【総延長1697.2km】東海自然歩道を踏破せよ!|#01 高尾山口〜相模湖編
(※こちらの記事は2017年7月16日に公開された記事です)
.HYAKKEIをご覧のみなさん、はじめまして。
フリーライターの田中嘉人(たなかよしと)と申します。
今私は、高尾山口にきています。
突然ですが、みなさんは東海自然歩道をご存知でしょうか?
東海自然歩道に関しては、以前.HYAKKEIにも記事がありましたね。
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1都2府8県日本の大動脈を貫く!「東海自然歩道」ってなんだ!?
東京都八王子市にある『明治の森高尾国定公園』から、神奈川県、山梨県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府を横断し、大阪府箕面市にある『明治の森箕面国定公園』までをつなぐ自然歩道です。
自然歩道といえども、ただただ山道が続くわけではありません。コースは、自然に触れられることに加え、貴重な文化財に触れられることを条件に選定。日常生活では体感できない自然×文化を一度に味わえるルートです。
つまり、高尾山から東海自然歩道を突き進んでいけば、日本の自然や文化に触れながら、いずれ箕面に到着するということ…?
ちなみに東海自然歩道の全長は1697.2km。1日50km進んだとしても約34日かかる計算です。また、標高が1000mを超えるエリアもあり、自然の厳しさにも触れることも。決して容易ではない道のりですが…やはり…挑戦してみたい…!そう!東海自然歩道の踏破に!!
というわけで、.HYAKKEIの協力のもと、私田中は東海自然歩道の踏破にチャレンジすることになりました。ただ、私はズブの素人。毎日歩き続けることは現実的ではないので、東京から東海自然歩道まで通いながらゴールを目指したいと思います。
今回は記念すべき第1弾!高尾山口から相模湖までのルートを歩んでみたいと思います!レッツゴー!!
東海自然歩道の起点
まず目指すは、高尾山頂。…ですが、まずは東海自然歩道に関する情報を集めたいところ。ケーブルカー乗り場の周りをウロウロしてみると…
ありました。東海自然歩道案内図。地図上に赤のラインで記されているのが、東海自然歩道です。ちゃんと東京から大阪まで続いているし、愛知・岐阜間、三重・滋賀・京都間は道が分岐していますね……え?どういうこと…?
総延長1697.2km…途方もなさすぎてその距離感にピンときません。ただ、「心身の健康と安らぎを与え」てくれるのはうれしい!最近太ってしまったので、東海自然歩道を歩きまくって健康を目指したいと思います。
そして、記念すべき東海自然歩道の起点。
覚悟を決めて、いよいよ出発!高尾山の数ある登山道のなかでも自然研究路1号路で、山頂を目指したいと思います!ではでは、行ってきまーす!!
高尾山口から山頂を目指して
遠足に来ている小学生たちと一緒に緩やかな坂道を登っていきます。「こんにちは」と挨拶を交わしながら、サクサクと進みます。
あれ?気がついたら、次々に抜かれていく…。
汗が滝のように噴き出してくる…早くも日頃の運動不足を痛感…!
そして、「こんな企画提案しなければよかった」と後悔する……。1697.2kmなんて絶対無理でしょ。
それでもどうにか30分ほどでケーブルカーの『高尾山駅』へ。平坦な道が続きます。しばらくすると人気のビアマウントが視界に入ってきました。
今ビールを飲んだら絶対に美味しいけど、飲んだら企画自体が終わるし、そもそも午前中で営業時間外だから、と自分を律する。
今は団子よりも水分が欲しい…。
しばらくすると、進行方向左手に絶景が!テレビで見たことあるやつ!天気が良ければ最高だったんだろうなぁ。少しずつ呼吸も整ってくる。
しばらく進むと参道に。吹き抜ける風がひんやりと気持ちいい。
参道をしばらく進むと二手に。明らかに過酷な階段と平坦な道…どうする…?
体力が回復してきたので険しい道を目指す。
そして疲れる…。結果、ヘトヘトのまま薬王院の入り口に到着。序盤でバテてて、本当に大丈夫なのだろうか…?
境内では天狗がお出迎え。迫力のある表情!
そしていよいよ本殿へ。しかし、またも目の前に階段か…!手すりにつかまりながら一段ずつ登る。
そして本殿で旅の無事をひたすらに祈ります。どうか怪我なく無事に踏破できますように。
そして、薬王院本殿の裏手には、山頂まで続く道が。
長い石段をゆっくりと登り…
木漏れ日のなかを突き進んでいく。そして…ついに…
登頂〜!!ここが標高599m、高尾山の山頂です!!やったー!!!高尾山口からおよそ60分ほどで到着しました。
一緒に歩いてくれる人、募集中。
1983年生まれ。静岡県出身。静岡文化芸術大学大学院修了後、2008年にエン・ジャパンへ入社。求人広告のコピーライターとしてキャリアをスタートする。その後、Webメディア編集チームへ異動。CAREER HACKをはじめとするWebメディアの編集・執筆に関わる。2017年5月1日、ライター編集者として独立。