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高山病は対策が肝心!知らないと恐ろしい症状と対処法を徹底解説!

これから高所登山をしようと思う人にとって怖いのは「高山病」です。高山病は悪化すると死亡することもある高度障害ですが、高山病の具体的な予防法や正しい対処法を知っていればそれほど怖い病ではありません。今回は具体例を挙げながら、分かりやすく解説をしていきたいと思います。

高山病の種類

高所登山を計画する上で、準備は欠かせません。その中でも特に知っておくべきことが「高山病」についてです。高山病には、大きく分けて三種類あります。

山酔い

高山病の初期症状が「山酔い」と言われています。一般的には高度が2700m~3000m以上になったときや、車で急に高度を上げたときに発症します。

初期は立ちくらみ、眠れない、寝てもすぐに目が覚める、眠りが浅いなどの症状が発症。症状が進むと、二日酔いに近い症状や胃のむかつき、頭痛、食欲減退、手足のむくみが起こります。

重症化すると、嘔吐、我慢できないほどの頭痛、呼吸困難、尿量の極端な減少、介助なしでは歩けない、昏睡状態などの症状に陥りることがあるそう。

高地脳浮腫(こうちのうふしゅ)

次に、高地脳浮腫です。

脳浮腫とは、高所登山から6時間~数日後に発症することが多いそうで、山酔いが進行した症状。主な特徴は「意識障害」や「歩行困難」です。まっすぐに歩けない、助けがないと立てないといった症状が挙げられます。この状態は、脳が低酸素によってむくんでおり、進行をすると昏睡状態から死亡に至ることもあるとか。とても恐ろしいですね。

高地肺水腫(こうちはいすいしゅ)

最後に、高地肺水腫です。高地肺水腫とは、肺に液体が溜まってしまい肺から酸素を取り込むことが難しくなってしまい呼吸ができなくなる症状。

・胸がゼーゼーする
・咳や痰がでる
・ピンク色で泡状の痰がでる
・意識が朦朧とする

こういった症状が続くと、最悪のケースでは死亡してしまうこともあります。

高山病になりやすい人は?

高山病になってしまう人の特徴はあるのでしょうか。また、どれくらいの高さから高山病を発症してしまうのでしょうか。

遺伝ではない!高山病になりやすい人の特徴三つ

高山病は遺伝はしません。酸素を取り入れる量は、人それぞれ異なり個人差があるからです。

・基礎疾患がある人(高血圧や喘息持ち)
・子供(大人に比べると酸素量が多いので酸素量が減りやすい)
・高齢者(基礎体力が低い)

しかし、高山病になるかどうかは、高所に行ってみないと分からないというのが正直なところです。

体験談ですが、友人と高所登山をしたときにこんなことがありました。
私は普段から運動はあまりしておらず基礎代謝も高くはありません。一方の友人は学生時代から運動部で活動をしていました。一見すると、私が一番高山病になりやすそうですが、高山病にはなったのは私よりも基礎代謝が高いはずの友人でした。こういった経験からも、高山病になるかは個人差があるように思います。

2500mで高山病を発症する?

一般的には、2500mを超えると高所登山の注意が必要だと言われています。しかし、これも個人差があり、子供や基礎疾患がある人は1500m以上でも高山病を発症してしまうこともあるため注意が必要です。

具体的な予防法

ここで、具体的な高山病の予防法について具体的にみていきましょう。登山前と登山中に分けてご紹介したいと思います。

登山前編

1.十分な睡眠を取る

まず、登山前日には十分な睡眠を取るようにしましょう。寝不足だと、めまいを引き起こす原因となります。

2.適度な食事を心掛ける

胃腸に負担を掛けないためにも暴飲暴食、飲酒、喫煙は避けたいですね。

3.激しい運動を控える

激しい運動は控え、長い入浴はやめましょう。入浴をすると新陳代謝を促してしまい、体力が消耗されるからです。

登山中編

1.ゆっくりとしたペース配分

登山中は、ゆっくりとしたペース配分にします。腹式呼吸を意識しましょう。息を吐くときにしっかりと吐くように心掛けてください。また、背負う荷物は重くしすぎないようにして、服装で温度調節をします。

2.十分な水分補給

最も重要なのは水分補給です。1日2リットルは飲むようにしましょう。女性の場合は、トイレを気にしてしまい水分を控えがちですが、山小屋などのトイレを積極的に利用するようにしたいですね。糖分補給も忘れずに。おすすめは、飴やゼリーやスポーツドリンクなどです。

3.高度順応

5合目に到着をしたら1時間~2時間かけて高度順応をするようにしましょう。

高山病になってしまったら?

それでも、高山病になってしまったらどうしたらいいのでしょうか。高山病になってしまったときの対処法とアイテムをご紹介します。

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