流れ星はどうやって見る?

 焚き火をじっくり眺めながら語り合うのもいいけれど、たまには火を消して宙(ソラ)を眺めてみるのもいいですよ。そうすれば目に飛び込んでくるのは「流れ星」。
 2017年も多くの流星群がきます。ただし毎年それぞれ当たりはずれがありますので、今年のイチオシを絞ってご紹介しようと思います。

 その前に「流星群を見に行こう!~オススメの流星群と見方のヒント教えちゃいます」でもご紹介した、流れ星を鑑賞するポイントを簡単におさらいしてみましょう。

 まず大事なのは「暗いこと」。これは星空そのものを見るポイントです。周りの明るさが目に入ってくると、どうしても星も流れ星もかき消されてしまいます。もし自分のキャンプサイトで見るならば、ランタンは明かりを充分に絞り、足元に置きましょう。真っ暗にせずとも、せめて目線より高い位置に灯りを置かないのが最良です。

 そして「上を向くこと」。流れ星は全天に降り、どこに現れるかわかりません。ですからできるだけ視界を広くしたいところです。一番いいのは横になれるコット。そこまでできなければチェアに大きく背をもたれて、軽いリクライニング状態にしてください。

 最後に「期待しないこと」。流れ星は、期待が強すぎるとどういうわけかやってきません。ところが気分を楽に、友達や家族と何気ない会話などしているとそこに突然降り注いだりしたりするから不思議なものです。まずは満天の星をリラックスして眺めてください。流れ星は星空の“オマケ”程度に考えて。

流れ星はどうやって見る?|「2017年流星群ズバリこの日がオススメ!「星のソムリエ®」が教えます!」の2枚目の画像

GWはみずがめ座η流星群を「5月5日の23時半過ぎ」ピンポイントで

 今年度最初のアウトドアシーズンと流星群がぶつかるのが「みずがめ座η(エータ)流星群」です。あまりメジャーでない流星群ではありますが、毎年ちょうどGWにぶつかるので流れ星を見るいいチャンスとなります。ただし今年の条件は今一つよくはなく、GWの夜は月明かりの星空となってしまいます(上弦の月前後)。

 しかしあきらめることはありません。せっかくのGWですからね。極大が6日の10時ということもあり、前夜5日の晩は期待できそうです。ピンポイントのおススメは「5月5日の23時半過ぎから」です。だいぶ月は西に傾き、しかも上弦のため、月が照らしているのは沈む方。時間が経てば夜空は暗さを増していきます。日曜前の土曜の深夜ですので、少しだけ夜更かしも大丈夫?

夏休みはペルセウス座流星群「ピーク前後1週間」を気楽に

 いまや夏の風物詩ともなった「ペルセウス座流星群」。三大流星群の一つとしても有名です。「多い」「明るい流れ星」の確実性の高さがウリですし、しかも夏だから長時間観ていることもできる、流れ星鑑賞には外せない流星群です。

 しかし今年は条件が ちょっとだけよくはなく、極大(8月13日4時)付近は月明かりとバッティングします。しかしそこは「多い」「明るい流れ星」の流星群、極大で1時間に35個程度が予想されており、多少の月明りにも負けずに光の筋が走ることが期待できそうです。さらにいえば「ピーク前後の1週間」は通常より活発ですから、お盆のキャンプや登山などソト遊びの時は、あまり構えず気楽な気持ちでソラを眺めてくださいね。

夏休みはペルセウス座流星群「ピーク前後1週間」を気楽に|「2017年流星群ズバリこの日がオススメ!「星のソムリエ®」が教えます!」の2枚目の画像

秋は週末にチャンス到来 ~オリオン座流星群10月21日、しし座流星群11月18日

 出かける週末が流星群の一番いい時と当たればこれ以上のベストは望めません。それが今年は、あるんです! 秋に、しかも2回。

 最初は10月21日土曜日に極大を迎える「オリオン座流星群」。ピッタリ新月(=月明かりの影響なし)に当たりました。土曜で新月、願ったりかなったり。もともとたくさん降り注ぐ流星群ではないにしろ、この条件であれば1時間に数個の流れ星を望むことができるかもしれません。

 続いて11月の「しし座流星群」。極大は18日、またまた土曜日で新月。さすがに2001年の大出現のイメージとは大きく異なる現在ですが、それでも条件のいい今年がオススメであることに間違いありません。

 このころはもう夜長で、20時を過ぎれば派手な1等星が並ぶ冬の星座が上がってきます。満天の星をメインディッシュに、流れ星をNo.1サイドメニュー、そんな感じで楽しむのが一番いいと思います。できれば寒さ対策をして、1時間以上は眺めていたいものです。

最終ラウンドは12月のふたご座流星群、16日土曜もオススメ

トリを飾るのはこちらも3大流星群の一つ「ふたご座流星群」です。この流星群は数も多いのが通例で、また冬のいい時期に見られることもあって、月明りとぶつかりさえしなければ、1年を通して流星観察には特に向いているでしょう。

 今年は条件が比較的よく、14日の極大は暗さもあり、1時間で40個程度が期待されています。ただ残念なことに、14日は週末ではなく週中。直後の週末土曜日は16日。極大を2日過ぎてはいますがまだ流星群の最中、新月にも近く暗い夜なので充分に期待していいでしょう。

 ただし寒さ対策はしっかりと。ただし焚き火は目がちらついてしまうので、薪から炎の出ない「炭」にスイッチをおススメします。むしろ遠火になって暖かいくらいですし、意外にムーディでいいものですよ。

 先に申しました通り、流れ星は期待をし過ぎると現れない不思議な存在。まずは「星空観賞」をゆっくり楽しむ前提にして、流れ星はその「特別ゲスト」ぐらいな気持ちで期待してみましょう。

この記事を書いた人

SAM

アウトドアライター&キャンプブロガー。一般社団法人 日本オートキャンプ協会公認インストラクター。光学機器マーケティングディレクター。各メディアへの取材協力・執筆活動も行っている傍ら、キャンプ体験・キャンプ料理レシピをまとめたWEBサイト「 Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう!」を運営。一方多くのキャンプ場等で星空を案内している「星のソムリエ®」でもある。

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