アウトドア×お酒で原体験を。居心地の良さとオトナの嗜みを提供する”SOTONOMO”とは
アウトドア好きなみなさんなら、キャンプや自然を楽しむ中で、お酒を飲むこともしばしばあるのではないでしょうか?
そんな「外で飲むことの気持ちよさ」に着目し、とことんそれを楽しむユニットが“SOTONOMO”。
今回はそのSOTONOMOのみなさんに、活動を始めた背景やこだわりについて聞いてみました。
もくじ
キッカケはアウトドアイベント
ーーそもそもどうやってSOTONOMOが結成されたんですか?
倉石:はじまりは2011年ですね。あるアウトドアイベントで出会って、そこでの関わり方はバラバラだったんですけど、「お酒が好き」という共通点で10人位で飲みに行ったんです。
ーーお酒好きという共通点がみなさんを繋いだのですね!
倉石:そうですね。最終的にはここにいる3人と、福岡支部を作ると言って(転勤になって)今は九州にいる1名の計4人が主体でやっています。
最高なシチュエーションで最高のお酒を
ーーどうして「アウトドア、キャンプでお酒を飲む」ということにフォーカスしてるんですか?
倉石:キャンプをしながら飲むのにはいいところが3つあって、
・時間を気にしなくて済む
・どうにかしてテントまで行けば寝れる
・どんな時間でも誰かしら焚き火を囲っている
この3つから得られる“安心感”が更に緊張をほぐして居心地の良さを感じられるんです。
そんな最高なシチュエーションで最高のお酒を飲む、それを色んな人に体感して欲しい。
キーワードは季節×場所×人
ーーイベントの企画やテーマはどのように決めているんですか?
倉石:季節は意識していますね。日本には四季がありますから。
高橋:季節の他に開催する場所の気候や風土も考慮しています。そのシチュエーションだったらどんなお酒が合うのか、とか。
小林:その場所で出逢う人やご縁も大切にしています。先日は猟師さんにもご協力頂いて、ジビエにトライしました。
ーーつまりは「季節」「場所」「人」を掛けあわせて、テーマを決めているんですね。
倉石:そうですね。そのテーマに合わせてお酒をチョイスします。お酒もどこでも飲めるようなものではなく、「どうせなら珍しいものを」と考えています。
小林:お酒にもストーリーがあるので、それをしっかり知った上でテーマに合うものを選びます。そうすると自然と小さな蔵元のお酒になったり、バーに行かないと飲めないような希少なモノになったりしますね。
ーーアウトドアも楽しめて、いつもと違うお酒を飲めるのは貴重ですね。ちなみに今の季節だったらどんなお酒をチョイスしますか?
小林:今の時期なら梅雨なので梅、あとは紫蘇やミョウガを使ったカクテルも面白いですね。
小林:イベントを開催する場所でその季節に採れる物とのペアリングを考えてお酒を選ぶ事が多いのですが、そうしたプロセスがその土地をより深く知る手だてになっていると思います。
自然の中での自然な動作でアウトドアの原体験を感じる
ーーイベントをどんな場にしたいと思われていますか?
小林:今は30~40代の方が中心ですが、もっと若い人にも来てもらいたいですね。「若者のバー離れ」も叫ばれている中で、なかなか良いお酒に出逢う機会もない。お酒のスペックとかではなく、ストーリーや本当の美味しさを知って欲しいし、伝えたいです。そのキッカケになれたら嬉しいですね。
ーー確かにそんな機会ってなかなかないですし、知らないと興味も湧かないですもんね。
倉石:「みんなで焚き火を囲んで、お酒を飲んで、大地に寝そべって、また輪に戻る」ってインディアンリザベーションみたいなのに近いと思うんです。ただ飲んで酔って寝ているだけかもしれませんが、それってアウトドアの原体験をしていることに近いなって。そういうアウトドアの根源を体感できるような場所になれたらいいなと思います。
アウトドアでのシーンがお酒を美味しくする
ーーちなみにみなさんが一番好きなアウトドアでのお酒の飲み方ってなんですか?
倉石:私はよく登山をするんですけど、自分の足で大地を踏んで目的地に着いた時に一番最初に飲む一口がたまりませんね。その場所にちなんだ水を使ったウイスキーなんかをくいっと。
ーーその飲み方素敵ですね。ビールとかではないんですね!
倉石:そういう時は効率のよいお酒が一番です(笑)。
高橋:私は真冬に飲む熱々の熱燗です!イベントにも熱燗セットを持って行きます!(笑)
あの小さいおちょこをみんなでこじんまり乾杯する瞬間が大好きなんです。注ぐ度にみんな乾杯する、それぞれが繋がっていく感じが。イベントでもこっそり飲んで、お客さんにバレた時に隠れて乾杯するのも最高です!(笑)あの瞬間のために冬キャンプをしてます。
ーーとても明確なシーンでのお酒ですね!そのシーンがお酒をさらに美味しくしてるんですね。
小林:季節の変わり目を感じながらお酒を飲むが好きですね。アウトドアの良い所は季節の変わり目がわかるところなので、風の匂いや周りの自然を感じながら、お酒を飲んで、「あぁ、また1年経ったなぁ」なんて。(笑)
あえて不便さを残すことでアウトドアの根源を感じて欲しい
ーー最後に今後どのように展開していきたいかをお聞かせ下さい!
倉石:特に大きくしたいとかそういう願望はないです。あくまで私達はイベント屋ではなく、「最高のシチュエーションで最高のお酒を飲む場所」を提供したいので。企画だけして、運営は任せて、私達もお酒をそこでたくさん飲みたい。(笑)
(一同大笑い)
小林:このイベントを通して、「人と人を繋げるもの」になれたらいいなと思います。開催する場所でのご縁が、また新たなご縁を生んで…といったように何かのキッカケとなる存在になりたいですね。
倉石:さっきのインデイアンリザベーションの話じゃないですけど、アウトドアで飲むことに関しては、ある程度の不便さを残しておきたいです。それでこそアウトドアの根源を感じられるし、そんな体験を届けたいなって。
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外で飲むことの素晴らしさだけではなく、お酒のストーリーや人との繋がり、アウトドアの原体験までをも考え抜いたこだわり。
未知なるお酒に触れるキッカケ、人と繋がるキッカケ、アウトドアの原体験をするキッカケを求めて、みなさんもSOTONOMOのイベントに参加してみては?
*SOTONOMO
http://www.sotonomo.com/
.HYAKKEI編集部です。
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