秘境で味わう、非日常の極上テントサウナ体験。

近頃、盛り上がりを見せるサウナブーム。私も、普段からサウナに通う一人なのですが、「自然の中で、外気浴を味わいたい・・!」と思い、全国のサウナ情報を調べていたところ、とてつもない場所に出会います。


「滝×テントサウナ」

秘境で味わう、非日常の極上テントサウナ体験。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の2枚目の画像

三重県紀宝町にある「飛雪の滝キャンプ場」には、驚きのロケーションで体験できるテントサウナが。衝撃的なインパクトを受け、これは絶対に行かねば・・!と思い、ついに昨年末、念願叶い訪れることができました。

荘厳な滝を目前に、大自然の力強さを感じながら体験するテントサウナは、まさに”非日常”。三重県熊野エリアにある「飛雪の滝キャンプ場」には、わざわざ足を運びたくなる、とびきりのサウナ体験が待っていました。

秘境で味わう、非日常の極上テントサウナ体験。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の4枚目の画像

自然の力を全身で浴びる、滝×のテントサウナの魅力。

東京から、電車とレンタカーに揺られること約6時間。アクセスが決して良いとはいえないこの地ですが、時間をかけてでもわざわざ訪れたいと思わせるのがこのテントサウナ。

驚くべきは、そのロケーション。滝の目の前にキャンプ場、そしてテントサウナが。
テントサウナで身体を温め、一目散に滝壺へ駆け降り、天然水風呂へ浸かる。そして、滝を目前に眺めながら椅子に寝転び、外気浴。耳は滝の流れる音に支配され、延々と勢いよく流れ落ちる水の流れを眺める心地いい時間。他のサウナでは味わえない、圧倒的な開放感が全身を包み込みます。

自然の力を全身で浴びる、滝×のテントサウナの魅力。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の2枚目の画像
自然の力を全身で浴びる、滝×のテントサウナの魅力。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の3枚目の画像
自然の力を全身で浴びる、滝×のテントサウナの魅力。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の4枚目の画像
自然の力を全身で浴びる、滝×のテントサウナの魅力。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の5枚目の画像

関東の人だと、あまりの秘境っぷりに、訪れるのにハードルが高く感じてしまいますが、「新宿・横浜←→新宮(最寄りの街)」で三重交通の夜行バスが、運行しているそう。高速バスで寝ながら三重県まで効率よくアクセスできるので、おすすめの行き方です。

唯一無二のロケーションを活かして。熊野をテントサウナの聖地へ。

「熊野」は、和歌山県南部~三重県南部の地域を指します。飛雪の滝キャンプ場は、南牟婁郡紀宝町にある三重県最南端のキャンプ場で、世界遺産 熊野古道の一部である熊野川のほとりに位置します。

唯一無二のロケーションを活かして。熊野をテントサウナの聖地へ。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の2枚目の画像

なぜ、熊野の山奥でテントサウナをはじめることになったのでしょうか?キャンプ場の担当者の佐竹さんにお話をうかがいました。

唯一無二のロケーションを活かして。熊野をテントサウナの聖地へ。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の4枚目の画像

「紀宝町の周辺は、観光施設が少なくて人がお金を落とすところがなかったんです。ここ、飛雪の滝キャンプ場は町営のキャンプ場で、もともとはテントサイトのみで営業をしていました。2018年4月にコテージや研修室、売店などを新設し、新たに集客の起点になるような場所を目指して、リニューアルオープンしました。」

唯一無二のロケーションを活かして。熊野をテントサウナの聖地へ。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の6枚目の画像
唯一無二のロケーションを活かして。熊野をテントサウナの聖地へ。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の7枚目の画像

「夏は川遊びや渓流トレッキングなどが楽しめる場所ですが、冬のオフシーズンはどうしても人が減ってしまう。そんな課題を解決するために、冬でも楽しめるテントサウナを考案しました。近頃、テントサウナは増えてきましたが、滝とテントサウナを体験できる場所は他にない。そんな唯一無二のロケーションを活かせるのでは、と思ったんです。」

