自分と向き合い、成長する時間。こだわる男のソロキャンプ・ナイトのすすめ

気心知れた仲間と楽しむアウトドアを「最高」と表現するならば、ソロキャンプは「特別」という表現がよく似合う。

自然との一体感を感じながら、そこに立ち止まっているようで、精神的には前進している時間。男にとってのこだわりを実践し、向き合う時間。それがソロキャンプだろう。

10代の頃からモデルとして活躍し、今ではその活躍の場を多方面に広げているジュンヘイガンさんも、ソロキャンプに魅せられた一人。

この特別な時間とともに、ジュンヘイガンさんの男としてのこだわりを探っていく。

ジュンヘイガン
1983年ニュージーランド生まれ。15歳で大阪より上京、MEN’S NON-NOをはじめ多くのファッション誌やファッションショー等で活躍。その後ライブペインティングやイラスト、旅をテーマにリメイクを取り入れたブランド「HAGAN Garment Poets」等あらたな表現で自分らしいスタイルを追求し続けている。

様々な経験を通じて辿り着いた、自然体で自分にとって心地いい状態

——ジュンさんのこれまでの活動を見ていると、”表現者”としての一貫したものを感じます。”表現する”ということに、特別な思いがあるのでしょうか?

「ぼくにとってはすごく自然な形なんです。小さい頃から表現者である家族がいたというのが大きいと思います。父親は仕事から帰ってくると家でギターを弾いたり、隣に住んでいた祖母は絵を描いていたりしましたから。両親揃って音楽好きで、車の中でよく聞いてたフォークなんかは、今になってすごく自分の体にも馴染む感覚があるんですよね」

——特に最近は、ちょっと活動の内容が違ってきているというか。服だけではなくよりライフスタイルにこだわって活動されているように思います。

「3年前に約10年ぶりにニュージーランドに仕事でいくことがあって、その時に『今まで何をしてたんだろう』って思ったんです。もっと生まれ故郷に帰らないといけないなと思ったし、ニュージーランド人の自分を見つけたいなって。そうした意識の変化がこの数年であったんです。だから仕事の拠点にしていた東京から離れた生活をすることでリフレッシュして、今は自分らしく活動をしています」

——活動の幅を広げる中で、何をするにしても変わらぬ大事にしていることはありますか?

「“何でも受け入れる”ということですね。NOとは言わずにまずやってみるようにしています。今まで好きじゃないことも色々うまくいかないこともあったけど、そういう経験をしたからこそ、今があるし、今がすごく自分にとって心地いい状態っていうのもわかることができたと思っています」

自分の価値基準で、”いいもの”は変わらず使い続ける

——休日は自然のなかで過ごされているイメージがありますが、それもニュージーランドの記憶の影響が強いんでしょうか。

「もともと自然は好きですが、キャンプや登山などを積極的に楽しむようになったのはここ数年ですね。今ではもっと早くからこうしておけばよかったと思うことが多いですよ。自然っていうのは、ぼくらの大先輩なんです。すごく偉大な存在であり、そこに身を置くとアイディアも出てくるしリラックスもできる。本当に学ぶことが多い」

——キャンプでは思い入れやこだわりのあるギアはありますか?

「ぼくはバンダナですね。日本の文化でいうと手ぬぐいや風呂敷に近いのかもしれない。大きさもいろいろあるけど、これ一枚でカトラリーをしまったり、拭いたり、敷いたりできるでしょう。キャンプですごく便利なんですよ。バンダナは大きく分けるとヨーロッパ製とアメリカ製があって、今日持っているのはアメリカ製です。これ以外にも100枚近く持っていると思います」

この日はカトラリーをバンダナで巻いて持参
この日はカトラリーをバンダナで巻いて持参

——100枚という量にも驚きですし、バンダナというのも意表を突かれた気がします。ただ、すごくしっくりも来ているというか、自分にとっての”いいもの”の基準をしっかり持たれている結果に感じます。

「あまり買い物はしないんですけど、気に入るとずっと使うタイプなんですよね。服も同じで、冬場に同じ服を2週間ずっと着ている時もある。あれこれ買い替えるのではなく、気に入ったものは大切に使い続けたい。必要な時に買って、買ったものはずっと置いてあります」

ソロキャンプにバーボンという、特別に贅沢な時間

——キャンプの楽しみ方についてもうかがわせてください。普段はどんなキャンプを楽しんでいるんでしょうか?

