ベテラン参加者に聞く、夏フェスキャンプの極意とマストアイテム
みなさんは夏フェスに参加したことがありますか?初めての夏フェスが楽しみな一方で、心配なことや不安なことも多いはずです。特に初めてキャンプでの参加は、なかなかハードルが高いものではないでしょうか。
もくじ
幕張のギター教室、そこに噂のフェスマスターはいた
今回そのお話を伺った人物は、千葉県幕張で『小嶋エレキギタースクール』を運営するプロギタリストの小嶋瞬さん(以下、小嶋さん)です。小嶋さんは、プロギタリストとして夏フェス参加歴10年以上のフェスマスター。インディーズバンドシーンの中では、大の夏フェス好きとして有名な人物です。毎年キャンプで参加しているベテランの小嶋さんに、夏フェスキャンプの極意とマストアイテムについて聞いてみました。
先輩フェスマスターに誘われた、初めての夏フェスキャンプ
今でこそ毎年仲間を引き連れて夏フェスに参加する小嶋さんですが、初めてキャンプで参加したのは、先輩フェスマスターに誘われたフジロックがきっかけ。「初めての夏フェスキャンプは、絶対に経験者と一緒の方がいい!」と小嶋さんは自身の経験を語ります。その理由は、初めてではわからない、夏フェスキャンプの掟があるからなんだそうです。
フジロックでいい場所を取るには、前夜祭の朝から並ぶべし!
キャンプエリアは、冬はゲレンデとして使用されている場所になります。そのため平らな場所がとても少ないのです。最初の場所取りに失敗すると、坂で縦に寝るハメになりますよ。
フジロックではとにかくコンパクトなテントにするべし!
キャンプエリアには、無数のテントが張られます。そのため最初の場所取りがうまくいかないと、テントとテントのあいだのとても狭いスペースに自分のテントを張ることになります。1人用テントを活用するなど対策を立てておきましょう。
テントにはわかりやすい目印を付けるべし!
無数のテントが張られると、帰ってきたときに自分のテントを見失うことがしばしばあるそうです。そんなときのために、自分のテントには必ず目印を付けるようにしましょう。最近はペナントを付けるのが人気だそうですが、中には風車を付けている方もいるようです。
夏だろうと夜は必ず寝袋で寝るべし!
真夏でも夜間の山間部はとても冷え込みます。日中は暑くても、夜は必ず寝袋で寝るようにしましょう。
フジロックの冷水シャワーに慣れておくべし!
お湯が出るシャワーは人気があるため、ほとんどの場合は冷水のみのシャワールームを使用することになります。そのため夏フェス参加前に、あらかじめ自宅で冷水シャワーを浴びて慣れてから当日を迎えるのだとか。現地では、1日の中でも多少水温が高くなる日中の利用がオススメだそうですよ。
これら夏フェスキャンプの極意は、”先輩フェスマスターの教え”があってこそ、と小嶋さんはいいます。どれも誰も教えてくれない興味深い内容ばかりですよね。
気になる小嶋さんの夏フェスファッションとは?
気になる小嶋さんの夏フェスファッションはこちら。突然の雨でも大丈夫なレインウエアと、足元のCROCSがポイントです。もちろん別で長靴も持って行くそうですよ。また、炎天下の中を歩き回るため、頭には帽子かタオルが必要不可欠です。小嶋さんは、汗を吸収してくれるタオル派。ただし、おでこの日焼け跡には要注意です。
夏フェスキャンプは、仲間で持ち運べる必要最小限のもので
小嶋さんの夏フェスキャンプアイテムは、仲間たちで持っていける必要最小限のものにとどめているとのこと。その中でも気になったのが、次にご紹介するこちらのアイテムです。
快適なキャンプに必要不可欠なエアーマット
どんなフェスもテントを張る場所は、通常キャンプに使用されていない荒地ばかりです。テントを張ると気になるのが、寝るとき背中に当たるたくさんの小石。そこで活躍するのが、このエアーマットです。
誰でも簡単に膨らますことができて、空気を抜けばコンパクトに持ち運びが可能です。筆者も夏フェスキャンプで気になったテントの小石、これは目から鱗のアイテムでした。
BBQも夏フェスキャンプの醍醐味!
仲間たちとのBBQも夏フェスキャンプの醍醐味と語る小嶋さんは、調理アイテムも一式揃えています。
この折りたたみ式の食器は、小嶋さんが夏フェスに初めてキャンプで参加したときから使っているもの。コンパクトに持ち運びが可能なので、食事のときに最も重宝するマストアイテムだそうです。
このBBQアイテムの中で気になったのが、小嶋さん自慢の調味料セットです。しょう油やサラダ油はもちろんのこと、小嶋さんイチオシがこの”焼肉のタレ”です。何を食べるにも、これさえあれば美味しく仕上がると笑顔で話してくれました。確かにBBQ必須のアイテムですね。
ただし、フジロックのようにBBQができない夏フェスもありますので、あらかじめ十分に調べておくようにしましょう。小嶋さんは、毎年ライジングサンでBBQしているそうですよ。
小嶋さんが夏フェスにキャンプで参加し続ける理由とは?
「夏フェスにキャンプで参加すると、寝ていても起きていても、とにかく1日中大好きな音楽を体感できるのが1番の魅力ですね」と語る小嶋さん。常にどこかから聴こえてくる音楽が、どんなに過酷でもキャンプで夏フェスに参加し続ける最大の理由なんだそうです。
「それと、キャンプをしていると、隣のテントの人と仲良くなれるのも大きな魅力ですね。テントを張れる男子はモテますし、フジロックで出会って結婚したカップルまでいるそうですよ」と耳寄りな情報も。今やフジロックで実際に挙式をあげる”フジロック婚”まで誕生しているといいます。夏フェスキャンプは、その素敵な出会いもまた大きな魅力なのかもしれませんね。
夏フェスにキャンプで参加しようと考えている方は、是非小嶋さんが紹介するリアルな極意とマストアイテムを参考にしてみてはいかがでしょうか?また、『小嶋エレキギタースクール』では、夏フェスキャンプへの質問にも答えてくれるそうです。一緒に夏フェスへ参加する仲間も募集中だそうですよ。
小嶋エレキギタースクール
店 名:小嶋エレキギタースクール
住 所:JR幕張駅より徒歩5分(無料駐車場完備)
※詳細な場所はレッスンご予約完了後にご案内いたします。
問合せ:shun0021mgs@gmail.com(メール受付のみ)
H P:http://shun0021.jimdo.com/
[所属バンド]
SONIC RADIO
http://infosonicradio.wix.com/sonicradio
「LAUGH, SMILE & ROCK’N’ROLL!!」昭和60年・山形県最上町産。歴史と温泉とロックンロールをこよなく愛する体育会系スイーツ男子。元最上ロックフェスオーガナイザー。某大手旅行会社の営業マンを経て再び音楽業界へ。都内ライブハウスを中心にイベントの企画制作の傍ら、フリーライターとして原稿を執筆。その他アーティストマネジメント/DJ/MCとしても活動。趣味はボクシング。