このアイディアが大反響を生みます。全国のコアな”サウナー”の方たちが、わざわざ遠くの熊野まで足を運んでくれるようになったそうです。

実はキャンプ場のある紀伊半島は滝の聖地でもあり、個性豊かな滝を目当てに滝マニアが遠征に来るほど。滝×テントサウナは、地元の自然の魅力である豊かな自然と滝を活かした、この場所ならではのサウナだったのですね。

唯一無二のロケーションを活かして。熊野をテントサウナの聖地へ。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の9枚目の画像

「この唯一無二の場所を活かし、熊野をテントサウナの聖地にしていきたいです。テントサウナといえば、飛雪の滝キャンプ場のサ滝(=滝でサウナ)だよね、とサウナーの人たちに言われるような場所を目指していきたい。」

都会では味わえない、非日常のサウナ体験。秘境のテントサウナには、時間をかけてでも訪れたくなる、大きな魅力がありました。

テントサウナだけじゃない!キャンプで必ず楽しみたい、美食やお酒の数々。

歴史ある熊野の地には、独特な食文化が数多く存在します。そんな中でも、キャンプ場の佐竹さんにおすすめしてもらったのが、地元老舗の「さんま寿司」と、熊野の伝統食の「なれ寿司」。キャンプ場の周辺で手に入るので、ランチや次の日の朝ごはんにおすすめです。

テントサウナだけじゃない!キャンプで必ず楽しみたい、美食やお酒の数々。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の2枚目の画像

熊野新宮名物の郷土料理。「さんま寿司」

祭りや正月料理として親しまれてきた、1500年以上の歴史を持つ郷土料理。地元で有名なのは、キャンプ場近くの和歌山県新宮市にある『徐福寿司』。秋刀魚を塩漬けにし、ゆず酢に漬け、寿司飯にした「さんま寿司」が大人気。

テントサウナだけじゃない!キャンプで必ず楽しみたい、美食やお酒の数々。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の5枚目の画像

お寿司のルーツはここにあり!お寿司の祖先「なれ寿司」

なれ寿司とは、塩漬けしたさんまをご飯と一緒に漬け込み乳酸発酵させて作る保存食。800年以上の歴史があるとされ、お寿司の祖先とも言われています。キャンプ場がある浅里地区で、古くから受け継がれている郷土料理です。
一口食べるとさんまと米が発酵したコクのある深い香りが口の中に広がり、後を引くおいしさです。少々クセが強いので、好き嫌いが分かれる味ですが、発酵食が好きな人にはたまらない味わい!こちらはキャンプ場から30分程の道の駅、「紀宝町 ウミガメ公園」で購入することが可能です。

テントサウナだけじゃない!キャンプで必ず楽しみたい、美食やお酒の数々。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の8枚目の画像

近頃は、生産者の高齢化や手作りの難しさも相まって、どんどん作り手が減ってしまっているのだとか。貴重な食文化を絶やさないためにも、ぜひ熊野に来たら味わってほしい一品です。

本州最南端の蔵元「尾崎酒造」で作られる、希少な地酒。

こちらの酒蔵さんは、本州最南端の蔵元。小規模の酒蔵さんのため、地元の方の消費量が大半で、県外にあまり出回らないのだとか。キャンプの晩酌に、ここでしか手に入らない地酒を、おいしい旅の記憶の一杯に。

テントサウナだけじゃない!キャンプで必ず楽しみたい、美食やお酒の数々。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の12枚目の画像

地元の漁師さんと作る、とびきり豪華なキャンプ飯。

飛雪の滝キャンプ場では、地元の食を堪能できるよう、BBQをはじめ、様々な食体験も用意されています。今回は、この時期ならではの鍋セットをあらかじめ注文しました。

近くの海で採れた「伊勢エビ」も事前予約でお願いすることができ、予約した人は、なんと、漁師さんの出張さばき方教室が無料で体験可能!(※漁師さんの都合により実施不可の場合も有り。1匹1,340円〜。)

地元の漁師さんと作る、とびきり豪華なキャンプ飯。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の2枚目の画像

