【2022年度最新】登山者が選んだ登山テント「TOP11」を公開
失敗できない登山テント(山岳テント)選び、登山者の皆さんが何を使っているのか気になりますよね。.HYAKKEIのインスタフォロワーさんに実際に登山で使用しているテントのアンケートを実施。270名の回答(複数回答可)を集計し、リアルなランキングを発表いたします!
近年、山岳テントを扱うブランドが増え、大手アウトドアブランドはもちろんガレージブランドからのラインナップもかなり増えていてます。選択肢が多いのは嬉しいですが、反面、自分のスタイルに合ったテントを探すのが大変になっている感も否めません。
まだ世に知られていないガレージブランドを発見する醍醐味もありますが、指針が欲しいと思っておられる方もいるのでは?
「このテント、さっきも見かけたけど使いやすいのかな」など、使っている人が多いテントはやはり気になります。
実際登山者が使っているテントを知れば自分の求める方向性がみえてくるかも。
今回は .HYAKKEI フォロワーさんに実際使用しているテントをうかがいました。どんなランキングになっているのか、さっそく見ていきましょう!
もくじ
第1位 アライテント
50年以上にわたって高品質な登山用テント、ザックを作り続けてきたメーカー。
「人間が自らの力で移動するための道具を作る」をモットーに製品を開発。
「ヒマラヤでもウラヤマでも」のキャッチフレーズ通り、高所登山や極地探検隊から一般キャンパーまで愛用されている。
当アカウント調べでは軽量コンパクト、かつシーズンによりカスタムできるエアライズが断トツの1位。次いで解放感のある半月型の半月型の入り口が特徴のトレックライズと、居住性と使いやすさを最優先して作られた軽量モデルのオニドームが同率となりました。
第2位 NEMO(ニーモ)
2002年アメリカにて創立。「全ての人に忘れられないアドベンチャーの実現を可能にする」という信念のもと、それぞれのシーンに適したスマートかつ独創的なデザインのギアをリリースし続けている。高温多湿な日本の気候に合わせて作られた「TANI」シリーズが一番人気。次いでテント入門として扱いやすいアトムシリーズをお使いの方が多かったです。
第3位 mont-bell(モンベル)
1975年の創業の老舗登山用品メーカー。創業以来“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”をコンセプトに商品開発を行ってる。高品質ながら抑えられた価格で登山者の強い味方として日本の登山文化を支えてくれる。
軽量化された山岳用のステラリッジシリーズが断トツの人気。テント本体とフライが別売りなので注意。
第4位 finetrack(ファイントラック)
創業者の金山氏が「自分のアイデアで納得できるものを作りたい」という想いで2004年設立。アウトドアスポーツウエア・用具企画歴約30年で培ったノウハウと、少年時代から登山一筋で過酷なクライミング経験もある自身の経験をもとに一つのカテゴリーにとらわれないアウトドアスポーツ全般に向けた革新的アイテムをリリースし続けている。
アンケートでは、カミナドーム1(1人用)とカミナドーム2(2人用)の利用者がほとんどでした。
第5位 MSR(エムエスアール)
MSRは「Mountain Safety Research」の略で、登山者の安全を守る目的で米国の登山家ラリー・ペンバシーにより1969年に創立され、登山用品の安全性向上に貢献。以来50年以上にわたりアウトドアにおける安全性、機能性に優れたギアをリリースし続ける。デザイン性の高さも魅力。
フォロワーさんには軽さと居住性を両立したハバシリーズが人気でした。次点は居住性がよく扱いやすいエリクサーシリーズ。
第6位 ZEROGRAM(ゼログラム)
人が自然に入る影響を限りなく「ゼロ」にしたいという強い意志から生まれた韓国のアウトドアブランド。軽量なギアの開発こそ最も積極的なエコ活動だと考え、「Save Earth Save Us 」のコンセプトのもとULギアやリサイクル素材を使ったギアを展開。
El Chaltenシリーズは設営3分の手軽さに加え軽量、居住性の良さで人気です。
第7位 PUROMONTE(プロモンテ)
2005年設立のMaid in Japan品質にこだわるブランド。ヒマラヤ登山の全盛期にその強靭さからクライマーの信頼を集めたブランド『ダンロップ』の技術を受け継ぎつつ、より一般登山者が使いやすい軽量化されたラインナップをリリースしている。
「軽いのに頼もしい」を徹底追及したオールシーズン向けのダブルウォール≪VLシリーズ≫が人気。
第8位 HERITAGE(ヘリテイジ)
1981年に東京にて設立。1997年に長野県安曇野に移転してからは自社に生産ラインを持ち、企画開発から生産まで社内で完結。社員全員が登山者でありクラフトマンでもあることを原則としていて、各々の登山経験・知識を生かした安心・安全に使える登山ギアを開発しています。
アンケートでは、極限の中で必要最低限の快適な空間を作り出すドーム型ツェルトとの位置づけのクロスオーバードームシリーズが一番人気。次いで快適性と軽量化を両立したHI-REVOシリーズが人気でした。
第9位 SIX MOON DESIGNS
(シックスムーンデザイン)
アメリカオレゴン州で設立したガレージブランド。UL明瞭期から活動を続け、独創的なオリジナルギアを開発している。テントやタープ、ザックに傘などすべてにおいて超軽量ながら使い心地を置き去りにしていないのがポイント。
超軽量ながらフロア付きのワンポールテント、ルナ-ソロが人気。
第10位 big agnes(ビッグアグネス)
2001年にアメリカコロラド州で設立。オフィスは山までわずか数分という環境で、アウトドア好きの社員によって山で製品テストを繰り返すことで、実際に製品が楽しく快適にそして信頼して使用できるかをチェックし、妥協ない開発に取り組んでいる。また、高い開発技術に加え独自の視点から発想し送り出されるユニークで斬新な商品でも注目を集める。
一番人気は超軽量のフライクリークテントシリーズ。ビッグアグネスの代名詞とも言えるテントで、日本の気候に合わせたEXシリーズの展開も。
第11位 Naturehike
(ネイチャーハイク)
2010年に中国で創立。高い技術力をベースに、テントからスリーピングバッグ、キャンプギアまで、幅広い製品作りの総合アウトドアブランド。「ハイスペックな製品を圧倒的なコストパフォーマンスで」のコンセプト通り、驚愕の価格でコスパの良さは抜群。製品のクオリティも満足と高評価です。
人気は軽量で設営のしやすいクラウドアップシリーズ。日本限定カラーあり。
同11位 ROCUS GEAR
(ローカスギア)
2009年に神奈川県相模原市で創業のガレージブランド。強靭かつ超軽量の素材にこだわり、高性能かつデザイン性の高いシェルターやタープを中心に製造・販売しています。素材やカラーが豊富なので、フロアレスシェルターとメッシュシェルターを組み合わせ自分のスタイルに合ったカスタムができるのも魅力。人気のため納品までに時間がかかるアイテムも。
当アンケートではピラミッド型ワンポールシェルターのクフが人気。
こう見ると山岳テントのUL化がかなり進んでいるのを感じます。軽いに越したことはありませんが、ご自身の活動に合ったものを選びたいですね。
「山好きが選ぶ登山テント」というだけで安心材料になるかと思います。
あなたに合った一張りを探す手掛かりになれば幸いです!
.HYAKKEI編集部です。
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