ぼくは焚き火がすごく好きなんです。仲間たちとキャンプをしていても焚べはじめると止まらない。そのままいつの間にか寝てしまうこともあります。焚き火から離れたくないんですよね。

——バンダナのお話もそうでしたが、好きなものはとことん愛でるタイプなんですね。お酒もすごく好きだとうかがいました。

「ウイスキーが好きで、よく飲みますね。25歳の時に先輩が葉巻を吸いながらウイスキーを飲んでいるのを見て、自分も試してみたら一気にハマったんです。特に冬キャンプでは体が温まるから必ず持っていきます。寒い外の中で喉に火の玉が通っていく感じ、これがたまらない。ウイスキーの中でもバーボンは焚き火のこのスモーキーな感じと抜群に合います。」

——キャンプでバーボンを飲むときはどんなスタイルなんですか?

「こうして夜焚き火をしながらロックで飲むっていうのが本当に贅沢な時間だと思っています。料理も薫製や赤身肉がバーボンと合うから、ソロキャンプではシンプルな料理と一緒に味わうとバーボンが一層引き立ちますね」

焚き火で焼いたローストビーフに、燻製ナッツ・ウインナー・チーズ
焚き火で焼いたローストビーフに、燻製ナッツ・ウインナー・チーズ

「ウイスキーは毎日飲むものではなくて、キャンプみたいにリラックスした時とか、寒い時に寝る前にストレートかロックで少し飲む。それが一番の贅沢だし、ぼくにとってのこだわりかなと。ハイボールみたいに何かで割って飲むということは、ぼくはあまりしないです」

ワイルドターキー8年は、アルコール分50.5%。ジュンさんのキャンプスタイルに見事にはまる
ワイルドターキー8年は、アルコール分50.5%。ジュンさんのキャンプスタイルに見事にはまる

——自分なりのこだわりを満喫するには、俗世間と完全に離れたソロキャンプが究極なのかもしれません。

「日常を振り返ると、ひとりの時間って意外と少ないんですよね。だからソロキャンプというのは僕にとってはすごく貴重で。ソロキャンプをすると、自分が強くなる感覚がある。一自分と向き合えるし、怖いものが少しずつなくなっていく感じ。この自然との境界線がない一体感がソロキャンプの醍醐味だし、ぼくが大切にしたいことなんですよね」

自分の根底に流れているもの、変わらないもの

——これからやっていきたいことなど、展望はありますか?

「今できるだけ情報が少ないところで暮らしたいと思っているんです。ここ数年で大切なものを見つけたっていうか、自分を取り戻した感覚があります。今まで意識してなかったけれど本当に好きだったものにやっと巡り会えた。それを大事にしてきたいなって思いますね」

「僕の人生は”旅”がテーマなんです。物理的にも精神的にも、終わらない旅。これからもずっと成長していきたいと思います」

最後にそう語ってくれたジュンヘイガンさん。

生きていれば環境は変わる。けれども、自分の根底に流れているものは変わらないし、それに気づくことが成長に繋がるのかもしれない。

ソロキャンプは自分と向き合う心の旅だ。ワイルドターキーと共に、自身のこだわりに浸かるソロキャンプの夜を堪能しよう。

ワイルドターキー
歴代米国大統領が愛飲したケンタッキーを代表するプレミアムバーボン。一切の妥協を許さず、原料が持つ豊かな風味を鮮烈に残した’こだわり’の伝統製法を守り続ける職人の情熱と、ケンタッキーの自然が造り上げる本物のバーボン。
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(文:羽田 裕明 / 写真:大林 直行)

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