キャンプやハイキングに慣れてきて少し遊びを増やしたいって思ったら、釣りを始めるチャンスだ。今までアウトドアで遊んできた感覚そのままで始めることができる。

中でも、山に慣れてきたのならば渓流をアウトドアフィールドに追加するのはどうだろう。今まで知らなかった自然の新たな一面を発見できるかもしれない。これまでのキャンプやハイキングに新たなアクティビティをセットすることで、より自然を満喫できるはず。

そこで今回は渓流で遊ぶ「テンカラ釣り」を紹介する。眺めるだけだった渓流に、足を踏み入れてより深く自然を味わう釣りを始めてみよう!

「テンカラ」とは?

渓流や里川でノべ竿(リールのついてない竿)と糸(ライン)と釣り針に鳥の羽などを巻いた毛バリを使ってヤマメやアマゴ、イワナなどを狙うのが「テンカラ釣り」だ。

「テンカラ」の語源は諸説あるが、どうもはっきりしたことは不明のようなので、毛バリを虫と思わせ魚にくわえさせて釣る日本式釣法の総称と思っておけば間違いないだろう。地域や人によって釣り方や毛バリに様々なバリエーションがあり、かなり自由度の高い釣りだ。

近年ではアメリカでシンプルなフライフィッシングとしてちょっとしたブームとなっていて逆輸入的に知られるようになってきている。
シンプルな道具立てであるところが、ウルトラライトハイキングやミニマリスト的な考えにも通じるところがあり、今まさに旬な釣りと言っていいかもしれない。

「テンカラ」とは?|「いつものキャンプやハイクに加えたい、テンカラ釣りのすすめ」の2枚目の画像

テンカラのおすすめポイント

見ながら釣れる!

何と言っても魚が針にかかる瞬間(ヒットしたところ)を見て釣りができるというところ。石の陰からスルッと出てきて毛バリをくわえて反転する魚。その瞬間のエキサイティングなこと。誰でも興奮してハマること間違いなしだ。

テンカラのおすすめポイント|「いつものキャンプやハイクに加えたい、テンカラ釣りのすすめ」の3枚目の画像

いつものアウトドアアクテビティにプラス!

釣り自体が楽しいことに加え、キャンプやハイキングに新しい遊びとして導入しやすいところもおすすめポイントだ。

川沿いのキャンプ場には渓流釣り場を併設しているところがあるし、キャンプ場から近い管理釣り場なら初心者でも安心して楽しむことができる。
朝から釣りをして午後からキャンプで釣った魚を焚き火で焼いて食べるなんてこともできる。スモークして燻製にしても素敵だ。

テンカラのおすすめポイント|「いつものキャンプやハイクに加えたい、テンカラ釣りのすすめ」の6枚目の画像

登山、ハイキングでよく訪れる北アルプスや南アルプスにも釣りのできる渓流(源流)があり、その近くには山小屋があって釣り客で賑わっていたりもする。ハイキングの途中の1日を釣りに当ててみても面白いだろう。

いつでも持ち歩けるコンパクトな道具

地理的に近い場所であるということだけでなく、必要な道具が少ないので荷物が増えすぎないことも導入しやすさの1つの理由だ。

コンテナやザックに入れても邪魔になることはない。筆者もひと月に及ぶ北欧トレイルハイクで竿を持ち歩き、何度か釣りを楽しんだことがあった。竿とライン(とハリス)と毛バリさえあれば釣りができるのがテンカラ釣りの素晴らしいところ。

テンカラのおすすめポイント|「いつものキャンプやハイクに加えたい、テンカラ釣りのすすめ」の10枚目の画像

自然に囲まれ涼しく遊べる!

おすすめポイントがもう1つ。それは渓流に入る楽しさだ。

少し緑がかった沢の流れは見た目に涼しい。思いもよらない神秘的な風景に出会うこともある。暑い日には足を水につけて、時には滝からの水しぶきを浴びて涼を感じながらテンカラ釣りをする。見て感じて全身で爽やかな一日を過ごすことができる。

テンカラのおすすめポイント|「いつものキャンプやハイクに加えたい、テンカラ釣りのすすめ」の13枚目の画像

本格的に渓流釣りを楽しむようになれば、誰もいない場所で渓泊(沢沿いでのキャンプ)で自然を独り占めなんてことも。焚き火を熾して沢の水で入れたコーヒーは特別な一杯になるかも。

実際はどんな感じ?

しのび足で近づいてサッと釣る

釣りの具体的なイメージを説明しよう。

まず渓流に近づくところから釣りが始まる。腰を落として下流側から魚に気づかれないないようにソロリソロリとポイントに近づいていく。
毛バリが届くギリギリの距離まで近づいたら毛バリを投入だ。竿を前後に振りムチを振る要領で糸を送り込んで毛バリを川面に落とす。
落とすのは魚がいるなと思うポイントよりも少し上。流れが緩やかなところがいい。
毛バリを上流から流してポイントに来ると魚がパクッといった具合だ。

実際はどんな感じ?|「いつものキャンプやハイクに加えたい、テンカラ釣りのすすめ」の3枚目の画像

アグレッシブに釣り上がる

毛バリが狙いのポイントに来ても何も起こらない場合はそこには魚がいなかったということにしよう。次のポイントへ移動だ。沢の段差の一段一段がポイントとなる。

テンカラは、ポイントに3~4回毛バリを流して魚が出なければ移動する釣りだ。
魚が寄ってくるのを待つのではなく、魚のいる上流へ向かって移動しながら釣って行くアグレッシブな釣りなのだ。対岸に渡ってみたり段差を登ったりと運動量も多く、自然の中で体を動かしたい人にもオススメだ。

実際はどんな感じ?|「いつものキャンプやハイクに加えたい、テンカラ釣りのすすめ」の6枚目の画像

さぁ、始めよう!

複雑な動作もないし、シンプルな釣りなので覚えることも多くない。糸の結び方は2種類もできれば十分。数回素振りしてみれば、ラインを送り込むこともどうにか形になるだろう。一日竿を振っていれば奇跡的にすべてがうまくいく瞬間があり魚が顔を出してくれる。

これから暖かくなってくるシーズン。そんな初心者に優しいテンカラ釣りに挑戦してみてはいかがだろうか。

この記事を書いた人

松本 卓也

2005年に走り始め、2010年にサハラマラソンを完走。トレイルランから山に入りハイキング、ボルダリング、渓流釣りへと遊びを広げてきた。2015年に北極圏トレイルを夫婦で1ヶ月歩き原野でのキャンプを堪能。 現在、釣りを中心に野山に分け入って遊び、里山の植物と動物の知識を蓄えつつハイキングイベントを妄想中。

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松本 卓也

歩くことが好きだ。走るのが好きだ。釣りが大好きだ。

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