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【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

火起こしをしようとしたときに、ライターやチャッカマンを忘れたり、壊れて困った経験はありませんか?そんなときに、あると便利なのがファイヤースターター。ブッシュクラフトスタイルも楽しめるアイテムです。今回は、ファイヤースターターの使い方をご紹介します。

ファイヤースターターとは?火打ち石と何が違う?

【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

ファイヤースターターとは火を起こす時に使用する発火装置で、いわゆる火打ち石のことです。アウトドアやキャンプでの火起こしに使用したり、時には非常時にも活躍します。

ファイヤースターターは火花を散らすパーツのマグネシウム棒の「ロッド」と、それを削るためのパーツ「ストライカー」の二つで構成されています。ストライカーでロッドを削り、その鉄粉を種火となる木くずや麻ひもの上にふりかけます。次にストライカーとマグネシウム棒を使って火花を作り、木くずに着火します。

ファイヤースターターは湿気に強いので、梅雨時期や水気が多い場所でも気にすることなく使えるのが特徴です。また燃料も必要としないので長期にわたって使用できます。

ファイヤースターターの使い方と火起こしの手順

それでは、実際にファイヤースターターを使った、火おこしの手順をご紹介します。

準備するもの

まずは、下記のものをご準備ください。

  • ファイヤースターター
  • 火口になるもの
  • 火種が出来た後に火を大きくするための燃料

ファイヤースターターでの火起こしの手順

STEP1. 木くずや麻ひもなど火口になるものを用意する
【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

まずは火種になる燃えやすいものを用意しましょう。木くずや麻のひもをほぐしたもの、ティッシュペーパーでも大丈夫です。持っていない場合はナイフで落ちている木を削って木くずを作りましょう。ブッシュクラフトに興味がある人はフェザースティックにぜひ挑戦してみてください。

STEP2. ロッドを削って粉を火種の上に落とす
【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

用意した火種を下に置きましょう。そしてその上からストライカーでロッドを削っていきます。削って出たマグネシウムの粉を一点に集めましょう。このマグネシウムの粉が着火剤になります。マグネシウムの粉は多い方が着火しやすいので、初心者の人は多めに削りましょう。

STEP3. ロッドを固定してストライカーで着火する
【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

マグネシウムの粉が集まったらロッドをストライカーで強く擦って火花を出しましょう。この火花がうまくマグネシウムの粉に着火したら、新聞紙などを足して徐々に炎を大きくします。また一度にたくさんの小枝を入れると炎が消えてしまうので気を付けましょう。

STEP4. 火を徐々に大きく育てていく
【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

着火した火種に新聞紙やティッシュなどを追加して火を徐々に大きくしていきます。時折息を強く吹いて風を送るとよいでしょう。大きくなってきたら次は小枝や細くした薪を投入します。薪に火が着火すればひとまず安心です。

うまくいかない?ファイヤースターターでの火起こしのポイント

【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

マグネシウムの粉の上にロッドを押し付ける

初心者の場合はロッドをマグネシウムの粉の上でしっかり固定することをおすすめします。慣れていないと着火する際に動いてしまい、うまく火花が散りません。

火花を散らす時は根元からストロークの距離を長くとる

擦って火花を出すときはストロークする距離が短いとうまくいきません。しっかり根元から距離をとって強く擦ります。

火がつかないときはマグネシウム粉の量を増やす

なかなか粉に着火しない場合はロッドを多めに削って粉の量を増やします。火花を粉の上にうまく落とすようにすれば着火するでしょう。

なぜ火花が散るの?ファイヤースターターの仕組みとは

【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

マグネシウム棒と呼ばれるロッドは燃えやすい金属で作られています。付属のストライカーでロッドを擦ることで、摩擦の力で火花が発生させるのです。マグネシウムの他にフェロセリウムと呼ばれる素材もあります。マグネシウムより着火がしやすく初心者向けですが高価です。

ファイヤースターターの選び方

【ファイヤースターター使い方解説】キャンプで火起こしのコツは?

ロッドの素材の種類

ロッドの素材は下記の2種類に分かれます。

マグネシウム

一般的なファイヤースターターのロッドはマグネシウムの素材が比較的多いです。火をつけるのにコツが入りますが安価に購入できます。

フェロセリウム

フェロセリウムは初心者向けでマグネシウムよりも着火がしやすいのが特徴です。値段はマグネシウムに比べて高価になります。初心者の人はロッドが長いものを選びましょう。

ストライカーの形

ストライカーのサイズは小さいほうが携帯性に優れていて、持ち運びがしやすいです。ですが初心者だと慣れていないため、小さいと力が入れづらくなってしまいます。初心者は携帯性よりも手に合った握りやすい形状のものを選びましょう。

おすすめのファイヤースターター3選

初心者におすすめのファイヤースターターをご紹介します。

「The Friendly Swede フェロセリウム ファイヤースターター」

初心者にも着火がしやすいフェロセリウム素材のファイヤースターターです。ロッドには木の柄がついていてとても握りやすくオシャレになります。ストライカーは栓抜きとしても使えるので便利です。

「Grous キャンピングファイヤースターター」

火起こしの時に便利な火吹き棒と予備のパラコードが付属したお得なフェロセリウムのファイヤースターターです。ロッドも長くて着火しやすく、太さもあるので長期にわたって使用できます。

「Bush Craft オリジナルファイヤースチール2.0」

とても高級感のあるフェロセリウム製のファイヤースターターです。パラコードとセットになっているので着火する時に最大限の力で擦ることができます。評価もよくとても着火しやすいと口コミで評判です。

さいごに

ファイヤースターターは燃料切れの心配がなく湿気にも強いので、どんなシーンでも使うことができます。値段も安価なので非常に入手しやすいのも特徴です。車やバックパックに入れていても気にならない大きさなので、ちょっとした小物入れにも忍ばせておけますね。ファイヤースターターを使いこなすとアウトドアのレベルも上がるので、ぜひ活用してキャンプを楽しみましょう。

(写真:https://hyakkei.me/articles-678/

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