はじめまして、こんにちは。
今回より.HYAKKEIにて記事を書かせていただく事となりました南埜将志(ミナミノマサシ)と申します。

いろいろと縁が重なり、エベレストのトレッキングに行ってまいりました。
その様子を皆様にお届けすべく筆を執らせていただきます。

初めての登山

本題に入る前に、まずは簡単に僕のことを知っていただければと思います。

登山をはじめたのは20歳の頃、僕の地元でもある大阪の金剛山という山に登ったのが最初です。

当初は友人とフグを食べに行くためにバスツアーに応募していたのですが、まさかの直前に定員割れで中止。
僕が冗談のつもりで『海系ダメっぽいから山でも行こうぜ(笑)』と訳の分からないことを口走ったのが全ての始まりでした。

当時は取り立てて人に言えるような趣味もなく、惰性で毎日を過ごしているような人間でしたが、たった1000mの山頂から見渡した景色に心を大きく揺さぶられたのを覚えています。

友人は疲れ切って『もうコリゴリだ』という感じでしたが、僕は帰宅してすぐ(むしろ帰りのバス内で)次に登る山について調べる程に、この時点で登山の魅力に魅せられていました。

登山を始める前から風景を眺めることは好きだったので、それがまた僕の登山欲を加速させていたのかもしれません。

最初のころは1年間で60回くらい山に登っていましたね。
体力は付きましたが、友人との縁は尽きました(泣)。

脱サラ。

登山を始めて4年が経とうとする頃、僕は当時勤めていた会社に希望を出して岐阜県で働かせてもらうことに。

周りからは『なんで岐阜?』と言われましたが、
ここぞとばかりに『そこに山があるから』とか答えていました。
苦笑いされました。

岐阜県で2年間働きながら山に登り、その頃には3000m峰の雪山にも一人でチャレンジできるまでに。

そうなってくると『もっと色々な山を見てみたい』と思ってしまうのは人間の欲深いところですね。

欲望のままに会社を辞めることを決意。

理由はもちろん『そこに山があるから』。
上司は苦笑いしていました。

山小屋で働く。

とはいえ、勢いで会社を飛び出してみたものの、『山の仕事って何だろう?』状態の僕。

とりあえず求人情報を探すためにアウトドアショップを巡りましたがどこもピンと来ず。

そして好日山荘に行ったとき、たまたま入り口に置いてあったのが、

山小屋で働く。|「山バカ、『エベレスト街道』をゆく #01」の2枚目の画像

『山小屋で働く。』という求人パンフレット。

即決でした。

働くことにしたのは、人気No.1と呼び声高い燕山荘。

志望動機には『以前立ち寄った際、スタッフの方々の温かい接客が・・・』うんぬん書いて提出しましたが、ぶっちゃけ『パンフレットの1ページ目に載ってたからここでいいや』だったことは、ここだけの話です。

動機はともあれ、今思えば、燕山荘に行っていなければ今回こうしてエベレストに行くこともなかったのだと思います。

山小屋生活。

『でも山小屋の仕事ってキツイんでしょう?』

と思われているそこのあなた。

割とその通りでした。

歩荷やヘリの荷揚げ・荷下げ、登山道整備、除雪・・・等々。

働き始めて最初の数週間は、度重なる肉体労働の連続で腰が痛くて夜も眠れないほど。

睡眠時間は平均5~6時間。

お風呂も週1,2回で辛かったなあ・・・(遠い目)

しかし、景色は綺麗ですし山での接客はすごく楽しかったので、山小屋生活は総合すると 最高! の一言に尽きます。

エベレストへと導かれる出会い。

そんな山小屋生活にも徐々に慣れだした夏ごろ、のちに僕がエベレストに行くきっかけとなる人物と出会いました。

たまたま燕山荘に遊びに来ていたネパールのシェルパ族、アン=ドルジ=シェルパとニマ=タシ=シェルパの二人です。

仲良くなり、会話をするうちに彼らがエベレストの麓でロッジ経営や、登山ガイドをしているということを知ります。(なんと登山家・野口健さんのガイドを務めたこともあるのだとか。)

会社を辞めてから山欲がMAXだった僕にとって、それはタナからボタモチ?ヒョウタンからコマ?そんな願ってもいない幸運でした。

エベレストなんて映画や小説だけの世界だと思っていましたから。

エベレストへと導かれる出会い。|「山バカ、『エベレスト街道』をゆく #01」の5枚目の画像

『もっと色々な山を見てみたい』というボヤっとした、漠然とした目標しかなかった僕ですが、『海外の』それも『世界一の』山に行くというのはまさに僕が求めていたものでした。

縁に縁が重なり、現地の知り合いが二人もできるという幸運。
このチャンスを逃せば二度と巡ってこないかもしれない。

僕はエベレストベースキャンプを目標として、単身、ネパールに行くことを決意しました。

南埜 将志

登山の魅力をより多くの人に伝えたい!

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この記事を書いた人

南埜 将志

北アルプスは燕岳・燕山荘の元スタッフ。山岳写真ばかり撮って生きています。一眼レフと三脚を小脇に抱え、今日もどこかの山を奔走中。若年層にも登山をもっと身近に感じてもらいたいと思っています。

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