• インタビュー
  • キャンプや登山に関わる人々へのインタビュー記事一覧です。自然に魅せられたアウトドアフリーカー、自然と共に生きるアスリート、熱い信念を持つオーナー等、その想いやヒストリー、展望など、写真と共に丁寧にお伝えします。今後の人生の選択肢のひとつとなるヒントが、見つかるかもしれません。

アウトドア好きのお部屋を拝見!暮らしとアウトドア道具|#04 高橋智哉さん

東京都世田谷区に引っ越して1年目。学生時代からの自転車好きが高じて、日頃はバイクショップ「ブルーラグ幡ヶ谷店」に勤務し、公私ともに自転車に囲まれた生活を送っている高橋智哉さん。登山やキャンプ、海外旅もこよなく愛する20代男性の、等身大の住まいにお邪魔してきました。

<お部屋データ>
【場所】東京都世田谷区 【築年数】約20年 【居住歴】6か月 【間取り】1DK

<住んでいる人>
高橋智哉さん(28歳) 通称:チューヤン 職業:ブルーラグ幡ヶ谷店 勤務
彼女と同棲中

学生時代に出合ったピストバイクがきっかけで、自転車のトリコに

ーー まずは、高橋さんのアウトドア歴について教えてください。

こどもの頃に入っていたボーイスカウトがきっかけで、アウトドアの世界を知りました。歴で言うと15、6年くらいですかね。キャンプ、登山、自転車が好きです。ぼく、家の中にずっといれない性格なんですよ。とにかく1回外に出ないとだめなんです。外に行きたいんですよね。

ーー 普段は自転車専門店で働いているそうですね。

はい。来店されるお客様の自転車を組み立てたり、カスタムしたり。幡ヶ谷にある「ブルーラグ」というお店でメカニックとして働いています。学生の頃にピストバイク(いわゆるギアのないシングルスピードの自転車)にハマって、それがキッカケで大学卒業後、自転車業界に就職しました。で、もともとアウトドア好きだったこともあって、3年前くらいから自転車でキャンプに行きはじめたんです。いわゆる“バイクパッキング”というやつですね。

ーー バイクパッキング?

ウルトラライト系のギアなどを自転車に積んでキャンプに行くスタイルのことです。僕たちの場合は、普段自分が乗っている自転車を少しだけキャンプ仕様にして楽しんでいるんですが、当時はそれをやっている人がぼくの周りには全然いなくて。で、職場の先輩と「じゃあチャリでキャンプしに行きましょうよ」って話になって。世田谷から九十九里浜まで自転車を漕いで、海沿いでテント泊をして帰ってきました。それがすごく面白くて。なので、自分自身も実際にバイクパッキングを楽しみつつ、お店でもアウトドア要素の強い自転車の楽しみ方を発信できたらなと思っています!

(写真:高橋さん提供)

(写真:高橋さん提供)

ーー 片道でざっと90kmくらいありますよね?

朝7、8時に出れば、15時には着きますよ。ただ、はじめての人だとちょっと大変かもしれないのと、景色があまり変わらないので、あまりこのコースはおすすめしません(笑)。でも、ぼく的にはすごく楽しかったです。

愛用しているサイドバッグは「フェアウェザー」。取り外すとバックパックとして背負うことができて、徒歩移動もらくちん。

愛用しているサイドバッグは「フェアウェザー」。取り外すとバックパックとして背負うことができて、徒歩移動もらくちん。

ーー 自転車でキャンプって、今までありそうでなかったですよね。

年を追うごとに、自転車業界とアウトドア業界がリンクするようになってきたのを感じます。冷静に考えれば、外で遊ぶという点で、同じ土俵だったと思うんですね。ハイカーさんはもちろん、トレランや、釣りなどをメインにしていた人たちが足として自転車を見つめ直しているのかな、と。僕たち自転車屋さんが、休みの日にトレランや山登りするのと一緒で。

ーー 高橋さんにとって、自転車の魅力ってどういうところですか?

車と違って、気になった場所やお店があったらすぐに立ち寄れるところ、でしょうか。自由度が高いんです。あと、「自転車はこどもから大人まで隔たりなくコミュニケーションできるツールなんだよ」って、職場の先輩に言われたことがあって、これにはすごく納得しました。本当にそうだなって。

バイクパッキングならではの「ギア」と、「収納術」

ーー 部屋でこだわっているところはありますか?

そうですね、チャリ屋としては「1階に住む」ってところですかね。チャリ好きな人って結構、1階に住みたい人が多いんですよ。やっぱりチャリが中に置けないと嫌だっていう。毎朝、担いで出すのは面倒くさかったりするので。

愛車はバイクスタンドで空間を活かした“見せる収納”に。使っているのは、オークウッドを使用した「ギアーアップ」のモデル。インテリアとしても部屋によくなじむ。

愛車はバイクスタンドで空間を活かした“見せる収納”に。使っているのは、オークウッドを使用した「ギアーアップ」のモデル。インテリアとしても部屋によくなじむ。

ーー 自転車ってスペースをとるじゃないですか。どんなふうに置いていますか?

