自転車初心者もハマる!胸が高鳴りすぎる「BEB5土浦」の輪泊!
自転車と過ごす日常って、良いかも!
これまで自転車は近所のスーパーや歯医者に行くときに乗る程度で、サイクリストとは縁遠い生活を送っていた筆者ですが、星野リゾートが運営する「BEB5土浦」に宿泊してからというもの、すっかり自転車の魅力にハマっています。
そこまで高価なモデルではありませんが、さっそく電動アシスト付きのクロスバイクを購入したくらいにはハマってしまいました。
もくじ
星野リゾート初! 自転車旅を満喫できるホテル
「星野リゾート BEB5(ベブファイブ)土浦」は2020年10月22日(木)にオープンしたJR土浦駅直結のホテルです。
サイクリストの聖地とも言える霞ヶ浦や筑波山へ繰り出すのに最適な立地にあるこちらのホテル。「ハマる輪泊」を合言葉に、とことんサイクリストファーストなサービスを展開しています。
たとえばチェックインやホテルの中を移動する際に自転車を折りたたむ必要はなく、そのまま移動することができますし、輪行状態の自転車を組み立てるスペースや簡単なメンテナンスができるスペースも確保されています。
また、レセプションの横にはサイクリストには不可欠な設備であるサイクルラックを完備。
廊下も自転車を押して通れるだけの広さがあり、エレベーターも自転車をスムーズに乗り入れられるように縦長仕様になっているなど、自転車とともに過ごす時間を快適にしてくれる工夫が随所に凝らされているホテルなのです。
自転車上級者と初心者が共存できる面白いスタイル
BEB5土浦はサイクリストに優しいホテルですが、それだけではありません。なんと、自転車初心者も楽しめるような工夫が随所に散りばめられているのです。24時間OPENのパブリックスペース「TAMARIBA(タマリバ)」もそのうちのひとつ。
TAMARIBAは通常のホテルでいうところのロビーに当たる場所ですが、使い方はもっと自由。隣接するBEB CAFE(ベブカフェ)で購入したものを食べたり飲んだり、注文したデリバリーを受け取ったり、常備されているボードゲームや読書を楽しんだり。そのときの気分で自由に楽しむことができます。
BEB5土浦は「ハマる輪泊」を合言葉にしているのですが、何にハマるか、どこにハマるか、それには個人差があります。このホテルの中に様々な面白い企画や工夫で溢れているのはそのため。高い企画力のある星野リゾートだからこそ、提供できるスタイルなのだと思います。
レセプションは入り口を抜け、24時間オープンしているTAMARIBAを通り越した先にあります。
TAMARIBAで自由な時間を満喫したくても、スタッフの目があると思うように寛げないですよね。レセプションが奥まっているのは、お客様にスタッフの目を気にせずゆっくり寛いでもらうためなのだとか。
細かい部分に至るまで、さすがの気づかい! このあたりからも星野リゾートの高いホスピタリティが感じられます。
チェックインは備え付けのタブレットで行います。
TAMARIBAに隣接するBEB CAFEも24時間営業!
BEB CAFEではクラフトビールサーバーやワインの量り売りのほか、ドイツ語でサイクリストの意味をもつ「Radler(ラドラー)」という名前のビールの販売もあるなど、遊び心が満載!
BEB CAFEの横にはオリジナルグッズや各種お土産類の販売があります。特に人気のある一部グッズをご紹介します。
女性人気の高いアルファベットワッペン。サイクルウェアなどに付けたら可愛いかも!
お部屋にも置かれているマルチオープナー。可愛くて使いやすい便利なアイテムです。
スタッフさんも身につけているボディバッグ。よりリラックス感を出すためスタッフさんたちは私服で働いているそうなのですが、目印として黄色のボディバッグを身につけています。小慣れた感じで黄色のボディバッグを身につけている方がいれば、間違いなくスタッフさんです!
ホテル全体がワクワクする仕掛けで溢れているBEB5土浦。自転車に囲まれた空間のせいなのか、気分はすっかりサイクリスト。はやく自転車に乗りたくて、ちょっとうずうずしてきました。
自転車関係の本も豊富でつい読み耽ってしまうかも!?
BEBが掲げるコンセプトは「居酒屋以上 旅未満 みんなでルーズに過ごすホテル」。
部屋で寛ぐも良し、心地良い音量でジャズが流れるTAMARIBAで遊ぶも良し。好きなときに、好きなように、好きなことをする。BEBはこんな“ちょっとルーズな若者の旅”をさりげなく応援してくれます。
全90部屋! 気になる部屋タイプは3種類
BEB5土浦は「プレイアトレ土浦」の3、4、5階部分にあり、部屋数は全部で90部屋。部屋タイプは3種類あるのですが、どのタイプにも共通しているのはお部屋も窓が大きく開放感が抜群ということ。スタイリッシュさの中にもアットホームさが感じられて、とても過ごしやすい雰囲気が特徴的です。
①サイクルルーム
サイクルルームは最も自転車愛に溢れたお部屋です。今回筆者が宿泊したのもこちらのタイプのお部屋。のんびり寛げる広さがありました。
部屋の壁掛け時計は車輪モチーフ! 車輪部分もちゃんと動いていました。
お風呂はあえてのガラス張り。愛車を眺めながら入るお風呂は、自転車ラバーにとってはたまらない贅沢かも!
サイクルルーム限定で、愛車と一緒に添い寝をする特別な寝具セットのご用意もあります。
仕事の合間に翌日自転車で走るコースを選定。ホテルステイのリッチさと、自宅にいるかのようなリラックス感が共存する素敵な空間に気分は上々!
