カテゴリ: 休日アウトドア

小腹がすいたらシェラカップ!簡単にご飯が炊ける道具

小腹がすいたらシェラカップ!簡単にご飯が炊ける道具|「アウトドア・登山の活力はやっぱりご飯!シェラカップ炊飯の極意、教えます」の1枚目の画像

アウトドアでご飯を炊く。

このように切りだせば、まずは飯盒炊飯が連想されるでしょう。最近では、「蓋がカタカタ鳴る音で、炊きあがりを知らせてくれる」といった便利なクッカーもあります。しかし、飯盒は4合炊き、ライスクッカーは3合炊き。山登りなど、個人的なイベントでは量が多すぎることもあります。第一、荷物にもなってしまいます。

「でも、フリーズドライ食品ばかりでは味気ない」「腹持ちが良いご飯、甘くておいしいお米をアウトドアでも味わいたい」と感じている方は多いでしょう。

そこで今回は、登山の万能容器・シェラカップを使っての炊飯術をご紹介します。

炊く前の注意点:必ず、ステンレス or アルミ製シェラカップを用意しよう

炊く前の注意点:必ず、ステンレス or アルミ製シェラカップを用意しよう|「アウトドア・登山の活力はやっぱりご飯!シェラカップ炊飯の極意、教えます」の1枚目の画像

現在、登山の世界では軽くて頑丈なチタン製シェラカップが人気です。しかし、チタンには熱の伝わりが悪いという欠点があります。湯を沸かしてフリーズドライ食品を戻すならともかく、調理、特に炊飯では生煮えや焦げつきなどの失敗に繋がりかねません。

そのため、必ずステンレス製もしくはアルミ製シェラカップを用意しましょう。

ポイント:一回の炊飯は、米5勺(100㏄弱)以内におさめる

最大で300㏄は入るシェラカップですが、1回に炊ける米の量は最大で5勺(1合の半分)となります。これ以上炊こうとすれば、溢れ出して大失敗に繋がります。

シェラカップ炊飯の手順

1.米を量る

まずは米を量ります。シェラカップの内側には、米を量るための目盛りがついています。
「100」の目盛りまで生米を量れば、ちょうど5勺程度の分量になります。

2.米を研ぎ、水を量る

米をよく研いだ上で、200㏄の目盛りを少し超える程度まで水を注ぎます。一般的な釜や飯盒の炊飯では、水の分量は「米の面に手のひらを置いて、水が手の甲を隠すほど」「中指の第一関節まで」とされていますが、手を入れられないシェラカップでは目盛りを頼りにしましょう。

3.吸水させる

シェラカップ炊飯の手順|「アウトドア・登山の活力はやっぱりご飯!シェラカップ炊飯の極意、教えます」の6枚目の画像

この状態で、米に水を吸わせます。時間は1時間程度が最良です。これ以上吸水させると、芯が残る失敗は避けられますが、炊き上がりが多少ベタついてしまいます。

4.いよいよ点火

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アルミホイルで蓋をした上で、いよいよ点火します。火加減は弱火。
次第に温まったら、シェラカップを持ち上げて軽く揺すぶってください。これは米のコゲつき防止となります。

5.沸騰・蒸気を逃がす

シェラカップ炊飯の手順|「アウトドア・登山の活力はやっぱりご飯!シェラカップ炊飯の極意、教えます」の12枚目の画像

いよいよ沸騰が始まります。吹きこぼれ防止として、アルミホイルの一隅を開き、蒸気を逃がしてください。蓋をあけることで米が煮え、同時に水分が蒸発していく様が観察できます。
そして、水分が蒸発するごとに、アルミホイルの蓋を徐々に閉じていきます。火加減は、これまで以上に弱火にします。

6.蒸らし

「煎餅のような香り(飯が焦げる匂い)」が漂い出したら、すばやく火から下ろしてください。その上でアルミホイルの蓋を完全に閉じ、10分ほど蒸らします。

7.完成

シェラカップ炊飯の手順|「アウトドア・登山の活力はやっぱりご飯!シェラカップ炊飯の極意、教えます」の17枚目の画像

アルミホイルを取り除いて完成。自家製の梅干を置いて記念撮影をしました。表面こそ多少固かったものの、芯も残らずふっくらと炊けました。

まとめ

シェラカップ炊飯は、以下のポイントを念頭に置いてください。

・必ずステンレス製 or アルミ製シェラカップを使う
・炊く米の量は、100cc以内
・吸水は十分に!
・常に弱火で!


あとは、ホンノリ焦げだしたご飯の香りをかぎ分けるために、嗅覚を研ぎ澄ますことが大切です。体力勝負のトレイルでは、やっぱり腹持ちの良いご飯が良いですね!

この記事を書いた人

角田 陽一

北海道出身。幼少時より焚き火の温かい魅力にひかれるうちに、炊飯とアウトドア料理に親しむ。平成16年よりフリーライター。得意分野は歴史や食文化、民俗学だが、平成24年頃よりアウトドアムックにも執筆中。民族的な知識を絡めての記事作りに邁進している。なお、古くから活躍されている同名のスポーツライターは全くの別人なので、ご注意ください。

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焚き火マニア、炊飯マニアとしてアウトドア料理の楽しさを語らせていただきます。

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