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意外と知らないチャッカマンの正しい捨て方を徹底解説!

チャッカマンの捨て方に困った経験はありませんか?どうしてもガスが残ったまま処分しなければならないということもあるかと思います。そんな時に間違った方法で捨ててしまうと大ケガや事故に繋がってしまいます。今回はチャッカマンの捨て方について徹底解説したいと思います。

ガス抜きをせずに捨てるとどうなる?

(出典:pixabay

面倒だから一般ごみと一緒に捨てようと、軽い気持ちで捨てた場合にどうなるのでしょうか。軽い気持ちで捨ててしまったことで取り返しのつかない事態へと発展してしまうのです。

ごみ収集車の火災・爆発の原因に!

全国の自治体で問題になっているのが、チャッカマン・ライターにガスが残っている状態で捨てたことによる火災です。さらにごみ収集車の火災だけではなく、近隣住人や住宅に被害が及ぶこともあります。火災で近隣道路が封鎖され渋滞が起きたり、作業員がケガをしてしまうことも。とても危険ですね。

火災・爆発の原因は?

火災・爆発の原因は何なのでしょうか。それは、機械でごみを圧縮して運ぶ際に、チャッカマンやライターに残っているガスのスイッチが押されてしまいごみに引火することです。また圧縮されたスプレー缶同士やスプレー缶と収集車の金属がぶつかり衝撃火花が発生し、可燃性ガスに引火して爆発をする場合もあります。

こちらが、実際に模型で行われた実験の様子です。

(出典:伊丹市

軽い気持ちで一般ごみと一緒に出してしまうと取り返しのつかない事態へと発展してしまうことがわかりますね。

チャッカマンの正しい捨て方の解説

(出典:Unsplash

では、正しいチャッカマン・ライターの捨て方についてみていきましょう。
ガス式・オイル式・電子式それぞれの捨て方について解説をしていきます。

作業する環境は「屋外の日陰」

直射日光は避けましょう。ガスは、直射日光が当たると高温になり長時間放置することで破裂します。安全を第一に考えて日陰で行いましょう。

周りに火の気や可燃物がないか確認して、屋外で作業をします。可燃物があると引火してしまう恐れがあるのです。また、ガスを吸引をしないように注意をしましょう。誤ってガスを吸引してしまうと飲酒をしたような状態になり、幻覚症状や酸素欠乏を起こしてしまいます。最悪の場合、呼吸停止や死亡するケースも。必ず、大人が行うようにしたいですね。

用意するもの(商品紹介)

静電気から爆発や引火に至ることがあります。静電気防止グッツをいくつかみていきましょう。

くらしのヒント 静電気&花粉ガードスプレー

1着あたり6回プッシュをします。約45着分も使えて経済的です。クリーニング屋が実際に使用している商品で、静電気や花粉をガードしてくれます。使用できる服は、綿、ウール、麻、合成繊維です。使用できないのは、絹、レーヨン、皮革製品など水に弱いもの、水洗いやドライクリーニングができない衣類になります。

ヤマトアユーラ イオンガード 

イオン伝導メカニズムを持つ持続性抜群の静電気防止剤です。また、除菌効果が高い植物性発酵エタノール配合で、静電気を防止しながら除菌までできます。まさに、一石二鳥ですね。利用者からも「静電気防止だけではなく除菌もできるから便利」「効果が高い」と高評価です。

サンワサプライ 静電気防止手袋

滑り止め付きの静電気防止手袋です。導電性があるポリエステル繊維で作られており、静電気防止に効果的です。滑り止めも付いているため細かい作業を行うのに優れています。

ガスライターの正しい捨て方

ガスライターのガス抜き方法について紹介します。必ず、安全を確認しながら作業をしましょう。

1.着火スイッチを長押しして、火を吹き消します。この時、火が消えた後に「シュー」というガスが出る音がすることを確認しましょう。

2.スイッチを押した状態で、ガムテープや輪ゴムで固定します。2重、3重にしてスイッチから外れないように注意が必要です。横にスイッチがあるタイプは、輪ゴムの方が効果的ですよ。

3.固定した状態で2時間ほど放置します。必ず、安全確認を行った上でその場から離れましょう。

4.着火スイッチを押し、ガスが漏れる音がしないことや火が完全に付かないことが確認できればガス抜きは終わりです。

補足として、ガス注入式チャッカマン・ライターの場合は、ガスの注入口に細いドライバーなどを刺してガス抜きを行いましょう。

セメダイン ゴムバンド 

天然ゴムを使用しています。一般的なサイズで使い勝手がよく、価格も安いので安心して使用できますよ。日常生活で使う頻度も高いので一つ持っておくと便利です。

ニチバン 布テープ 50mm×25m巻

テープで有名な「ニチバン」は粘着力も高く、手で簡単に切れるため人気です。手で切った時に切り口が曲がらず真っすぐなので、簡単に貼ることができます。布テープなら油性ペンで文字を書くこともできるので、チャッカマン・ライターに貼った際に「危険」と記入も可能です。

オイルライターの正しい捨て方

1.ビニール袋にキッチンペーパーを丸めてオイルを吸わせます。

2.しっかりとオイルにキッチンペーパーを吸わせていることを確認した上で1時間~2時間ほど放置しましょう。

3.完全にオイルが蒸発をしたことを確認して、オイルを吸ったキッチンペーパーをビニール袋に入れたまま捨てます。

補足として、キッチンペーパー以外にも布や新聞紙でも代用は可能です。

日本サニパック とって付きポリ袋 L 白半透明 50枚組

レジ袋が有料になったので、ビニール袋は一つは持っておくと日常生活でも便利です。手提げタイプの方が持ちやすいのでおすすめ。

エリエール キッチンペーパー75組×3箱

キッチンペーパーはロールタイプが一般的ですが、ボックスタイプだと使いやすいです。ロールタイプは、ミシン目がわかりにくく変なところでちぎれてしまうこともあります。しかし、ボックスタイプなら一枚ずつ引き出すので簡単です。利用者からも「ロールタイプと丈夫さは変わらない」「使いやすい」と高評価を得ています。

電子ライターの正しい捨て方

電子チャッカマン・ライターのガス注入式のタイプは、ガスと同様にガス抜きを必ず行いましょう。ガス・オイル不使用の電子ライターの場合は、処分方法は住んでいる自治体によって異なります。
ちなみに、リチウムイオン電池を使用している製品は、一般ごみでは出すことができません。それは、ごみ収集車で圧縮されるとリチウムイオン電池が破損し、衝撃発火を起こしてしまうからです。

チャッカマン・ライターは可燃ごみ?不燃ごみ?

チャッカマン・ライターは、不燃ごみで出します。詳しくは、住んでいる自治体により異なるので確認が必要です。自治体によっては、「危険」などの表記が必要なところも。電子ライターの場合は、小型家電の部類に入ります。ごみとして出す前に、市区町村のホームページの記載を確認しておきましょう。

まとめ

チャッカマン・ライターは正しく捨てないと、ごみ収集車の火災や爆発などの大事故に繋がります。「一回ぐらい大丈夫だろう」という軽い気持ちが危険です。ガスはガス抜きをし、オイルはすべて蒸発させることがポイント。安全第一に大人が行いましょう。電子ライターの場合は、小型家電として捨てる必要があります。出す曜日やごみの種類に関しては、住んでいる自治体によって異なるのでごみを出す前に市区町村のホームページを確認しましょう。

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