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昼キャン#02 | SPECIAL OTHERS流「僕たちの昼キャン飯」
夏フェス・キャンプシーズン到来を告げる、青空の下でキャンプを全力で楽しむ「昼キャン」企画。
前回はSPECIAL OTHERSのみなさんにキャンプにハマった理由をうかがいましたが、今回は昼キャンの醍醐味のひとつ「昼キャン飯」を作ってもらいました!
果たして、どんな料理ができあがるのか?!
スペアザさんの掛け合いにも注目の動画から、本記事はスタート!
1995年に横浜で結成し、2006年にビクターよりメジャーデビュー。メンバーはみな高校の同級生。芹澤’REMI’優真(キーボード)、柳下’DAYO’武史(ギター)、又吉’SEGUN’優也(ベース)、宮原’TOYIN’良太(ドラムス)の4人からなるインストバンド。
そこにあるもので作る。それもキャンプ飯の醍醐味
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――みなさん料理に慣れているような手つきでビックリしているのですが、普段から家でも料理してるんですか?
宮原)超やりますよ。毎日やってます。
又吉)僕も結構、自炊してますね。
芹澤)俺も結構やってる。
柳下)僕も料理は好きですね。みんな料理自体は慣れていると思います。
――いやはや、本当に驚きです。ミュージシャンってなんだか忙しい印象があって、自炊しているイメージがあまりないのですが、お世辞抜きでみなさん料理偏差値が高い。
柳下)結構、手際いいでしょ?(笑)。あ、誰か俺の分切ってくれてもいいよ。
宮原)シーーーーン。
芹澤)ちなみに俺そろそろ終わるよ。
宮原)じゃあ手伝ったらいいと思う。
柳下)ヘイsiri。マッシュルームを切って。
芹澤)それはお答えできませんね(笑)
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――調理風景を見ていると、なんだかアウトドア料理ユニットのようにも見えます(笑)。ライブのときのような、4人の連帯感があるというか。
宮原)やっぱりいつでもチームプレイですね、我々は。
――ちなみに、家で作るのとキャンプで作るのとでは、なにか違いますか?
宮原)作るものが違いますね! キャンプで作るならメニューは簡単なものに限ります。といいつつも、今日は魚料理ですけど(笑)。みんなでワイワイつつけるようなメニューを外では作りたいですね。
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――キャンプ飯での思い出はありますか?
芹澤)あ、ある。前にアウトドア雑誌の企画でみんなでキャンプで1泊してアウトドア飯を作ろう!っていうのがあって。そのときに、カメラマンの人が「すごく美味しい料理が作れるんだ!みんな食べてくれ!」って作った料理に、ヤギ(柳下)が勝手に味足しちゃったんですよ。カメラマンの人はその味で食べてほしいはずなのに(笑)
宮原)ヒドイよね、傍若無人(笑)
芹澤)しかも、みんなが食べる前、味見段階ですよ。勝手に味を足して、ヤギの料理にしちゃったっていう。
柳下)誰がなにをしゃべっていたのかまでは覚えてないけど、その画だけは覚えてる。
芹澤)結果、ぼんやりとした味になって。元の味はどんなだったんだろうなって。ガッカリしてましたよ、カメラマンの人も(笑)
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――今日はそんなことがないようにお願いします(笑)。
さて、今みなさんが作っているキャンプ飯を教えてください。
又吉)僕は、自作で仕込んできたミートソースにチーズを挟んで、ホットサンドを作ります。あと、鶏ハムも作ってきたので、鶏ハムを使ったサラダも作ろうかと。ビールを飲みながら楽しもうっていうのが今日のコンセプトです。
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宮原)俺はブイヤベース。って言っても、作ったことないけど(笑)。テレビで見て食いてぇなって思って。なんとなく作り方は調べてきたので、あとは適当にやろうかなと。本当は魚のアラでやるんですけど、今回は、立ち寄ったスーパーにあったエビ、タラ、アサリ、カニで作ってみます。
柳下)ブイヤベースって、世界三大スープのひとつだよね。めちゃくちゃ旨いよね。
宮原)そうそう、旨い。いい出汁出てて、<香る>エールにぴったりだと思いますよ。
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柳下)ちなみに俺は、前から作ってみたかったアクアパッツァを作ります。本当は真鯛がよかったんですけど、スーパーに売ってなかったので、ウマズラハギっていうカワハギの仲間で作ってみようかと。どういう味になるかは、わかりません(笑)。でも、あるもので作るっていうのもキャンプ料理の醍醐味ですよね。
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――魚をさばける男性、言わずもがな、カッコイイです。しかも外で。
柳下)でもさ、キャンプで魚料理ってハードル高いよね。下処理に手間かかるからね(笑)
宮原)ソトだと洗い流しできないから、あんまりできないけど、見た目の豪快さもあるし作ってみたくなるよね。
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――うってかわって、芹澤さんは肉料理ですね。
芹澤)俺のメニューは、門外不出のタレに漬けたすごく旨いステーキです。ちょっと前にMVを撮りにチェコのプラハに行ったんですけど、チェコでは牛肉のステーキをよく食べるんですよ。で、そこで食べたバルサミコ酢で食べるステーキがすごく旨くて。それに、チェコの人たちは「ステーキにはビール!」って感じなので、キャンプにピッタリだなと。
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――普段から食べますか? 肉料理。
芹澤)俺はけっこう肉派ですね! 鶏肉、豚肉、漬け込む料理が好きです。漬け込んでおけば作るのも楽ですし。
――ちなみに、その門外不出という、タレの作り方をお聞きしても?
