• インタビュー
  • キャンプや登山に関わる人々へのインタビュー記事一覧です。自然に魅せられたアウトドアフリーカー、自然と共に生きるアスリート、熱い信念を持つオーナー等、その想いやヒストリー、展望など、写真と共に丁寧にお伝えします。今後の人生の選択肢のひとつとなるヒントが、見つかるかもしれません。

山で働く。高原ロッジのオーナーが語る、自然が日常にある仕事の魅力

長野県北安曇郡小谷村、栂池高原の山麓にひっそりと佇む「ホテル白馬ベルグハウス」。
晴れた日には日本百名山の鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳をはじめ、唐松岳、白馬槍ヶ岳、杓子岳など、北アルプス白馬連峰が一望できるホテルです。

今回は、このホテルのオーナーを務める松沢 宗志さんに、自然豊かな場所で働く魅力について伺いました。

すぐに自然の中へ遊びに行ける職場

目の前には北アルプス連峰が!

目の前には北アルプス連峰が!

テラス席が気持ちいい!

テラス席が気持ちいい!

ーー高原の風がとても気持ちのいい場所ですね!

ホテルのテラスから北アルプスの山々を一望できる高原ですからね。1年中空気が美味しい場所です。

ーー松沢さんはいつからこの場所で働いているんですか?

私はこの地方で生まれ育ち、その後上京して都内でも働いていました。
元を辿ると、昭和29年に私の祖父が作った北アルプス、七倉岳にある山小屋「船窪小屋」にはじまり、昭和39年に父が栂池高原にロッジを開業しました。

その後のスキーブームに乗り、昭和52年には今の建物「ホテル白馬ベルグハウス」を新築し経営してきましたが、今から15年前に倒産の危機を迎え……それで、私が東京から戻って再建し、現在に至ります。

オーナーを務める松沢 宗志さん

オーナーを務める松沢 宗志さん

ーー松沢さんも以前は都内で働いていたんですね。

はい、都内のホテルで働いていました。その間は、お盆や正月だけ長野に帰ってくる感じでしたね。

ーーまた都会の生活に戻りたいと思いますか?

無理無理無理(笑)
都内で働いていた時は、千葉の自宅から満員電車で通勤し、職場と家とを往復するだけの毎日を送っていました。仕事では数字に追われ、友人を会社の外に広げる余裕もなくひたすら働いていましたね。もちろん、仕事ではいろいろなことを学べたので無駄ではなかったとは思っています。

あと、環境面で言うと関東平野は山が近くにないですよね。天気が良ければ富士山なども見えますが、日常生活で過ごす大半の時間はビルに囲まれ、閉塞感を感じていました。

ーー長野に戻ってきて何がいいなぁと感じましたか?

まず水ですね。都内で働いていた時は水道水が合わず、ミネラルウォーターのペットボトルを購入していましたが、長野は水が美味しい!

そして、もちろん山があるので私もスタッフも休日を使って北アルプスの山へ登山に行ったり、栂池高原でハイキングを楽しんだりしています。また、ウィンターシーズンはロッジの前がスキー場のゲレンデになるため、すぐに自然の中へ遊びに行けるのもここの魅力ですね。

栂池高原の自然園は気持ちのいいハイキングコースが広がっています

栂池高原の自然園は気持ちのいいハイキングコースが広がっています

ロッジの前がゲレンデに!夏はハイキング、冬はウィンタースポーツが楽しめます

ロッジの前がゲレンデに!夏はハイキング、冬はウィンタースポーツが楽しめます

ーーそんなことを聞くと、地方で働くのもいいなぁと思ってしまいますね。

そうですね、良いこともありますがもちろん大変なことも多いですよ。リゾートバイトのような感じで軽い気持ちで来る方は短期で楽しめるかもしれませんが、U/Iターンで移住を検討している方なら、想像以上にやることがたくさんあると思います。

