![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/11/a131fe0203260edb41de35754f5bb383.jpg)
紅葉シーズンに訪れたい絶景!鳴子峡は、“奥の細道”を歩いて行こう
仙台駅から鳴子温泉駅までは乗り換え1回
鳴子峡に一番近い駅は、JR陸羽東線「鳴子温泉駅」です。仙台駅からのルートは2つ。古川駅まで新幹線で行くか、それとも小牛田駅までJR東北本線で行くか。いずれの駅からもJR陸羽東線に乗り換えとなりますが、同線は運行本数が少ないので、あらかじめ時刻表をチェックすると安心です。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/f9faba21cf45b194d278738e24038ef4.jpg)
乗り換えの待ち時間にもよりますが、古川駅経由で1〜1.5時間、小牛田駅経由なら2〜2.5時間が移動の目安です。
尾芭蕉の歩んだ“奥の細道”を通って鳴子峡へ向かう
鳴子温泉駅から鳴子峡までは、自家用車やタクシー、バスでの移動が一般的です。しかし出来ることなら、ぜひとも徒歩で訪れることをおすすめします。鳴子峡までの道のりは約4km。ゆっくり歩いても1時間かかりません。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/7f9a1e20214d7ecf62c7d4e927553900.jpg)
山に囲まれた地域ですが、道中ではよく水の流れる音が聞こえてきます。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/4ecd66609ee59aa017810a7e1e51a030.jpg)
深々とした木々の緑と、透き通った水とのコントラスト。紅葉の時期には、また違った顔を見せてくれることでしょう。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/8bf8dd4a79ca6a93f42f41cb030979fd.jpg)
子峡までは北羽前街道(国道47号線)が最短ルートですが、途中にある鳴子トンネルは徒歩での通り抜けができません。迂回路が用意されていますが、ここでぜひ“奥の細道”を通ってみてください。入口は街道右手にあります。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/3acb208798b503625b11bf084730a756.jpg)
林道では木々の間から光が差し込み、清々しく幻想的な雰囲気が感じられます。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/5f16d31473ad47a56e0e4d106a28def8.jpg)
『尿前の関』など、各ポイントでは看板に解説が書かれています。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/d20abe5415441c0fc412f4c75e78db15.jpg)
全国に点在する芭蕉の句碑が、ここにもあります。森にひっそりと佇む句碑は、なんとも厳かな様相を呈しています。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/2991f4454400692c4c599c88bae24ed1.jpg)
出羽街道 中山越に入ると、少々急な山道になります。ただし、階段や手すりロープが整備されているので、ゆっくり登れば問題ないでしょう。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/80b5e6a9b2f80ae826d4e8085f7b2d8e.jpg)
ただしタイミングによって、通行止めとなっている区間もあります。危険ですので、案内に従って、通れない場合には北羽前街道を進みましょう。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/1b32ccbbe2c3c97e3dab9d64c4a8e5ef.jpg)
道中では、さまざまな自然との出会いが待っているかもしれません。こうした経験も、歩いてみなければ得られないものです。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/34cf07e1b9ba0848eaf46ab58bd56325.jpg)
帰り道はコースを変えて、北羽前街道とその迂回路を経由してみてもよいでしょう。また違った景観を楽しむことができます。急な坂道がありますが、帰りなら下り坂なのでさほど大変ではありません。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/5ec9f7464db9351d84251d8545b09247.jpg)
鳴子温泉駅に戻れば共同浴場「滝の湯」などをはじめ、周囲に数多くの温泉があります。日帰り湯で汗を流せば、歩いた疲れなんて吹き飛んでしまうはず。せっかくの鳴子峡、自分の足でそこまでの道のりも楽しんでみてはいかがでしょうか。
<滝の湯>
宮城県大崎市鳴子温泉湯元地内
営業時間:7:00〜22:00
定休日:無休
料金:150円
子峡にある複数の見晴台・展望台で、それぞれ違った景色を楽しむ
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/213cf5a3df70e0ae26846275b803f7c2.jpg)
紅葉の名所として知られる鳴子峡。周囲には、いくつもの見晴台や展望台が設けられています。その中でも、まず訪れたいのが『鳴子峡レストハウス』です。
<鳴子峡レストハウス>
宮城県大崎市鳴子温泉星沼13-5
営業時間:8:30~17:00(レストランは〜14:30)
定休日:無休(12~3月は閉鎖)
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/1dd716a96491015c31bdca3294c1e0bd.jpg)
紅葉シーズンとなれば、大谷橋と紅葉とのコラボレーションは、レストハウス奥にある展望台から見ることができます。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/e555a1d608383cb7c934444925fbe19d.jpg)
JR陸羽東線の列車を見下ろせるスポットもあり、鉄道好きにはたまりません。姿を見せる前に、遠くから汽笛が聞こえるのも趣があります。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/290ec9d045ace59c6db1dfef2ef3fd8d.jpg)
尚、この見晴台は「鳴子温泉駅」と「中山平温泉駅」の中間にあり、双方向の景色を眺めることができます。中山平温泉駅側は線路が長く見えるので、ゆったりと列車の姿を楽しめるでしょう。
澄んだ空気と大自然の素晴らしい景色。自らの足で“奥の細道”に残された歴史を感じながら、鳴子峡の絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと日常から離れた、特別な時間を過ごすことができるはずです。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/11/cf8bcaff6992e3ef4a3613ba8c6029a2.jpg)
全国各地を自らの脚で走り回るスポーツライター
“走る”フリーライター 兼 ナレッジ・リンクス(株)代表。その他、中学校の陸上部コーチも務める。趣味はマラソンとトライアスロン。レース出走は年間約20本、月間走行距離は500km以上。全国さまざまな場所で走り回っている。