芹澤)ちょっとそれは言えないですね~(笑)
宮原)芹澤家に伝わる門外不出の秘伝?
芹澤)そうそう。っていうのは嘘で(笑)。普通に、醤油とハチミツ、それにショウガとニンニク、塩です。
――なるほど。ハチミツは想定外でした。
芹澤)ハチミツを加えると、丸みのある甘味になる気がします。家だとBBQソースのようなアメリカっぽい味にすることが多いんですが、今日は醤油を使って和風なんだけど、バルサミコ酢の酸味を足して食べる感じにしてみようかと。
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――先ほどチェコでのエピソードがありましたが、旅先で料理のインスピレーションを受けることも多い?
芹澤)ガンガン受けますね。ニューオーリンズで食べた肉が旨くて、それに使ってたスパイスもすごく旨かったから、現地でスパイスを買って使ったり。
――旅先で美味しかったものを再現してみるのって、なんだかいいですね。
芹澤)だから家にはスパイスがたくさん並んでます。あ、でも、スパイスから作るカレーは至難の業(笑)。グルテンフリーな感じのカレーを作ってみたけど、道のりが長すぎて。時間かかるし、すげーいい店に食いに行ってもその方が安かったじゃん、みたいな。カレーは店で食った方がいい(笑)
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――みなさんうまくスパイスを活用していたり、レシピに左右されず「あるもので作る」ことができたりと料理レベルが高いのですが、料理のコツってなんでしょうか?
芹澤)料理してると段々わかってくるんですよ。自分はソースが甘い方が好きだな、とか、こうしておいた方が肉の臭みが消えるな、とか。自分のなかで経験したことを組み立ててたどり着くみたいな。逆にレシピ見て作るのって難しい。伝統料理なんかはレシピに忠実な方が良かったりするだろうけど。
――メンバー内で情報交換することもありますか?
芹澤)あのどこそこのスパイス旨かったよ、みたいな話はめっちゃしますね。主婦の方たちが公園でこども連れて話しているような話を僕たちもしています(笑)
又吉)飲んでるときも、学生の話みたいな、他愛もない会話だよね(笑)。みんな好き勝手に話してるっていうか。
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――家飲みとかもやったり?
宮原)家ではないけど、昔スタジオでご飯作ってたよね。
芹澤)レコーディングとかリハやってるときに、みんなで鍋作ったりしたね。
料理も味も、一期一会。だからキャンプ飯はおもしろい
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――できあがった料理を食べてみて、いかがですか?
柳下)アクアパッツァ、ウマズラハギでも代用できてる。全然大丈夫。
宮原)ね。旨いね。
柳下)今日みたいなキャンプ日和なら、なおさら旨いよね。飯もビールもね。風も少しあって気持ちいい。
芹澤)良太(宮原)のブイヤベースは、これまでのそれとは違う新たなスープになってるよね。本来はもうちょっとワイルドな味だった気がするけど、これは繊細でやさしい味になってる。宮原ベース?
宮原)そう、宮原ベース!
