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  • キャンプに関するハウツー記事一覧です。タープやテントの建て方、ロープの結び方、焚き火の起こし方、ギアの使い方といったキャンプで役に立つアウトドア基本情報から、チルなキャンプ時間を過ごすヒントまで、初心者の方から上級者の方向けに丁寧にご紹介します。

そこにテント張っちゃダメ!雨や悪天候時のキャンプ対策をまとめました!

キャンプの時に急に雨が降ってくることありますよね?悪天候時の事前対策と対応などを紹介します!キャンプ初心者の方も経験者もしっかりチェックしましょう。

悪天候対策の基本!キャンプ初心者でも、ペグダウンをしっかりと!

大前提として、悪天候時にはしっかりとペグダウンをしておく必要があります。っといっても、天気が悪くなった時に大雨の中でペグダウンはしたくないですよね?つまり、日常的にペグダウンはしっかりとやる習慣をつけていた方がいいです。その方がテントも長持ちします。

風の通り道を避ける!

基本的に風が強い場所というのは高原のキャンプ場や山と山の谷間にあるキャンプ場です。
高原の場合は遮るものが少ないため、風の影響をもろに受けてしまいます。谷間のキャンプ場は山々にぶつかった風が一緒になって吹き付けるので非常に強い風が吹くことが多いです。
普段街中を歩いていて、ここはビル風がすごいなーって思う時ありませんか?あれと似ている状態が谷間のキャンプ場では発生します。
では、風が強く吹く場所とはどのような場所なのか、写真で説明します。

こちらの写真をごらんください。青々とした芝生に綺麗にテントとタープが張られていますよね。キャンプするにはもってこいの天気です。ただし、ここは風に対して注意が必要な場所なのです。

こちらは別の日に私のテントを立てた写真です。先ほどの写真でコールマンのテントが張られていた所と同じ場所です。写真の奥は海なのですが、ちょうど茂みと茂みの間に木々がないですよね?このような場所は、海からの風を遮るものがないので非常に強い風が突発的に吹きやすい場所、つまり風の通り道なのです。
風が強いことが予想される際は、こういった場所を避けてテントを設営した方がいいです。

サイトの特性を知り、水の流れを読む!

では、次は雨に関する対策、対応です。
まず大原則として、雨でテントの中が濡れてしまう場合はほとんど下からの浸水が原因です。降り続く雨が直接テントの中に侵入してくることはあまりないです。ですから、グランドシートやフットプリントと呼ばれるシートをテントの下に敷きましょう。ホームセンターなどで売っているブルーシートでも代用可能です。これがあるのとないのとでは大きな違いです。

では、次にどのような場合に浸水してしまうのか説明します。
キャンプでテントを張る時、地面がどんな状態かによって浸水しやすいかどうかがおおよそ決まります。
芝生や砂利のテントサイトは比較的水はけが良いとされていて、土のサイトは水はけが悪いことが多いです。

これは栃木県の那須にあるキャンプラビットのテントサイトの砂利です。こういったサイトは比較的水はけがいいです。

こちらも栃木県那須にあるメープル那須高原キャンプグランドのキャンプサイト。水は上から下へと流れていきますよね。つまり写真右側の斜面であれば、まるで川のように水が流れていくのですが、ここはしっかりとサイトが作られているのでキャンプサイトが小川と化すことはほとんどないでしょう。
この写真は区画サイトでしたが、フリーサイトのキャンプサイトでありがちなのは、小高い場所から低地の方へ水が流れていってしまい、低地のテントがもろに水を受けてしまうことです。
フリーサイトでキャンプをする際は少し場内を見渡して、他の場所よりも高い所にテントを建てるのが得策です。

まとめ

いかがでしたか?
少々長くなってしまいましたので、まとめますと

・ペグダウンは普段からしっかりと!
・風の通り道を避けてテント設営を!
・グランドシートを敷くように!
・水はけがいいサイトは芝生や砂利のサイト。
・フリーサイトにテントを設営する場合は周りよりも高い場所へ!

以上です。これらの対策をしてもなお雨や風で身の危険を感じる場合は、バンガローなどの施設への移動も検討してください。不安であるならば事前にキャンプ場の管理人さんに一言相談をしておきましょう。また、雷が激しい場合はすぐに車の中、もしくは屋内へ避難してください。テントの中にいることは危険です。

備えあれば憂いなし!予備知識をしっかり持って楽しいキャンプを!

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