【登山記Vol.8 雌阿寒岳】活火山「雌阿寒岳」を実際にレポート!迫力ある火口に圧巻!?/バン旅百名山
バンライフで生活を送りながら、日本百名山を1年間以内の登頂を目指す2人の大学生!今回の登山先は、北海道に位置し現在も活発な火山活動が観測されている雌阿寒岳。迫力ある自然の姿を見ることができる雌阿寒岳の登山ルートや周辺情報、登山レポートをご紹介します!
もくじ
迫力ある火口を一望できる!?斜里岳の主要コース2選をご紹介
標高1499m!「雌阿寒岳」の特徴は?
コースタイムは約4時間、総距離約5.5キロと比較的短時間で山頂に向かうことができます。
日本百名山にも選出されている「阿寒岳」は東西にある雌阿寒岳と雄阿寒岳2つの山の総称を表し、山頂に近づくにつれ硫黄の匂いが漂う山です。また火山活動が活発な山のため、事前に火山情報などを確認し、急激な硫黄の匂いを感じたら、即座に下山しましょう!
初心者の方でも安心!利用者が1番多い最短で山頂を目指す|雌阿寒温泉コース
このコースは急勾配な場所がありますが、最短で山頂まで目指すことができる人気のコースです。初めは樹林帯を通り、山頂にかけて岩石や砂れき帯が増え、豊かな高山植物をみることができます。初心者の方にもおすすめで手軽に登山することができ、帰りは野中温泉で身体を癒すこともできるルートの1つです。
活火山特有の山のシーンを豊富に楽しむことができる|オンネトーコース
オンネトーオートキャンプ場から始まり、距離は雌阿寒温泉コースに比べ少し長いですが、初心者の方でも活火山特有の山の姿を見渡しながら目指すことができます。
急勾配の場所もありますが、登山道もしっかりと整備されており山頂までの登山道には高山植物も多くみることができるコースの1つです。
活火山登山が楽しめる雌阿寒岳を実際にレポート!(雌阿寒温泉ルート)
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。北海道の百名山の中でも手軽に楽しめる雌阿寒岳。登山口には温泉もあるため疲れた体を癒してくれます。
野中温泉登山口から登山開始。神秘的なコケの世界を楽しもう!
雌阿寒温泉登山口からいざ登山開始です。登山口にはルートの所要時間や距離がわかる看板があるので登山される方は一度目を通しておくのもアリですね。
登山開始からしばらくは美しいコケと木々の世界を堪能します。今回の登山は雨ということもあり一層輝いて綺麗に見ることができました。
ついついこの神秘的な世界観に見とれてしまいます。
登山開始から20分ほどで1合目に到着です。雌阿寒岳は等間隔で標識や案内板があるため道迷いの心配をすることなく大自然を楽しむことができます。
悪天候のなかでも時折顔を出してくれる太陽の光が美しい木々を照らしてくれます。
登山開始から40分ほどで3合目に到着!ここからは少し開けてハイマツ帯を進んでいきます。
ハイマツ帯を進むと活火山らしい風景が!
林道が終わり、ハイマツ帯に入ります。少し急勾配のところもありますが、基本的にはかなり整備された登山道で、気軽に楽しむことができます。また、登山道がかなり狭い箇所があるのですれ違う人や周りの草木に注意しながら進みましょう。
少し開けてきたタイミングで、活火山らしい硫黄の匂いが漂い始めます。
4合目からは麓を見下ろすことができ、ここで一休みするのもあり!
本日はあいにくの天気だったため絶景はお預けでした、、
4合目から5合目の間にはかなり大きな岩がドカン!活火山らしい風景ですね。
5合目に到着です!ここからは火山ならではの赤土を踏みながらの山行です。
本格的な急勾配が!火山ならではの「赤い土」
5合目を過ぎるとゴツゴツした岩の急勾配が待ち受けています。足場が悪いため足をくじいてしまわないように注意しましょう!
