低山でも歩きごたえ抜群。豊富なコースが魅力の鶏足山|知ってる?しろさと #02
前回は、まさかの入り口が最難関の井殿山をご紹介しました。
茨城県城里町(しろさとまち)には、他にもこんな山があります。
弘法大師空海が命名したとされる「鶏足山(けいそくさん)」。
弘法大師が山の近くで修業をしていた際に、鶏の鳴き声を聞いて山に登ったところ、鶏にそっくりの岩があったので鶏足山と名付けられた、というお話が山頂の案内板に記載されています。
この山は、標高430mと低山ながら山頂では広い範囲に眺望がきき、近隣ハイカーに話題の山なのです。
また、鶏足山の魅力はファミリーコースや健脚コースなど、何度登っても飽きの来ない複数のルートがあることです。
今回は、【大沢峠(おおさわとうげ)コース】から登り、【珪石山(けいせきざん)コース】から下山するルートで歩きます。
9:14 駐車場出発
11:30 山頂着
14:10 駐車場着
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初めて歩くコースなので、鶏足山(けいそくさん)のふもとに住む、大ベテランの加藤忠道さんに案内をお願いします。
駐車場をスタートすると、大沢峠登山口まで1.6キロほど舗装路を進みます。
登坂を進んでいくと「鶏足山登山道 大沢峠コース」の看板が。
写真では伝わりにくいですが、「ここを登るの!?」というような急勾配の入口なので気を付けて登ります。
尾根伝いに歩きながら、徐々に高度を上げていきます。
きのこもたくさん見かけました。
ちょっとした岩場を登ると、景色のいい場所に出ます。
ザ・里山!といった景色です。
余談ですが、わたしは稲刈り前のこがね色の田んぼの景色が大好きです。
都会では絶対に見られませんから。
ここまで着たら、三角点まであと少し!
三角点へ着きました。三角点には、丸太のベンチが置いてあり、休憩にもってこいです。
冬の朝には、この場所からあの日本一の富士山も見えるんだとか。
ここから10分ほど歩くと・・・
山頂到着!
晴れていると、かなり遠くまで見渡すことができます。
山頂にも、手作りのベンチが置かれていて、休憩に使うことができます。
ここからさらに10分ほど歩くと、鶏のトサカに見える「鶏石」がありますが、今回は時間の関係で省略。
山頂でゆっくりしたところで、下りは【珪石山コース】から降りていきます。山頂から、珪石山までの道のりは、茨城県と栃木県の県境の尾根を歩きます。再び歩き始めて、しばらくするとまた見晴らしのよいポイントが現れます。
このコースも、なかなか歩きごたえがありました。
下まで降りてくると、辺りにはお茶畑が広がり、いま登ってきた鶏足山の全体像を見ることができます。
そして上から見えたこがね色の田んぼも。
駐車場に到着。
鶏足山は駐車場に水洗トイレも整備されており、ハイカーには嬉しいポイントですね。
鶏足山は、430mと低山ながら、かなり歩きごたえがあり、眺望もいいので満足度の高いハイキングとなりました。
周辺のおすすめスポット
物産センター山桜
地域で採れた新鮮なお野菜が買える直売所と、食堂が併設された施設。
食堂は16時まで営業しており、城里町で採れたお蕎麦などが食べられます。
【物産センター山桜 城里町小勝80 TEL:0296-88-2300】
城里町へ行くには?
城里町へは車でのアクセスが便利です。
例えば、東京都中央区の箱崎JCTから、町の最寄りの水戸ICまでは、通常であれば片道70分で来ることができます。
■鶏足山駐車場の場所は以下のアドレスでご確認ください。
http://www.town.shirosato.lg.jp/map.php?code=341
■山に関する情報は以下のアドレスでご確認ください。
http://www.town.shirosato.lg.jp/page/page000695.html
●当記事は2017年9月現在の情報です。
自然がだいすき。ゆるく山に登ります。
東京都東久留米市出身。2016年4月~「茨城県城里町(しろさとまち)地域おこし協力隊」に着任。2017年7月~城里町魅力発見イベント「しろさと里山めぐり」を定期的に実施中。2017年森林インストラクター資格取得。