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新作ガレージブランド焚き火台徹底比較!焚き火バカによるすすめアイテムレビュー#04

焚き火バカのアウトドアマン2人がお届けする、焚き火アイテムレビュー企画。第4回目は、今シーズン注目の焚き火台を徹底比較。あまり知られていないガレージブランドの焚き火台をご紹介していきます。

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焚き火シーズンとともに戻ってきた、焚き火バカ企画

焚き火バカ企画、復活です!

見城:
「この企画連載、終わったのかと思いましたよ…もうみんな忘れたんじゃないの?」

猪野:
「それが去年やった同企画のPVが、最近また急激に伸びてるらしいんですよ!」

国内外の最新焚き火台徹底比較!|焚き火バカによるおすすめアイテムレビュー#01

見城:
「それは嬉しいことだよね。それでまた急遽、復活させたって訳だ?」

猪野:
「いやそういう訳では……」

BONFIRE FREAKS(焚き火バカ)のカメラマン見城了(左)とアウトドアプランナーの猪野正哉(右)

 

BONFIRE FREAKS(焚き火バカ)のカメラマン見城了(左)とアウトドアプランナーの猪野正哉(右)

見城:
「ところで今回はガレージブランド中心だけど、どうして?」

猪野:
「大手メーカーは新作があまりなくて、既存の焚き火台をアップデートしたものばかりなんですよ。そこでガレージブランドにも精通している見城さんにも商品リースを手伝ってもらいました」

見城:
「てか、ほぼ全部、僕が借りてきたものじゃないですか!?」

猪野:
「言われてみればそうですね……。まぁ細かいことは気にしないで。始めましょう!」

 

いま注目のガレージブランド焚き火台を使ってみる

焚き火ブームも後押しし、多くの焚き火メーカーが誕生しています。コンパクトで持ち運びしやすいものから、画期的なデザインのものまでオリジナリティ溢れ、各メーカーの“焚き火愛”が詰まった焚き火台ばかりです。

 

パーツだけでは想像がつかない、アッと驚く完成形になります。みなさんは、どの焚き火台が気になりますか?

より軽く、コンパクトになったモノラル「ワイヤフレーム ライト」

 

耐熱クロスを用いた革新的な焚き火台として注目を集めたモノラル「ワイヤフレーム」。そのアップデート版として誕生したのが「ワイヤフレーム ライト」です。前回よりも重量、収納サイズが65%に縮小されています。

 

見城:
「今回のなかでは既に古株のメーカーなんですが、数ある焚き火台のなかでも逸品ですね。収納時はバックに入るぐらいのサイズなのでプライベートでも使っています」

猪野:
「確かに、気軽にどこへでも持ち出せて便利そうです」

見城:
「ただ、軽さを追求しているぶん、安定感はないです。風にも弱いかな」

猪野:
「あと太い薪をバンバン入れると歪んでしまいそうですね」

見城:
「そんな使い方は想定してないと思うよ。“自転車や徒歩で出掛けた先で焚き火をしよう!”っていうコンセプトの焚き火台なので」

猪野:
「ついでに言うと、五徳とかのアタッチメントが取り付けられないから、焚き火専用ですね」

見城:
「そこが良いのに、分かってないな~。あんまり粗探しばかりすると嫌われますよ(笑)」

 

モノラル「ワイヤフレームライト」
¥14,500(税抜)
1~4人向き(Bonfire Freaks調べ)

 

総合評価(最高評価は五つ星)

〇目立ち度
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆
とても焚き火をするための道具だとは思えないほどシンプルな見た目(見城)
テントサイトに溶け込むので目立ちはしない(猪野)

〇携帯性
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
大きさ重さ共に携帯性は抜群(見城)
サイズ、重量ともに文句なし(猪野)

〇耐久性
見城 ☆☆
猪野 ☆☆☆
耐熱クロスをオプションのステンレスメッシュのものにに変えれば耐久性も上がる(見城)
フレームの耐久性はあるが、耐熱クロスは消耗品(猪野)

〇設営性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
軽くて扱いやすいが、風が強かったり地面が凸凹だと安定しない(見城)
女性でも簡単に組み立てられる(猪野)

〇燃焼性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
火が丸裸かなのでよく燃えますが長時間には向かない(見城)
薪を上手く組まないと燃えにくい(猪野)

〇デザイン性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
余計な要素が一切なく使いやすい。(見城)
シンプルなデザインで飽きがこない(猪野)

メイドイン東京の焚き火台 TSUNOKAWAFARM「detour life×FUJIKINKO BONFIRE STAND」

 

東京下町の金属加工工場とツノカワファームがタッグを組んだ焚き火台。シンプルな作りと確かな品質で、壊れにくく長く愛用できそうです。

 

