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『遥かカナダ(彼方)を 身近なカナダに』初トレッキングはカナダで
もくじ
釣りからグルメ、スポーツまでのワンダーランド
人気ドラマ『孤独のグルメ』のシーズン1の5話『杉並区 永福の親子丼と焼きうどん』。仕事でトラブルが起きるなど心がモヤモヤしている井之頭五郎さん。趣味でもない釣り堀に入っていきます。結局は“ボウズ”に終わった五郎さんだけど、釣り堀の食堂で食べた「親子丼」「焼きうどん」「おしるこ」に大感激。意外なグルメとの出会いに最後はスッキリとリフレッシュしていました。
このロケ地、東京都杉並区にある和田堀公園の中にある武蔵野園という実在するお店。釣り堀で釣りが楽しめるのと同時に定食類、ラーメン、焼きそばから居酒屋メニューまで充実しており、地元では古くからの人気スポットなのです。また園内は自然環境も素晴らしく、バーベキュー場もある他、球場、サッカーグランド、テニスコート、プールなど自然ウォッチからスポーツまで楽しめます。まるで都会にあるオアシスのような存在です。
![バーベキュー風景](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/c990d87adcfb20c2a0531d8e6918b76e.jpg)
春は桜の名所、夏は新緑で涼がとれる和田堀公園。園内中央にある和田堀池にはカワセミ、アオサギなどの野鳥がやってきます。朝からカメラを片手にバードウォッチをしている人がいます。そして池からさらに奥に行くとお目当ての武蔵野園が見えてきます。
![和田堀池](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/238776e792ee2dd2658275edb2678afc.jpg)
さてまずは釣り堀に挑戦です。料金は大人が30分500円、1時間700円、2時間1200円、半日が1900円(子供は30分400円、1時間500円、2時間800円、半日が1500円)。堀はコイや雑魚など種類で池が分かれています。今回はコイに挑戦です。さっそく糸をたらしてみます…。
![釣り堀](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/45fcbcf462e0e5cdd1112d67fcea0640.jpg)
![なかなか魚は釣れず](https://hyakkei.me/wp-content/uploads/2020/09/aa32f7263e834a314ac30fa871a38383.jpg)
エサをとられるばかりです。そういえば『孤独のグルメ』でも五郎さんは釣果なし。またいかにも“通”のように五郎さんをかまってきたナゾのオジサンもなんだかんだで“ボウズ”でした。というのも針の先にある「カエシ」がなくエサに魚が食いついても、するっと抜けてしまうのです。だから侮るなかれ! 意外と釣り堀の釣りは難しいのです。武蔵野園・青木大輔店長によると夏の間は水底の方が水が冷たいため魚は下に集まりがち。そこでウキの位置を調整して魚のいるタナに合わせるというのがコツなんだそうです。と、悪戦苦闘しながらなんとか二匹ほど釣りあげたところでお目当てのグルメも堪能しました。
自然を満喫した後は井之頭五郎も愛した味を!
釣り堀の隣に併設されている食堂。釣りを見ながら食事ができるというのもなかなかオツなものです。オススメは「カツ丼」「タンメン」ということでしたが、今回は孤独のグルメにならい「親子丼」(700円)を注文。味が染みた鶏肉の下には肉やダシの旨味をたっぷり吸った玉ねぎがたっぷりとしかれ飾りっ気はありませんが、ホッとする味です。
ふとメニューを見るととにかくメニューの豊富さと安さに驚き。酒類もビール大瓶550円、サワー・耐ハイ350円などとてもリーズナブル。釣り堀を眺めながら一人でビールを味わっている年配のお客さんもいれば、野球の試合の打ち上げで来た若者など、家族連れの方、など本当にいろいろな年代の人に愛されているお店だと実感しました。
強烈な猛暑が続く毎日ですが、和田堀公園の豊富な緑と釣り堀をぜひ試してみてください。きっとリフレッシュできるはずですよ。
山歩きは「省エネ」がいい
僕はカナディアンロッキーでトレッキングのガイドをしています。日本から参加される人の半分は、登山経験がまったくない初心者さんです。でも、そんな人たちこそ大歓迎。だって、カナダのトレッキングは頑張る必要がありませんから。笑顔と歓声が絶えない歩行ペースで、いつのまにか終点で笑ってる皆さんがいる。僕が提案するのは、そんな「省エネ」の山歩きです。
「大きな蜂の巣」のてっぺんまで、わずか3.5時間
「カナディアンロッキーの宝石」と称される、レイクルイーズという湖があります。ビクトリア女王の娘さんの名前が付けられた、とても美しい人気スポットです。朝の穏やかな時間帯には、湖面にすべてが投影され、その景色は息を呑むような美しさです。
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そのレイクルイーズから始まるトレッキングコースを利用すると、「Big Beehive(大きな蜂の巣の意)」という大きな岩壁のてっぺんに立てるのです。スタート地点からの画像では、右端に位置する台形上の頂きです。そこまで3.5時間をかければ、てっぺんに立つことができ、足元の500m下にはレイクルイーズが広がります。
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ただし、コース途中にある山上湖から仰ぎ見ると、垂直の壁でとても登れそうにはありません。
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しかし、30分ほど緩やかにコースを登ると、その種明かしが分かります。「大きな蜂の巣」の中腹から奥にかけてふたつめの山上湖が広がり、その湖畔を進めば、てっぺんに繋がる歩きやすい登りがしかれています。急勾配ではなく、少し頑張る程度での登りです。湖畔の奥からは、わずか30分。
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2歩足だけで歩けるのがトレッキング
終点からは同じ道を引き返すもよし、ふたつめの山上湖にはティーハウスがあるので、そこでひと息つくもよし。また、さらに足を延ばして、別のコースと繋げるという選択肢もあります。そこは、ご自身の体力や足並み、時間などと相談しながら楽しく選んでみてください。
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カナディアンロッキーのトレッキング(ハイキング)は、2本足だけで歩けるレクレーションとして定義され、手を使ってよじ登ったり、ロープやアイゼン、ヘルメットを使うことなく高度を上げることが出来るのです。日本の登山のイメージからは遠くかけ離れた、とても歩きやすいコースですよ。
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