まずは、仕事を見つけることが大変。田舎だからのんびり働けるというわけではなく、時には力仕事も必要ですし、人口が少ないため人間関係も都会より濃く、コミュニケーションを必要とする場面は多くあると思います。

そのギャップを意識していないと、あれっ何か違うぞ!?となって、また都会に戻ってしまう方もいるかもしれません。

ーー確かに、地方 = のんびり働けるというイメージはありますよね。

もちろん働く場所によって違うので一概には言えませんが、本音を言うと当社も昔はお客様をたくさん呼ぶために質より量の経営を行った時期があり、スタッフにはストレスを感じさせたかもしれません。

その反省も踏まえ、ホテルをリノベーションしました。30室あった客室の1つひとつを大きくして18室に減らし、お客様と丁寧に向き合いながら働ける環境を整えていきました。

爽やかな高原の風を感じられる部屋

爽やかな高原の風を感じられる部屋

また、スタッフの休みは年間96日+有給休暇10日をしっかり取れるようにしていますし、今はまかないなどの食事にも気を使えるような体制を整備しているところです。やっぱり、健康は働く上でのすべての土台になりますよね。

ーーそれはいいですね!「ホテル白馬ベルグハウス」で働きたいと思ったら、例えばどんな職種があるのでしょうか?

今私たちが募集しているのは、支配人クラスの人材と料理長、そして接客などのホテル業務全般に携わるスタッフです。すべて正社員募集ですが、経験より人柄やビジネスパーソンとしての基礎レベルを見て採用を行っています。

夏や冬の繁忙期は、学生などの短期アルバイトの募集も毎年行っていますよ。

カウンターで食後のデザートを提供してくれるスタッフの方

カウンターで食後のデザートを提供してくれるスタッフの方

そこにある自然を生かし、自ら仕事を作り出す

ーーこういった環境で働いてみたい方や、旅館業に興味がある方もいるかもしれません。自然豊かなロケーションに位置する「ホテル白馬ベルグハウス」だからこその仕事のスタイルがあれば、ぜひ教えてください。

2015年の秋からはじめたスターウォッチング(星空ツアー)は、当館の名物企画になっています。栂池高原は、周囲に街明かりが少なく空気も澄んでいて、天体観測に最適の地なんです。現在は私が中心となってお客様を案内していますが、星に興味があればぜひスタッフにも任せたいと思っています。

お客様を連れて屋外に出て、とっておきの体験を提供していく仕事は、やりがいにもつながると思います。

星空は圧巻

星空は圧巻

また、夜だけではなく早朝にもツアーを行っています。日本百名山の内、4峰が一望できる栂池高原の絶景スポットにお客様をお連れし、山の名前の由来や地形の解説、信州の民話や神話も絡めたこの地ならではのお話をしています。

高原の朝は気持ちいがいい!

高原の朝は気持ちいがいい!

このように、地方で働く人はただ目の前の仕事をこなすのではなく、そこにある自然環境を生かし仕事の幅を広げていくと、より楽しめるのではないでしょうか。

ーー確かに、仕事を楽しむためのリソースは本人次第でたくさんありそうですね!

当館には栂池エリアでは他に先駆けて作った総ヒノキ露天風呂や岩風呂、ジャグジー露天風呂もあります。毎日の仕事終わりに温泉に入れるといった、贅沢な特典もついていますよ。

露天風呂で1日の疲れも吹き飛ぶ…!

露天風呂で1日の疲れも吹き飛ぶ…!

まとめ

栂池高原のロッジで働く魅力とは…?

・北アルプスの絶景を楽しめる

・休日は登山やハイキング、スキーに山菜採りなど

・水や空気が美味しい

・十分な休養、健康的な食事(まかない)

・スターウォッチングや早朝ツアーを担当できる

・豊かな自然環境を生かして自分で仕事の幅を広げられる

・毎日、温泉に入れる

・オーナー夫妻が素敵

・ここで得られる経験 プライスレス!

もし、ご興味があれば実際に求人に応募してみては?

ホテル白馬ベルグハウス採用申し込みフォーム

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