も西湖へ。その理由は、フリーサイトがあって、キャンプ場が作られすぎていないから。加えて、「近くのお肉屋さんで買う馬刺しもお気に入り」とのこと。

店内にはさりげなくアウトドアアイテムを

そんなキャンプ好きのお二人が作るお店には、やはりアウトドアアイテムがちらほら。

博文さんは、「構想を練っている時からキャンプを楽しんでいたので、キャンプの要素をところどころに入れたかった」とのこと。料理によっては、普段のキャンプでも愛用しているアウトドアメーカーのダッチオーブンを使うこともあるといいます。

「自分たちでキャンプ道具を買い始めたのは、9~10年くらい前。最初に買ったのは、スノーピークの焚き火台でした。使い込めば込むほど、いい色になってくるところも愛着が湧きます」

店内にはさりげなくアウトドアアイテムを|「旅先のチルアウトはここに決まり! アウトドア好きオーナーのいるカフェ「peg」/長野県松本市」の6枚目の画像

現在、お二人がメインで楽しんでいるアウトドアはキャンプとスノーボードですが、ときどき登山にも出かけるそう。

「去年の夏、友人と一緒に北アルプスの白馬槍温泉に行きました。15時くらいに山小屋に着いて、温泉に入って星を見ながら、ずっと飲んでましたね(笑)」と博文さん。ピークを目指すのではなく、山で温泉に入ることを目的に出かけたんだとか。

「地産のおいしい食材を食べてもらいたい」

登山やキャンプ、旅行に出かけたときは、なるべくその土地のものを食べたり飲んだりしたいもの。pegでは、使っている野菜のほとんどが自然農法で作られた松本産です。

「野菜はSASAKI SEEDSさんのものです。無肥料・無農薬の完全自然農法で、種も改良されたものではなく在来のもので、種つぎもされていて。ここのご夫婦と昔から仲良くさせていただいていて、一緒にキャンプに行くこともあります」(摩利子さん)

畑にもちょこちょこ出向き、自らの手で収穫してくることも。

かつて東京にいた頃、自然派ワインの専門店で働いていた博文さん。ワインソムリエの資格の持ち主でもあり、pegは自然派ワインの種類がじつに豊富。
あるときはフランスまで出張し、生産者さんのぶどう畑を見せてもらうこともあるそうで、野菜同様、とことん“おいしいもの”にこだわる想いが伝わってきます。

自然と“山トーク”が生まれていく

自然と“山トーク”が生まれていく|「旅先のチルアウトはここに決まり! アウトドア好きオーナーのいるカフェ「peg」/長野県松本市」の1枚目の画像

店内は、カウンター席のみ。そのため、お二人とはもちろん、お客さん同士でも自然と会話が生まれていくそう。

「地元の方も登山する人が多いので、居合わせたお客さまの服装を見て、『どこの山に行かれるんですか?』と会話が生まれることがよくありますね。夏場はとくに山トークで盛り上がっていますよ」と摩利子さん。

自然と“山トーク”が生まれていく|「旅先のチルアウトはここに決まり! アウトドア好きオーナーのいるカフェ「peg」/長野県松本市」の4枚目の画像

「pegにはたくさんの種類のワインやコーヒーがありますが、どれがどんな味かって分からないじゃないですか。なので、気軽に私たちと話しながら決めてもらえたら嬉しいですし、アウトドアの話もできたら」と摩利子さんは話し、ニッコリ微笑む姿がとても印象的でした。

松本に来て、地元の人とあれやこれやと会話をして。新しい情報をゲットできたり、楽しくお酒を飲んだり。もちろん、一人で静かなひとときを過ごすのもよし。
pegはお腹も心も満たせる、そんな居心地のいい場所でした。お世辞抜きで、食事もワインも本当においしい……!

自然と“山トーク”が生まれていく|「旅先のチルアウトはここに決まり! アウトドア好きオーナーのいるカフェ「peg」/長野県松本市」の6枚目の画像
自然派ワイン&スペシャルティコーヒー『peg』

<住所>
〒390-0811長野県松本市中央3-3-11

<アクセス>
松本駅から徒歩12分。松本市はかり資料館そば

<営業時間>
火~土 12:00-17:00 /18:00-24:00 日 12:00-日暮れまで

<定休日>
月曜日+不定休

<facebook>
https://www.facebook.com/peg.matsumoto/
山畑 理絵

春夏秋冬、日本の美しい山を求めて歩きまわっています。

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この記事を書いた人

山畑 理絵

音楽プロダクションの制作、アウトドアショップの販売員を経てライターになる。のんびり日帰りハイクからガッツリテント泊縦走、トレイルランニング、ボルダリング、スキーと四季を通してフィールド三昧。アウトドア媒体をメインにライター活動をする傍ら、アロマテラピーインストラクターとして「山とアロマ」をテーマに、神出鬼没なワークショップを展開中。

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