ぼくは全部で5台持っているんですが、うち2台は実家に置いてあって、メインの3台がこの家にあります。出番の多い、通勤 兼 キャンプツーリング用(オレンジ色)と、彼女の街乗り用(水色)はバイクスタンドでリビングに。前は玄関に置いていたんですが、スタンドの方が空間を活用できていいですね。残りの1台、山用のマウンテンバイクはベランダに置いています。

ーー やっぱり家の中に入れた方がいいのでしょうか?

これはよくある質問なんですが、「まずは玄関でいいので、自転車をお家にいれましょう!」っていうのが、いつも僕たちの答えです。ワンルームのアパートでも、大切な自転車なら家の中にいれて欲しいです。盗難はもちろんですけど、メンテナンスする頻度や自転車の寿命も変わってくるので。

ーー バイクスタンドを使うメリットって、どういうところですか?

玄関の空きスペースって、限られていますよね。そのまま置くと結構場所を取ってしまいますが、バイクスタンドなら天井の高さを活用できます。

ーー なるほど。それにしても、このスタンドかっこいいですね。無機質な感じがしなくて。わたしも欲しい。

ぜひ「ブルーラグ」へ! お待ちしています!

ーー ところで、キャンプ道具はどうやって収納していますか?

無印良品で買った防水ボックスに入れて、ベランダに置いています。テント、バックパック、シュラフ、その他ギアなど…とりあえずここに突っ込んでいますね。見せる収納ではなく、取り出しやすさやまとまりの良さ、実用性を重視しています。

ーー 意外と荷物が少ないんですね。

キャンプって、車で行くと荷物をなんでも持っていけちゃうけど、チャリで行くとあまり持っていけないじゃないですか。でも、便利じゃないくらいがちょうどいいんです。あっでも、ぼくは基本キャンプで焚き火がしたいので、飯盒はマストなんですけどね。直火が好きなので、焚き火台は持っていません。なるべく直火OKのキャンプ地を探します。

キャンプはもっぱら飯盒でごはんを炊くのが高橋さん流。なかなか大きい飯盒が見つからず、これはアマゾンで購入したもの。4合以上炊けるんだとか。

キャンプはもっぱら飯盒でごはんを炊くのが高橋さん流。なかなか大きい飯盒が見つからず、これはアマゾンで購入したもの。4合以上炊けるんだとか。

部屋の随所にちりばめた、旅の思い出

ーー 高橋さんは海外旅もお好きなんですか?

はい、好きです。2年前はチャリを飛行機に積んで、オーストラリアのメルボルンに1週間行ってきました。先月はアメリカで一人旅をしてきたばかりです。USAメイドのチャリが好きなんですよね。だから向こうのチャリ屋さんを巡って旅したいなぁって思って。

旅先でゲットした、海外のチャリ屋さんのオリジナルボトル。トイレの窓際にディスプレイしている。

旅先でゲットした、海外のチャリ屋さんのオリジナルボトル。トイレの窓際にディスプレイしている。

これはアメリカ・オークランドにある「リヴェンデルバイシクルワークス」という有名なチャリ屋さんのもの。

これはアメリカ・オークランドにある「リヴェンデルバイシクルワークス」という有名なチャリ屋さんのもの。

ーー 家具にもこだわりが?

一人暮らしをはじめるとき、ずっと欲しかったカリモクのチェアーを買いました。椅子を見るのがなんか好きなんですよね。

「CADENCE」というブランドの創始者ダスティンクラインが写るポスター。自転車の魅力にどっぷりとハマったキッカケの人だそう。

「CADENCE」というブランドの創始者ダスティンクラインが写るポスター。自転車の魅力にどっぷりとハマったキッカケの人だそう。

大学生時代からカメラ好きという高橋さん。トイレの壁には仲間の写真と、ドル札がひらり。

大学生時代からカメラ好きという高橋さん。トイレの壁には仲間の写真と、ドル札がひらり。

だるまとマトリョーシカは、高橋さんの働くお店で毎年作っているノベルティのひとつ。インテリアとして部屋に並ぶ。

だるまとマトリョーシカは、高橋さんの働くお店で毎年作っているノベルティのひとつ。インテリアとして部屋に並ぶ。

まだまだ広がる、外遊びへの想い

ーー 今後やりたいことって何かありますか?

アクティビティーで言えば、ロッククライミングをやってみたいですね。それに、家庭菜園にも興味があります。あっ、あとまた海外旅に出たいです。キャンピングカーを借りて自転車を積んで、のんびりと。次はカナダ辺りに行きたいですね!

愛車、旅先や仲間との思い出の品、あこがれだったカリモクの椅子…。1DKの限られたスペースを有効活用し、大好きなものに囲まれて過ごしている高橋さん。仕事の都合で休みは週に1日という多忙な高橋さんですが、「とにかく外へ遊びに出かけたい」という彼の想いが、部屋のあらゆるところにちりばめられているように感じました。この度はご協力ありがとうございました!

*高橋さんが勤務するブルーラグのウェブサイト :
http://bluelug.com

写真/茂田羽生

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