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  • キャンプ好きが贈る、キャンプの体験レポートです。日本にはたくさんのキャンプができる、自然あふれる素敵な場所がたくさんあります。.HYAKKEIでは、そんな場所に実際に足を運び、五感で楽しんだ自然体験記をお届けします。きっとキャンプに行きたくなりますよ!

八ヶ岳の麓で、自然とつながる「青木の平キャンプ場」

こんにちは。Backpackers’ Japan(以下、BJ)の興梠です。

BJはこれまでゲストハウスやホステルを展開してきましたが、新たにキャンプ事業に参入することになりました。今回は、BJが運営代行を行うことになった八ヶ岳の麓「青木の平キャンプ場」と、新規事業にかける僕たちの想いをお伝えしたいと思います。

八ヶ岳の麓「青木の平キャンプ場」とは

八ヶ岳の麓で、自然とつながる「青木の平キャンプ場」

標高約1,350m。八ヶ岳の麓にあり、総敷地面積は67,000㎡に及ぶ広大な土地。

レタス街道と呼ばれるレタス畑の真ん中を走る国道から細い農道に入り、緩やかな坂道を下っていった先にある、なかなか人目につかない、しかし緑の美しい土地。場内には沢が流れ、白樺を始めとした高原の木々が光を受けて輝く、自然が魅力のキャンプ場です。

キャンプ場を徒歩でゆっくり1周すると小1時間かかるほどに広大な土地です。それ故、色んなサイトを選んで使うことができます。気に入った場所を見つけて、好きな人たちと、思い思いの時間を過ごしてください。

そして、たまにキャンプ場に住み込みで働く運営メンバー3名と共に、焚き火を囲んでくれると凄く喜びます。すごく…。

新規事業にかける想い

新規事業にかける想い

COVID-19による東京都の緊急事態宣言下において、昨年の4月、BJでは全店舗での休業を決め、同時に社内で新規事業発案ミーティングが開催されました。そこで僕はキャンプ事業の企画書と事業計画をまとめ、提案。役員からの意見入れを経て、正式にBJの新規事業として採択されることとなりました。

しかし、発案ミーティングでは「キャンプ場」として提案したものの、そもそも僕はただキャンプ場をやりたいわけではありませんでした。

この事業の根底には、 “人と自然がつながるフィールドを生みたい”という想いがあり、その場を通して自然の素晴らしさを伝え続けることにあります。

僕自身、ダイビングやサーフィン、トレッキングやトレイルランニングなど、一つのアクティビティに没頭するというより、自然とつながり、感じる体験の幅を広げることが好きで色々とトライしています。キャンプもその大きな枠組みのなかの一つとしてあります。

このフィールドではキャンプを一つの手段と位置付け、さまざまな目的を持った人たちが自然の中へ訪れ、実践できる。そんなフィールドを生みたいと考えています。

現在はまだ、自社のキャンプフィールドとして開業できるまでのフェーズには至っていません。

しかし、キャンプという枠を越え、「衣」「食」「住」「遊」「働」を通して、自然を感じられる体験をコンテンツとして整備し、自然を感じる体験の幅を広げていきたいと思っています。

「自然とともにある。」

「自然とともにある。」

自然を感じさせてくれるものは様々あります。

北海道の知床のような雄大な自然や、小笠原諸島のような、手付かずで残された美しい自然。いつも通る道路沿いに自生する木々や草花たち、窓を開けて聞こえる小鳥の囀り、車窓から見える夕陽に染まる空模様に自然を感じる人もいるでしょう。

少し離れた場所にある雄大な自然も、街中で見かける小さな自然も、私たちの周りにある確かな自然です。

僕たちは遠くの自然と近くの自然を区別せず、同じ自然として感じ取れる心の状態をつくりたいと思っています。

八ヶ岳の麓で、自然とつながる「青木の平キャンプ場」


新型コロナウイルスにより生活様式が見直され、深刻な地球環境問題の悪化により、人間と自然との関係性が見直され始めています。
しかし、日本文化にはそもそも人と自然を分ける考え方はありませんでした。

現在僕たちが一般的に認識する「自然」の概念は、Natureを翻訳する際に一緒に海外から輸入された考え方であると言われています。

それまで、自然(しぜん)は、元々「じねん」と呼ばれていました。自然(じねん )とは自ずからそうあること、本来そうであること。

八ヶ岳の麓で、自然とつながる「青木の平キャンプ場」

古くから日本思想では、自然は人や街の対極にあるものでも、観察対象でもなく、ただ身の回りに当たり前にあるものだったではないかと思います。

家族や恋人、友人など、身近な人たちを大切にするように、自然も自分のそばにある身近な存在として大切にできたら、そこにはきっと心地のいい世界があると信じています。自然を区別するわけではなく、自然と対立するわけでもなく、ただ自然とともにある。

そんな想いを育みながら、これからキャンプ場の運営代行を始めていきますので、みなさんぜひ遊びにいらしてください。運営メンバー一同、美しい自然とともにお待ちしております。

写真提供:本間 貴裕(SANU / Backpackers’ Japan)

■施設概要
名称:八ヶ岳の麓「青木の平キャンプ場」
住所:〒384-1408 長野県南佐久郡川上村樋澤1402
URL:https://aokinodaira.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/aokinodaira_campfield/
電話:070-4024-1135

■ 利用料金
大人:1500円(1名)、小学生:1000円(1名)※未就学児無料
車:1000円(1台)、バイク:500円(1台)

CI / CO時間
チェックイン:13:00~18:00
チェックアウト:~11:00

アクセス
:東京都心から車で約2時間30分
電車:JR 小海線 野辺山駅(最寄駅)から徒歩25分
バス:新宿9:00発⇒清里・八ヶ岳行き、12:40分野辺山駅着(現在、コロナウイルスの影響により運休中。)

予約
メールアドレス:aokinodaira@gmail.com
電話番号:070-4024-1135
①氏名 ②住所 ③電話番号 ④チェックイン日・チェックアウト日 ⑤ご利用人数・乗り物の台数、をメール又はお電話でお伝えください。

サイト
約100サイト(区画/フリー)
※テントサイトのみ。ロッジやキャビン等はありません。

ルールについて
消灯時間や細かなルールなどは特に設ける予定はありませんが、繁忙期や混雑時に限り一時的に設けることがありますのでご理解の程よろしくお願い致します。(※一部のエリアを除き、直火禁止)

八ヶ岳の麓で、自然とつながる「青木の平キャンプ場」
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