②ヤグラルーム
1〜3名で利用できる、少人数でのグループ旅行や女子会にもぴったりのお部屋です。
ロフトにはベッドが2台。隠れ家みたいでドキドキしますね。クッションも自転車モチーフになっていて可愛い!
食事やお菓子を持ち込んで、友だち同士でハロウィンパーティーやクリスマスパーティーをするのも楽しそう! 休日はヤグラルームから予約が埋まってしまうことが多いそうです。
③ダブルルーム
ビジネス利用にもちょうどいいコンパクトなサイズ感。平日はダブルルームの予約から埋まっていくことが多いとのことです。
大きめサイズのソファはリラックス感があります。ここで仕事をしたら捗りそうです。
ベッドの横にある大きな丸鏡の雰囲気が可愛いとSNSでも注目されていて、最近では鏡越しセルフィーを撮影する女性も多いのだとか。
身体と心を満たす「おいしい」おもてなし
筆者が宿泊したのは食欲の秋真っ盛りの10月。TAMARIBAでは茨城県名産の干し芋を心ゆくまで楽しめる「BEBほしいもフェス」が開催されていました。
美容にも良いと最近注目を集めている干し芋。これはさっそくいただかなくては!
こちらがTAMARIBAでいただける「ほしいもセット(500円)」。よく見かける平干しタイプの干し芋のほか、あまり見かけない丸干しタイプの干し芋も食べ比べることができます。
地元では干し芋を炙って食べるなど自己流のアレンジを楽しんでいる方が多いそう。それに倣いBEB5土浦では色々なアレンジを提案しているとのことで、さっそく筆者も干し芋の新しい食べかたに出会ってきました!
筆者のお気に入りNo.1は黒蜜きなこ。わらび餅のような風味がたまりません! 平干しよりも丸干しのほうがよりわらび餅っぽいかも。
2位はバターシナモン。シナモン好きにはたまらない安定のおいしさです。個人的には丸干しよりも平干しのほうがシナモンの風味を感じられる気がしました。
3位は黒胡麻ハチミツです。干し芋なのに、まるで大学芋を食べているような感覚でした。
BEB5土浦が提供するおいしいおもてなしは干し芋だけではありません。ドドンとメロンを丸ごと使用した「メロンまるごとクリームソーダ(1200円)」は圧巻の迫力!
こちらは音楽野外フェスで1日3,000個を売り上げた大人気メニュー。商品開発者の井坂紀元さんから特別に許可をいただき、公式販売店として認定されました。「メロンまるごとクリームソーダ」を常時食べられるのはBEB5土浦だけなんです!
通常はなかなかお目にかかれない逸品ですが、BEB5土浦に宿泊すれば通年メニュー(1日10個限定)としていただくことができます。
メロンの果肉は半解凍でシャリシャリとした食感。食べ進めるほど甘くなり、バニラアイスとクリームソーダとの相性が高まります。あまりの美味しさに無心で食べ続けた結果、皮がペラペラになるまでスプーンでほじってしまいました(笑)。
そして個人的にBEB5土浦に来たらぜひ試していただきたいと思うのが、自分で作るスムージー(900円)です。
このスムージー、星野リゾートのパティシエが味を決めているそうで、イチゴや数種類のパッションフルーツなどが入っています。朝ご飯としていただくのも健康的だし、味も文句ありません!
スムージーの作り方はいたって簡単! アメリカから直接輸入した「フェンダーブレンダー」という珍しいマシンを“30秒間全力で漕ぐ”だけ。こんなところでも自転車か……と思ってしまうかもですが、サイクリストにはきっとウケるのでしょう!
なぜ全力が良いのかと言うと、ミキサーの歯と自転車のペダルが連動しているから。好みもあるかもしれませんが、筆者としてはふわふわと滑らかなスムージーのほうが硬いスムージーよりもおいしいと思うのです。
写真の左側がペダルを漕ぐ力が弱かったもので、右が全力でペダルを漕いだもの。写真で見ても滑らかさは歴然。
ちなみに、このフェンダーブレンダー導入のアイデアをくれたのは筑波大学の教授なのだそう。ホテル内でも楽しめる珍しい自転車アクティビティを考えていた際にフェンダーブレンダーの存在を教えてもらったのですって!
多くの方が楽しめる仕掛けをたくさん集めるために、多方面から色々な情報を仕入れているのですね。
ホテルなのに!? 御霊入れの儀式を行った本物の神社が鎮座
ほしいもフェスが開催されているこの時期には、欲しいものが手に入るご利益がある「ほしいも神社」の分社も建立されています。TAMARIBA内は黄金色に染まり、大賑わい!
参詣した後、おみくじを引き御朱印もいただきました。
おみくじの運勢は中芋(中吉)。かけがえのない平穏な生活も大切にするようにとのことでした。なかなか深みのあるお言葉です。
いただいた御朱印をよく見ると神社の社印の脇に「星野リゾート BEB5土浦」の印が! ここでしか手に入らない特別感のある御朱印です。ちなみに御朱印はシールになっているので、御朱印帳に貼るのも簡単ですよ。
埼玉県在住のフリーライター。
夏と秋はキャンプ、冬はスノボ。自然の中に繰り出すことが多いですが花粉症と虫嫌いと寒さ耐性の無さが深刻です。ちなみにキャンプで一番好きなのは、景色を見ながら本を片手においしい食事とお酒を嗜む、まったりとした時間。