この日は、伊勢エビ以外にもおまけで様々な海の幸を漁師さんが持ってきてくれました。取材だからですかね・・?とこっそりお伺いすると、なんと、「いつもこんな感じです・・(笑)」と佐竹さん。地元の魅力を100%伝えようとしてくださる、ホスピタリティ溢れる漁師のお父さん。すっかりファンになってしまいました。

地元の漁師さんと作る、とびきり豪華なキャンプ飯。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の4枚目の画像
地元の漁師さんと作る、とびきり豪華なキャンプ飯。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の5枚目の画像

その他にも、渓流の女王 アマゴの釣り体験を楽しめる釣り堀も用意されています。
豊かな海の幸・山の幸を驚くほどリーズブルに楽しめるのも、地産地消ならではの魅力。テントサウナだけでなく、おいしい食を目指してまた訪れたい程、グルメなキャンプ場です。

地元の漁師さんと作る、とびきり豪華なキャンプ飯。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の7枚目の画像

キャンプのあとに、熊野の海と山によりみち。

目のさめるような真っ青な紀宝町の「海」

「山」のイメージが強い熊野ですが、実は美しい海も魅力のひとつ。飛雪の滝キャンプ場から車で30分程でアクセスできる「七里御浜海岸」は、コバルトブルーの海岸線が続き、ウミガメの産卵地としても知られています。

海岸近くの道の駅「紀宝町 ウミガメ公園」では、漁師さんの網に掛かって怪我をしたり、弱ったウミガメを保護しているのだそう。飲食店やお土産屋さんなども併設しているので、ソフトクリームを片手に美しい海を眺めながらお散歩するのにぴったりの場所でした。キャンプのあと、気軽に立ち寄れるスポットです。

キャンプのあとに、熊野の海と山によりみち。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の3枚目の画像
キャンプのあとに、熊野の海と山によりみち。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の4枚目の画像

世界遺産・熊野古道で、山歩きも楽しんで。

飛雪の滝キャンプ場から車で約1時間で、世界遺産でもある「熊野三山」の有名な古道歩きの名所にアクセスも可能。「大門坂」から、絶景が有名の「那智の滝」を歩くコースは、ゆったり歩いて往復2時間半〜3時間ほど。初心者も気軽にライトな山歩きも楽しめ、初めての古道歩きでも心地よく歩くことができました。

キャンプのあとに、熊野の海と山によりみち。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の7枚目の画像
キャンプのあとに、熊野の海と山によりみち。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の8枚目の画像
キャンプのあとに、熊野の海と山によりみち。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の9枚目の画像

熊野へ来たらもう一泊。いにしえの人々からも愛された温泉地「湯の峰温泉」で湯巡りを。

世界遺産・熊野の近くには、昔ながらの温泉情緒を残した温泉地「湯の峰温泉」があります。なんと開湯1800年、日本最古の湯とも言われています。熊野詣の湯垢離場として栄えたこの場所は、世界遺産に登録された珍しい天然岩風呂「つぼ湯」をはじめ、数百円で入浴ができる公衆浴場が点在し、気軽に湯巡りを楽しめるスポット。キャンプ場の次の日は、秘境の温泉地でゆるりと一泊するのも、更に味わい深い旅になること間違いなしです。

 熊野へ来たらもう一泊。いにしえの人々からも愛された温泉地「湯の峰温泉」で湯巡りを。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の2枚目の画像
 熊野へ来たらもう一泊。いにしえの人々からも愛された温泉地「湯の峰温泉」で湯巡りを。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の3枚目の画像

日常を忘れ、秘境旅へ。

飛雪の滝キャンプ場のテントサウナを起点に、古道歩きや温泉めぐりを楽しむ旅は、まさに身も心も”ととのう”小旅行でした。時間をかけて移動した分だけ、旅の感動もひとしお。たまには、いつもよりちょっぴり足を伸ばして、秘境の旅へでかけてみるのも良いかもしれません。

日常を忘れ、秘境旅へ。|「熊野で"ととのう"小旅行。非日常な滝壺テントサウナと、秘境へよりみち旅。」の2枚目の画像
【今回訪れたスポット】※2020年2月時点の情報