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――作る環境によって想定通りの味にならないところも、キャンプならではですよね。
芹澤)そうそう、同じレシピでも、全然違うと思います。あのときに焼いたステーキの焼き加減、めちゃくちゃ旨かったな~、みたいな。でも、家で作り直してみたら、あれ、なんかちょっと違うみたいなね。
――みなさんのメニューと<香る>エールとの相性はどうですか?
柳下・宮原)バッチリ!
芹澤)やっぱりどんな料理にも合うよね。<香る>エールは。
又吉)口当たりがいいから、料理とともに楽しめる。僕は家でも飲みながら食べるから、それがすごく嬉しい。
柳下)何人かで集まってやるキャンプだと、同時にいろんな人が作った料理が食べられるじゃん? だから、どんな料理にも合うお酒って、けっこう大事だよね。それに、高原の美味しい空気と一緒に飲んだら、味がまた格段とよくなる。
宮原)たしかに、味が深まったよね。
柳下)うん、深まった。アウトドアで飲みたいビールって感じがするよね。
又吉)時間が経っても美味しいしね。
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――どんな風に美味しいんですか?
又吉)ちゃんと口当たりがいいというか。これまでのビールって、ちょっと言い方が変なんですけど、ぬるくなると段々と口当たりがよくなくなってくるんですよ。でも、<香る>エールはぬるくてもスッと飲めるというか、違和感がないというか。いい感じの口当たりのよさがきれいに残っているというか。ぬるい状態って、特にビールは厳しいんですよ。でも、<香る>エールはそんなことないんで。本当にいいのができましたよね。これは本当に。
宮原)なんか作り手みたいだな(笑)
柳下)作った側、みたいな。
又吉)いやいやいや、俺、本当に感動したんだから。
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――外飲みで時間が経っても美味しいっていうのは、かなり重要ですよね。
又吉)本当、重要ですよ。
芹澤)アウトドアの宿命だからね、ビールがぬるくなるのは。長時間外で飲んでるからね。
宮原)やっぱその辺苦労しましたね、作るのに。
柳下)やっぱ酵母のね、選定から大変だったけど、なんとかここまで漕ぎつけてね。
芹澤)なんで醸造家目線なんだよ(笑)
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僕らにとって昼キャンとは、特別で贅沢な時間
――夜と昼のキャンプの魅力の違いってなんだと思いますか?
柳下)やっぱり昼キャンプは、太陽の下で飲んだり食べたりできるっていうのが格別にいいですよね。都会ではなかなか味わえない感覚というか。あえてわざわざ山に来て、大変だけどこうやって料理をして、自分たちで作ったご飯を食べたり、ビールを飲んだりして。本当に贅沢だよね。
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宮原)あと昼は景色を楽しめるのもいいよね。夜は暗いだけだけど。遠くを眺めたり、肉食ったり、そのコントラストがいい。夜にしっぽり飲むのとはまた別の魅力があると思うんです。まず、お昼にビールを飲んでる時点で、特別感があるというか。今日は特別な日だ!っていうスイッチが入るよね。
柳下)そうだね~。
芹澤)特別だね。
宮原)そう、特別。
柳下)昼のキャンプとビールは、本当に贅沢な時間だよね。
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編集部も想定外の、見てるだけでよだれが出る本格派の昼キャン飯を披露してくれたSPECIAL OTHERSのみなさん。バンド活動と同様のチームワークの良さ、随所にこだわりが垣間見えました。青空の下おいしい料理とビール、最高ですね。気心知れた仲間との昼キャンは、特別で贅沢な時間なのです。
既に内容充実の本企画。こちらの連載はまだまだ続きますので、次回もお楽しみに!
「ご飯がおいしいフェス」と言えば毎年大人気の「森、道、市場」。
5/11(金)~5/13(日)で開催されるこのイベントにSPECIAL OTHERSがSPECIAL OTHERS ACOUSTICとして登場!そして、会場ではメンバーお気に入りの<香る>エールのサンプリングも行われます。青空の下、みんなで乾杯しましょう!
*サントリー ザ・プレミアム・モルツ <香る>エール
https://www.suntory.co.jp/beer/kaoruale/
*「昼キャン」instagramアカウント
本企画のオフショットや、<香る>エールのサンプリング、夏フェスファッションやサイトコーデのスナップなどを投稿していくのでこちらもぜひフォローしてくださいね!
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(文:山畑 理絵/写真:藤原 慶)
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