見城:
「はめ込み式の焚き火台のなかでも、これは軽くて組み立てやすいですね」

猪野:
「はめるタイプはイラっとするものが多いですが、これはストレスなくできますね」

見城:
「あと脚とフレームにもなる棒がペグの形になっていて、ペグとしても使えるね。」

猪野:
「ナイスアイデアですが、ちょっと心細い足元です。薪を入れすぎて、倒れそうな感じもします」

見城:
「確かにね。固定機能みたいなものがあれば良かったのか。でも気軽に小さな焚き火をするのには最高な作りだよね。そういえば、このデザインを真似した商品が出回ってるみたいだから、猪野くんも気をつけて!」

 

TSUNOKAWAFARM「detour life×FUJIKINKO BONFIRE STAND
¥11,112(税抜)
1~3人向き(Bonfire Freaks調べ)

 

総合評価(最高評価は五つ星)

〇目立ち度
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
シンプルで設営も簡単(見城)
しっぽりタイプ(猪野)

〇携帯性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
軽くて薄くてケース付き(見城)
ケースも付いて、幅も薄く◎(猪野)

〇耐久性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
軽い分薄いです。(見城)
パーツが少ない分、壊れにくい(猪野)

〇設営性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
組立時も大きくなくて、ちょこっと焚き火みたいなときには丁度いい。(見城)
はめ込み式でここまでスムーズなのは珍しい(猪野)

〇燃焼性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
開口部が狭くて容積もそんなにないので、大きく燃やすことは難しい(見城)
灰が溜まりやすいので徐々に燃焼効率は下がる(猪野)

〇デザイン性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
シンプルで実用的なデザインだと思います(見城)
メイドイン東京らしく「粋」(猪野)

火力が強く、タフな野良道具製作所「野良ストーブ」

 

折り曲げられた厚いステンレス製で強度が抜群な焚き火台は、折り畳みタイプでアウトドアはもちろん災害時にも活躍してくれそうです。火の特性を活かし火口部分を狭くしているので、火力が集中し調理にも使えます。

 

猪野:
「なんだか動物用の罠みたいですね。ワンタッチでガシャンと設置できるのは素晴らしい」

見城:
「捕まるのは猪野くんぐらいだよ(笑)ソロキャンパーやバイカーに持ってこいだね。」

猪野:
「そうですね。お湯も直ぐに沸かせそうです。でも私は寂しがり屋なんでどちらも当てはまらないですけど…」

見城:
「折り畳みタイプは薄い素材のものが多いけど、これはかなり頑丈に作られていて、誤って踏みつけてしまってもビクともしなさそうです」

猪野:
「この横にあるフラップ状のプレートを開け締めすることで風量を調節できるのも考えられていますね」

見城:
「だってこれ、5年も試行錯誤して作られた焚き火台みたいだよ」

猪野:
「マジすか!これ作った人、どんだけ焚き火バカなんですか!?」

 

野良道具製作所「野良ストーブ」
¥9,980(税抜)
1~2人向き(Bonfire Freaks調べ)

 

総合評価(最高評価は五つ星)

〇目立ち度
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆
ボッチ用と言えばそうだけど、カップルでも使えそうです。(見城)
ソロ向きなんで誰も見てくれないかも(猪野)

〇携帯性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
折り畳めて持ち運びやすい(見城)
ケースが付いてればなお良い(猪野)

〇耐久性
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
丈夫だしよく考えられています(見城)
重量がかかればより安定する(猪野)

〇設営性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
ワンタッチ!(見城)
一瞬です(猪野)

〇燃焼性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
常に火の番をしてないといけないかも(見城)
燃料が小枝中心なので燃えやすいが、持続力が低い(猪野)

〇デザイン性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
山小屋のトンガリ屋根みたいな可愛くて珍しい作り(見城)
焚き火台じゃないみたい(猪野)

パズルのような焚き火台、ハンゴーコンロ研究所「ファイヤーピットKIKYO(L)」

 

手のひらサイズのパネルを、パズルのように組み合わせてできる焚き火台。オプションの「くるくるキット」を使えば、焚き火だけでなくバームクーヘンや肉の塊をクルクル回しながら焼けます。またパエリア鍋などもダイレクトに置けます。未使用時はランタンを中心に置けば周囲が光って間接照明にも。

 

 

猪野:
「なんだかパズルみたいで、組み立てるの結構面倒くさい」

見城:
「でもこの形は凄いよ。新しいノースフェイスのジオドームテントの前に並べて置きたくなるな」

猪野:
「確かに似ていますね…。どうぞご自由に。僕これは一回設営したらもう二度とバラしたくないですね」

見城:
「それはあなたがズボラで面倒くさがりなだけでしょ!この焚き火台、機能的にも凄いよね。オプションを使えば1台で何役もできる。鳥の丸焼きだってできそうだよ!?」

