茨城県の公設キャンプ場『グリンヴィラ』が愛される理由とおもてなしの心
初めてキャンプをするときは何かと不安になるもの。
必要な道具はすべてあるかな?
キャンプ場のトイレやシャワー室って綺麗なのかな?
そんな不安や疑問をお持ちの方にオススメしたい、
茨城県大子町にある関東で大人気のキャンプ場「グリンヴィラ」。
どんな人でも受け入れ、おもてなしの心がにじみ出る「グリンヴィラ」の秘密に迫りました。
茨城県主導のもと、5つ星キャンプ場を目指して創設された『グリンヴィラ』
ーー大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラの支配人でいらっしゃいます小松和人さんにお話を伺います。よろしくお願いします!
よろしくお願いします。
ーーまずは大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラがオープンしてからのここまでの歩みを教えてください。
オープンしたのが2002年7月12日です。おかげ様で今年の7月で14周年ですね。
もともと私は町の森林組合で働いていたのですが、オープンの1年ちょっと前にこちらにきまして当時は31,32歳でノウハウも全く無くて大変でした。
スタッフもいないところからの準備なので、もう何をやっていいかわからなかったです。
ーーー大子広域公園があって、後でキャンプ場ができた形ですか?
そうです。大子広域公園はキャンプ場よりも前にできていて、グラウンド・テニスコート・アスレチック・プールがありました。そこに宿泊施設を作るという県のコンセプトがあって、最終的にキャンプ場になりました。
ーーなるほど。キャンプ場って個人で経営されていたり、会社で運営されていたりしますが、グリンヴィラはいわゆる公設のキャンプ場ということですか?
はい。ここは茨城県が所有している施設で、運営を請け負っているのが私達、大子町振興公社です。
県は5つ星キャンプ場を作るということを目標に、ここを作りました。
ーーその目標通り、5つ星のキャンプ場になってますよね。小松さんご自身はアウトドア経験があったのですか?
私自身は登山をしていたこともあって自然に触れることが好きだったのですが、キャンプ場の運営を任されるという話は本当に驚きましたね。
最初は本当に大変で、当初はいかにしてオープンを迎えるかに全力を費やしてましたね。その後のことは全く考えてませんでした、本当に。
公設だけど、サービスを怠らず、スタッフのカラーを出して
ーー他のキャンプ場で参考にされたキャンプ場はありますか?
福島県にあるフォレストパークあだたらに研修に行かせて頂きまして、泊まりこみで2週間ほどお世話になりました。
当時アジアでNo.1と言われていたキャンプ場で大変勉強になりました。ただ、フォレストパークは規模が大きすぎてグリンヴィラにそのまま当てはめていくことができず、今度は岩手県の陸前高田オートキャンプ場モビリアの支配人から勉強させて頂きました。この2つのキャンプ場がなかったら今のようなグリンヴィラはできませんでしたね。
ーーなるほど。そこから色々と学んできたのですね。
はい。基礎はその2つのキャンプ場で学ばさせて頂きましたね。ただ、その後もいくつもキャンプ場を見学させて頂いた中で感じたことがありました。
当時、公設のキャンプ場はどこかお役所仕事・窓口業務のようで、あまりスタッフの顔や個性を出さないところが多かったんですが、それはもったいないと思ったのです。
グリンヴィラの場合は、公設のキャンプ場だけどサービス面もしっかりと提供できるよう努めてますし、スタッフみんながカラーを出して仕事をしていますね。
スタッフの皆さんの人柄の良さが実際にキャンプ場に来ると肌で感じます。
ありがとうございます。スタッフもみんなこのキャンプ場が大好きですし、本当に協力的で大変助かってます。
また、大子町としてもグリンヴィラのことを「全国に名の知れたキャンプ場」として応援して頂けているので、その点も非常にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。
ーー本当雰囲気いいですよね。グリンヴィラはファミリー層が多いですか?
そうですね。30~40代のファミリー層を中心に関東近郊の方がほとんどです。
夏休みはキャンプが初めての方、初心者の方にご来場頂くことが多いですが、一度来てくださった方が、今度は違う季節に来てくださるという形でリピートして頂いてます。割合にすると7割の方がリピートして来てくださってますね。
他にも、3世代で楽しんで頂いていることもあります。おじいちゃんおばあちゃんはキャビンで寝て子どもたちはテントで過ごされています。
ーーこれだけ清掃が行き届いていて本当に綺麗ですけど、ターゲットや意識している層はありますか?
初めてキャンプをするときもそうですけど、やはりファミリーの場合ですとお母さんに決定権がある場合が多いと思いますので、女性に支持されるように心がけている部分は多々ありますね。
ーー炊事場・トイレは綺麗ですし、オムツ替えシートもありますよね。
そうですね。ここ最近は赤ちゃん連れの方もいらっしゃいますので。ウォシュレットの設備も順次整えていってます。
キャンプをより身近に、たくさんの人に!
日本全国キャンプ場と名所を巡りながら旅する旅人。月間50万PVのキャンプブログ「http://camp-in-japan.com」を共同運営。
キャンプでたくさんの笑顔が生まれたらいいなーっと思いながらブログを書いてます!