本格的に火山らしい土の色に!この褐色の色は火山灰の風化生成物であり酸化鉄の色なんですね。普段見られない光景にテンションも上がります。
登山開始から1時間30分ほどで7合目に到着!ガスガスで周りは何にも見えません、、、
7合目には噴火警告の看板があり、注意事項や対策、緊急連絡先まで記載しているのでしっかり目を通しておきましょう。
いよいよ山頂間近!ゴツゴツした道を登れば雌阿寒岳山頂!
8合目を過ぎたあたりは植物は存在せず、石がゴロゴロとしている道をつづら折りで登っていきます。雨の日では地面がぬかるみ、足を取られてしまうこともあるので注意しながら登っていきます。
登山開始から約2時間で9合目に到着!本来ならここから素晴らしい景色をお届けしたいところですが本日は残念ながらガスが雌阿寒岳を覆ってしまっていました。
9合目から山頂までは比較的緩やかな上り坂が続きます。地面は土に覆われているため、かなり歩きやすい印象でした。(トレイルランニングで駆け上がっても楽しそう!)
ついに雌阿寒岳の頂へ!壮大な火口が見えるはずが、、、
雨が降りしきる中、雌阿寒岳登頂です!天気が良ければ活火山の絶景を見ることができたと思うと残念な気持ちですがお天道様には敵いません。曇りでも曇りなりの楽しさがあるのが登山!
晴れていればこんなにも迫力のある景色が!
疲れた体を癒してくれる登山口の温泉「野中温泉」へ!
登山後は雌阿寒温泉登山口にある野中温泉で体を癒していきましょう。
洗い場はありませんが、大自然の中にある本物の温泉を堪能することができます。
料金:大人400円 子供200円
場所:
イケダ・コスギ的ベストスポット&ピクチャー
爆風と雨が降りしきるなかGoProで自撮り!悪天候もなかなかいい思い出になりました。
本日のスケジュール
※コースタイムには個人差がありますので、参考程度にご覧ください。
雌阿寒温泉登山口(7:00)
3合目(7:44)
5合目(8:15)
雌阿寒岳山頂(9:12)
雌阿寒温泉登山口(10:20)
野中温泉(11:30)
最後のコンビニ、トイレはここだ!
最後のコンビニ情報!
全国の皆様、補給食、日焼け止めなどの用意はお済ですか?最後のコンビニでトイレを済まし、軽食をゲットしてから最高の登山を楽しみましょう!
ローソン 阿寒湖温泉四丁目店
最後のトイレはここだ!
【雌阿寒岳温泉コースの方】
登山口から500Mの位置にある雌阿寒温泉公共駐車場には公共トイレがあります。
【オンネトーコースの方】
オンネトー国設野営場は公共トイレがあります。キャンプ場奥のキャンプ場管理棟にあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
あいにくの天候で、阿寒岳特有の火口の姿を見ることはできませんでしたが、活火山特有の岩場や独特の土壌を手軽に楽しむことができました。また、山頂にかけてはやはり硫黄のにおいがきつくなってくるので、硫黄が苦手な方は控えておいた方がよいかもしれません。
阿寒岳の一般ルートはコース距離も比較的短く、整備された登山口のため次回は登山ではなく、トレイルランニングでも挑戦してみたいなと思わせる山の1つでした。
皆さんも、1度は迫力の活火山の山を登山してみてはいかがでしょうか。
以上、「雌阿寒岳」からでした!
次回予告!?標高2291m、北海道最高峰の山「旭岳」!
次回は、日本一面積の広い大雪山国立公園に2,000m超えの山が連なる大雪山の主峰である、旭岳に挑みます。圧倒的広さの中にある自然には、数々の山々が連なっており、初心者から上級者まで様々な方にも楽しまれている山の1つです。
次回もお楽しみに!
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現在絶賛休学中のおんせん県大分の大学に通う大学生。
学生初、バンライフをしながら一年以内に日本百名山全山登頂を目指して奮闘中。
二人とも関西出身で、アウトドアや登山が大好き!