猪野:
「サッカーボール型の宇宙船みたいで、愛着は沸くけど設営が面倒くさい!」

見城:
「お椀型で焚き火の熱も逃げにくいから、周りも暖かいはず」

 

ハンゴーコンロ研究所「ファイヤーピットKIKYO(L)」
¥9,900(税抜)
1~4人向き(Bonfire Freaks調べ)

 

総合評価(最高評価は五つ星)

〇目立ち度
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
宇宙ステーションみたいで強烈なインパクト(見城)
組み立てる前には完成形が想像できない(猪野)

〇携帯性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆
ひとつ下のMサイズは更に小さくて手のひらに収まるサイズに(見城)
組み立てるパーツが多すぎる。収納袋があれば星4つ(猪野)

〇耐久性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
構造は頑丈だが、長時間燃焼した際の耐久性は要検証(見城)
小さいパネルの集合体なので耐久力あり(猪野)

〇設営性
見城 ☆☆
猪野 ☆
慣れてしまえば大丈夫(見城)
面倒くさい(猪野)

〇燃焼性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
開口部が広くて豪快にも燃やせそう(見城)
どんな薪でも対応できる(猪野)

〇デザイン性
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
凄い発想とデザイン(見城)
これを考え、形にしたことに◎(猪野)

魅せる焚き火台、FROTISTAR「NORDIC」フロンティスター ノルディック

 

北欧のノルディック柄を切り抜いたアート感覚の焚き火台。いままでにない魅せる焚き火台は簡単な組み立て式タイプ。焚き火の主役、炎よりも焚き火台に視線がいきます。

 

猪野:
「見ているだけでホッコリしますね」

見城:
「ウールのセーターみたいだね。自然に人が集まってきそう。この図柄を抜くだけでも大変そうだね」

猪野:
「でも、切り絵みたいに柄を抜いて、この重さはちょっと!」

見城:
「確かに重いけど、それがこのどっしりとした安定感につながってると思うな」

猪野:
「この焚き火台は男だけで囲みたくはないですね。できれば女のコとイチャイチャしながら語り合いたいです」

見城:
「どうぞご勝手に!この大きさとデザインと大きさは、グループで使うのにも申し分がないよね。アイアンスティック(別売り)を付ければ、料理もできるし」

 

FROTISTAR「NORDIC」
価格未定
2〜5人向き(Bonfire Freaks調べ)

 

総合評価(最高評価は五つ星)

〇目立ち度
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
なんだか美しい工芸品って感じです(見城)
きっと人が寄ってきます(猪野)

〇携帯性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆
重たいが畳んでしまえば容積自体は無い。しっかりとした作りの収納袋が付く(見城)
とにかく重たい(猪野)

〇耐久性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
ステンレスの板が厚いので、長く愛用できそうです(見城)
重さの分だけ耐久もバッチリ(猪野)

〇設営性
見城 ☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
板は鋭利なところもあるので手袋をして(見城)
一度、設置すると動かせない(猪野)

〇燃焼性
見城 ☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆
ゆったりホッコリ焚き火を楽しめそうです(見城)
風も通りやすい(猪野)

〇デザイン性
見城 ☆☆☆☆☆
猪野 ☆☆☆☆☆
どこか威厳と品のある作り(見城)
焚き火業界の新たな風に(猪野)

焚き火バカ、オススメの焚き火台は?

実際に組み立て、使ってみることで色んなことが分かる焚き火台。
二人は果たして、どれをチョイスするのか?

二人の☆合計(10点満点)

 

二人の☆合計(10点満点)

見城:
「今回も駆け足でいろんな焚き火台を使ってみたけど、どうでしたか?これは欲しい!というものとか、ありましたか?」

猪野:
「仕事柄、色んな商品に触れ目が肥えているので、やはりこれまでに無いのもが良いですね。そうなると<FROTISTAR> NORDICです。これには個人的に焚き火台の未来を感じます」

見城:
「おお!そこまで言う!?」

猪野:
「焚き火台は一要素でしかなかったですが、焚き火台が主役になっていくのも良いかな、と思いました」

見城:
「さすが焚き火マイスター!魅せる焚き火台ってことですね?なんか深いことを言っている風には聞こえました(笑)切り株なんかと一緒にキャンプ場のエントランスとかに置いてあっても似合いそうだよね。夜になるとお客さんが集まる焚き火バーみたいな」

「でも僕はやっぱり<ハンゴーコンロ研究所>のキキョウがかなりのインパクトでした。好き嫌いの分かれるプロダクトだと思うけど、それって無視できないってことだし。何より近未来的な佇まいと構造がが気になって仕方がなかったです」

猪野:
「まぁでも、やっぱり冬のキャンプと言えばオリオン座の下で女の子と二人で一つのウールブランケットに包まって、シェラカップにはホットワイン。そして焚き火ですよ!」

見城:
「もう好きにして下さい…」(果たして次はあるのか?)

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