![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/high-cotto-1.jpg)
ハイコット?ローコット?選び方のポイントとおすすめコット4選
キャンプでの睡眠の快適性を格段にアップさせるアイテム「コット」。ハイ・ローコットの違いや、マットとの違い、コットの種類や選び方、おすすめのコットを紹介します。自分に合ったコットを選んでキャンプの満足度をアップさせましょう。
もくじ
コットは簡単に言うとキャンプ用のベッド
キャンプの定番睡眠アイテムのひとつ「コット」。キャンプをはじめたばかりの方にとっては、聞き慣れない言葉かと思いますが、平たく言えば折りたたみ式のキャンプ用ベッドです。元は軍用の装備として生まれたコットですが、今ではキャンプでの睡眠の快適性をアップさせる定番寝具として浸透しています。
コットとマットの違い
キャンプの寝具を選ぶうえで、まず比べる対象となるのがコットとマットです。家の寝具に置き換えると、コットはベッド、マットは敷布団のような違いがあります。
コットのメリットとデメリット
![コットのメリットとデメリット](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/haikotto-8-1-1024x683.jpg)
コットのメリットは背中と接する面が宙にあるので、地面の凹凸に影響されることなく寝れること。マットより重量があるものが多いので、積載に余裕のあるオートキャンプに適しています。デメリットとしては、テントによってはコットを中に入れられない可能性もあるため、組み合わせに注意が必要です。
マットのメリットとデメリット
マットのメリットは、軽量なエアーマットやフォームマットなどコンパクトなものを選択できることです。そのため荷物の限られている登山キャンパーや、バイクパッキングなどに向いています。デメリットは、地面の凹凸をカバーする能力がコットに劣ること。コットと違って、すべてのテントに入れられます。
コットとマットの併用が最も快適
![コットとマットの併用が最も快適](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/matto-cott-heiyou.jpg)
コットかマットか選ぶ考え方もありますが、欲を言えば両方あると快適さがアップします。ベッドの上にマットレスを敷いているような状態なので、家のベッドにより近い感覚です。コットの上にウレタン入りの厚めのエアーマットの組み合わせが最も快適とされています。
コットを選ぶうえでのポイント
テントに収まるかどうか
![テントに収まるかどうか](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/high-cotto-2.jpg)
まずコットを選ぶ際に確認すべきは、組み立て時のサイズ。コットによってはテントの中に納めることができない場合もあります。ファミリー用の大型ドームテントなどを使用している場合は大丈夫ですが、ソロ用の小型テントを使用している場合は、テント内のフロアとコットの寸法をよく確認しましょう。
組み立てやすさ
![組み立てやすさ](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/haikotto-5-1-1024x683.jpg)
組み立てやすさも確認すべきポイントです。コンパクトになる分、組み立てが面倒なものや、収納サイズが大きい代わりに組み立てが簡単なものまでさまざまです。
コットの幅が体型に合っているかどうか
![コットの幅が体型に合っているかどうか](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/cotto-dod-low.jpg)
コットの寝心地に影響するポイントとしてコットの幅も要確認です。体や肩幅が広い方が横幅の狭いコットで寝ると、フレームが当たって体を痛めてしまいます。
ハイコットとローコットの特徴と違い
コットには、高さの高いハイコットと高さの低いローコットの2種類があります。それぞれメリットとデメリットがあるので、自分の用途やスタイルに合ったものを選びましょう。
ハイコットのメリットとデメリット
![コットの幅が体型に合っているかどうか](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/haikotto-12-1-1024x683.jpg)
ハイコットのメリットは脚の高さがあるので、地面からの熱や冷気の影響を受けにくい点があります。また寝起きの動作もしやすく、いすの数が足りないシーンでベンチ代わりに使える点も魅力です。
逆にデメリットはローコットより収納サイズが大きく、小型のテントに収まらないことが多い点。中〜大型テントやシェルターを使ったオートキャンプスタイルに適しています。
ローコットのメリットとデメリット
![ローコットのメリットとデメリット](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/haikotto-7-1024x683.jpg)
ローコットのメリットは、高さがないので小型のテントにも入れられるものが多い点です。収納サイズもハイコットに比べてコンパクトなので、バイクなどでのツーリングキャンプにもおすすめ。
デメリットは、脚の長さが短い分ハイコットより地面からの熱や冷気の影響を受けてしまう点です。銀マットやエマージェンシーブランケットなどの熱を反射するシートを、コットの下に敷いて弱点をカバーすることで快適に寝られます。
高さを変えられる2Wayタイプも存在
コットによっては、パーツの差し替えでハイコットにもローコットにもなる商品もあります。複数のスタイルを持っていたり状況に合わせて使い分けたい方は、こういったコンバーチブルタイプがおすすめです。ハイコットとローコットで迷ったら、2Wayタイプを選びましょう。
おすすめハイコット&ローコット
おすすめコット①信頼のクオリティ!Helinox(ヘリノックス)「コットワン コンバーチブル」
![おすすめコット①信頼のクオリティ!Helinox(ヘリノックス)「コットワン コンバーチブル」](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/haikotto-1-1-1024x454.jpg)
アルミポールの世界的トップメーカーDAC社が立ち上げたブランド、ヘリノックスのローコットです。別売りの脚を追加することでハイコットにもなる2Way仕様になっています。耐久性の高さと、シートの張りの良さがもたらす寝心地の良さが人気の秘訣。高価ですが満足度が高い逸品。カラーバリエーションの豊富さも魅力です。
おすすめコット②コスパの高さで人気!WAQ(ワック)「2Way フォールディングコット」
![おすすめコット②コスパの高さで人気!WAQ(ワック)「2Way フォールディングコット」](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/haikotto-2-1.jpg)
コスパの良さで人気を高めている2Wayタイプのコット。ハイコット用の脚パーツも付属するので、オプション購入不要でハイとローを切り替えられます。
おすすめコット③コンパクトさが魅力!DOD(ディーオーディー)「バッグインベッド」
![おすすめコット③コンパクトさが魅力!DOD(ディーオーディー)「バッグインベッド」](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/haikotto-3-1-1024x767.jpg)
コスパと実用性に優れたユニークなアイテムを展開するブランド、ディーオーディーのローコット。コンパクトな収納サイズ(51×16×12cm)が魅力で、バックパックスタイルやバイクでのツーリングキャンプに最適。バックパックにくくりつけて、アウトドアフェスなどに持ち込むのもおすすめです。
おすすめコット④71cmのワイド仕様!ogawa(オガワ)「ハイ&ローコットワイド」
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/10/haikotto-4-1024x264.jpg)
日本が誇る老舗テントメーカー、オガワの2Wayタイプコット。脚の差し替え角度を変えることでハイかローに切り替えできます。横幅71cmのワイドサイズなので、大柄な方や肩幅の広い方も安心。
自分に合ったコットでキャンプの快眠性を高めよう
キャンプでの快眠の強い味方、コット。さまざまなタイプがあるコットの中から自分に合ったものを選び、キャンプをより快適に楽しみましょう。
![](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2021/02/Image.jpeg)
アウトドアライター兼スタイリスト。
キャンプギアと服と食が好き。新しいもの、わくわくするものを求めて、日々彷徨っています。休日の楽しみは、最高の景色の中で、気の合う仲間たちと朝から昼まで飲んで食べること。