.HYAKKEI編集部も運営・制作に参加している山の日サミット。

前回の記事では、そのサミットの概要と当日の様子をご紹介しました。

この山の日サミットの醍醐味は実際の活動。山の日を機に一堂に会して以来、着々とそのプロジェクトが進んでいます。

今回は、活動の一つである森林調査とその内容についてご紹介します。

シカの食害による八ヶ岳荒野化の危機

山の日サミットプロジェクトのメインフィールドは八ヶ岳。その景観と山々の美しさを守るために今回のプロジェクトは発足しています。

シカの食害による八ヶ岳荒野化の危機|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の2枚目の画像

以前、.HYAKKEI編集部も実際に八ヶ岳に登り、硫黄岳山荘のオーナーである浦野さんに実情をお伺いしました。

八ヶ岳が今どのような状況なのか、ここでもう一度おさらい。

シカの食害による八ヶ岳荒野化の危機|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の4枚目の画像

八ヶ岳を危機に晒している原因の一つがシカによる剥皮食害です。

登山道を歩いていても、木々の皮が剥がれているのを見受けることができますが、これのほとんどがシカによる食害です。

シカの食害による八ヶ岳荒野化の危機|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の6枚目の画像

元々はシカも麓で生活していたようですが、山へ山へと追いやられ、本来なら食べ物として適していない樹皮を食するようになっていったそう。

シカの食害による八ヶ岳荒野化の危機|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の8枚目の画像

樹皮を剥がされてしまった木々は、養分が十分に行き渡らなくなってしまい、やがて立ち枯れの状態、そして倒木にまで至ってしまうのです。

シカの食害による八ヶ岳荒野化の危機|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の10枚目の画像

それによって、木々の根も弱体化していき、土砂崩れ等によって、どんどん流れていってしまう。このような悪循環を生み、現状のままでは八ヶ岳が荒野になってしまう可能性があるのです。

それを回避すべく立ち上がったのが、山の日サミットプロジェクトというわけです。

クラウドファンディングで人員と資金を

「山を守る」というスケールが大きなプロジェクトのため、賛同し実行を共にできる人と活動や必要なモノを調達するための資金が必要です。

クラウドファンディングで人員と資金を|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の2枚目の画像

そこで現在行っているのが、クラウドファンディング

第一段階として、森林の実態、そしてどれくらいテコ入れが必要なのかの把握と、シカを寄せ付けないための新忌避剤の効果検証をするための調査をします。このクラウドファンディングで募集しているのはその調査隊員と資金。

クラウドファンディングで人員と資金を|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の4枚目の画像

現在もなお、資金および隊員の募集を行っています。

また、このファンドでは、八ヶ岳の自然を守る一員になれるだけではなく、アウトドアグッズを特別価格で手に入れることもできるのです。

大義あるこのプロジェクトに賛同するメーカーも多いです。※以下抜粋。

クラウドファンディングで人員と資金を|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の6枚目の画像
まずは多くの人に外へ出て、自然の中で遊ぶアウトドアアクティビティの楽しさを知ってほしいと思っています。それによって、自ずとその豊かな自然環境に目をむけ、保全について興味関心を持つ一番のきっかけになりえると考えています。私たち自身が自然環境の現状を知り、その保全のために何ができるかを企業規模で考え、行動し、それらをユーザーの方々へと発信していく責務があると考えています。

クラウドファンディングで人員と資金を|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の8枚目の画像
山でも海でも川でも、自然というフィールドにはいつも楽しませて貰っています。山へ行けば「綺麗な雲海」「山肌が朝日で焼けて行くパノラマの景色」に対して、「ありがとう」と思うことも多いのでは?そんなお世話になっているフィールドに対して、何か私達でできること、役に立つことに対しては積極的に参加していきたいと考えています。

クラウドファンディングで人員と資金を|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の10枚目の画像
Buffは一般の登山からスカイラン二ングを楽しむアスリートまでさまざまなユーザーがいます。どんな過酷な自然の中でもそれに対応できる素材と機能を持ち合わせたアクセサリーブランドとして、多くの方ととともに山についての想いを共有すべく賛同しました。山を愛する皆様と共に同じ時間を共有することは今後のアウトドアに新たな価値を生み出すと感じております。

この他にもたくさんのアウトドアブランドが参画して下さっています。

参加メーカーについてもっと詳しく

舞台は西岳と編笠山

今回の調査のメイン舞台となるのは西岳・編笠山。

舞台は西岳と編笠山|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の2枚目の画像

この地帯は八ヶ岳の中でも最もシカの生息密度が高く、食害による剥皮被害も多い地帯です。

しかしながら、まだ調査および対策がなされていない状況のため、調査対象エリアとして選定されました。

舞台は西岳と編笠山|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の4枚目の画像

先日、山の日サミット運営部隊にて下見に行き、細かなエリア決めを行いました。

本調査では信州大学の竹田謙一教授に指揮を頂きます。また、林野庁の竹内智絵さんにもご監修頂き、専門家の方々の知見と知識をお借りします。

調査隊員として実際の現場に参加して頂ける方は、活動を通して上述のような専門家や有識者から自然の知識を学ぶことができます。体力度を考慮して担当エリアを分担するので、登山経験がない方でも安心してご参加頂けます。

舞台は西岳と編笠山|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の6枚目の画像

対象エリアにて数本ずつ木に印をつけ、シカによる影響を1年間モニタリング。また、数十m間隔で、赤外線センサーカメラを木に設置し、シカの出没頻度を調査します。

舞台は西岳と編笠山|「大好きな山を自分たちで守る。森林調査に向けた山の日サミットの取り組みとは」の8枚目の画像

調査隊のみなさまには該当エリアの木々に印をつける作業をお手伝い頂く予定です。

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山の日という新たに制定された祝日をキッカケにこのような活動が始まり、私達の大好きな自然を守っていく。そう考えるととても素敵ではないでしょうか?

いつも何気なく接している山、そして自然に感謝の気持ちを伝えるべくこの活動に参加してみては?

詳細、クラウドファンディングはこちらから↓

山の日サミットプロジェクトに参加する

この記事を書いた人

.HYAKKEI編集部

気になったスポットや情報は足を運んで体験・取材し皆様にお届けします。こんなコンテンツが欲しいなどのご要望やご意見、お待ちしておりますのでお気軽にお問い合わせください!

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