飛雪の滝キャンプ場

・住所:三重県南牟婁郡紀宝町浅里1409−1
・TEL:0735-21-1333
・休業日:4~6月、9~11月は火曜日、12~3月は火曜日、水曜日
12月29日~1月3日(GW、7~8月は無休)
※電話の受付時間は9:00~17:00

・アクセス:
- 最寄り駅の和歌山県 新宮駅から車で30分。

*各方面から新宮駅までの所要時間
<東京から>
・JR(新幹線と特急)で約6時間
・車で約7時間
※「新宿・横浜←→新宮」で三重交通の夜行バスが運行。所要時間約7時間半。

<大阪から>
・JR(特急)で約4時間
・車で約4時間半

<名古屋から>
・JR(特急)で約3時間半
・車で約3時間

・各料金:
●テントサウナ
大人(中学生以上)1時間:500円 
※小学生は半額 ※大人1日最大2000円
利用時間:10時~20時(最終受付17時まで)
利用人数:最大8名
※当日受付可能です(空きがある場合のみ)
出来るだけ事前にご予約いただきますようお願いします。

●テントサイト
1区画1泊2,000円(2泊目以降は500円割引) ※2020年4月から3,000円に変更※
1区画日帰り1,000円

●コテージ (定員5名)
・コテージ料金
サマー(7〜8月):1泊13,000円(2泊目以降は1,000円割引)
レギュラー(4〜6月、9〜11月):1泊10,000円(2泊目以降は1,000円割引)
バリュー(12〜3月):1泊7,000円(2泊目以降は1,000円割引)

・利用料
1泊につき:
大人(中学生以上)1,000円
シニア(65歳以上)500円
こども(3歳から小学生)500円

●炊事棟
無料
●シャワー室
3分100円


■徐福寿司 駅前店

・住所:和歌山県新宮市徐福2-1-9
・TEL:0735-23-1313
・営業時間:10:00~17:00
・定休日:木曜日

■道の駅 紀宝町ウミガメ公園

・住所:三重県南牟婁郡紀宝町井田568-7
・電話番号 0735-33-0300
・営業時間: 9:00〜18:00


■尾崎酒造

・住所:和歌山県新宮市船町3-2-3
・TEL:0735-22-2105
・営業時間:8:00~17:30
・休業日:日曜、祝日


■熊野古道 大門坂⇔那智の滝 

・大門坂駐車場から、那智の滝までのピストン。
・距離:約2.7km
・歩行時間:約1時間(休憩等を除く)


■湯の峰温泉 つぼ湯

・住所:和歌山県田辺市本宮町本宮 湯の峰 110
・TEL:0735-42-0074
・料金:
大人(中学生以上)770円
12歳未満 460円
※制限時間30分、貸切制。先着順で受付。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・衣装提供
ダウンジャケット ¥19,900/Champion(チャンピオン)


小林 未歩

旅ときどきスパイスな日々

Popular Posts

最近人気の記事ランキング

もっと見る

Monthly Pick Up

.HYAKKEI編集部おすすめの記事

New Posts

最新の記事

もっと見る

特集

特集・連載コンテンツ

もっと見る

トピック一覧

トピックから記事をさがす

もっと見る
この記事を書いた人

小林 未歩

.HYAKKEIアンバサダー。 旅とアウトドアとスパイスが大好き。 よく働きよく遊ぶをモットーに、会社に勤めつつ、暇さえあれば旅に出たり、キャンプをしたり。 国内・世界の癒やしスポットをめぐり、美味しいものを食べ歩くのが生きがいです。

関連トピック

トピックから記事を探す

▲TOPへ
window.NREUM||(NREUM={});NREUM.info={"beacon":"bam.nr-data.net","licenseKey":"f78476bdcc","applicationID":"10696506","transactionName":"YlwHbEtQXEVRBRZfWlsWJFtNWF1YHxYDUVBG","queueTime":0,"applicationTime":385,"atts":"ThsEGgNKT0s=","errorBeacon":"bam.nr-data.net","agent":""}