カテゴリ: 休日アウトドア

.HYAKKEIファンの皆さん、こんにちわ。
今回が初めての寄稿になります“オートパッカー”のイナガキです。今日は自己紹介を兼ねて、日々わたしが仕事でもプライベートでも実践している、「リアル・オートキャンプ」の話をお届けします。

オートパッカーは、バックパッカーの「クルマ版」

オートパッカーは、バックパッカーの「クルマ版」|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の1枚目の画像

わたしが本格的にキャンプを始めたのは、今から20年も前のこと。バブルの崩壊と同時にオートキャンプが大流行した時代に、幼稚園児の娘と喋れるようになったばかりの息子を連れて、暇があれば近場の真新しい「高規格オートキャンプ場」に出かけていました。
既に.HYAKKEIでお馴染みの佐久間氏は、そんなうちの子供たちと同年代です。もしかしたら皆さんの中にも、わたしと同じ「三丁目の夕日」世代の親を持つ方がおられるかもしれませんね。

オートパッカーは、バックパッカーの「クルマ版」|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の3枚目の画像

さて。時は流れ、子供達が小学生の高学年を迎えた時に、我が家では憧れの北海道キャンプ旅行計画が持ち上がりました。
当時の愛車はビッグホーン。キャンピングギアを積んで、家族4人が北海道を駆け回るには十分なサイズと馬力を持った4WDのSUVです。しかし10日程度の短期間で、北海道をロスなくキャンプで周ることを考えると、このクルマでは「どうしてもクリアできない難題」がありました。

オートパッカーは、バックパッカーの「クルマ版」|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の5枚目の画像

車中泊。当時はまだ誰もがそれをPキャン(パーキング・キャンプ)と呼んでいた時代です。ただ、わたしの希望はキャンプ場での設営・撤収の負担を軽くすることにあり、必要なものをザックに放り込み、時にはキャンプ場、時にはユースホステル、またある時には駅の構内など、その時々の状況にマッチする寝場所を選んで旅を続けるバックパッカーの旅行スタイルが、家族4人・クルマでできればよかった。わかりやすくいえば、車中泊とオートキャンプに加え、時には山小屋のような宿泊施設も駆使して、旅やアウトドアを合理的に楽しもうというのがオートパッカーなのです。

クルマで寝るから、オートキャンプ

現代の日本のオートキャンプは、クルマをサイトに横付けする「テントキャンプ」です。つまり、クルマはキャンピングギアと人をフィールドまで運んでくれるための道具なのですが、インターネットで大辞林などのデジタル辞書を見ると、

〔和auto+camping〕自分で自動車を運転し、その車で寝泊まりしながら各地を移動する旅行。

と書かれています。これを見た瞬間に、「わたしのやっていること・やりたいことはコレなんだ!」と確信しました。実はオートパッカーが、スタンダードな意味でのオートキャンプだったのです。しかし日本には既に前述したオートキャンプが根付いています。そこで区別しやすいよう、「リアル・オートキャンプ」と呼ぶことにしました。

キャンプは、目的のための宿泊手段

キャンプは、目的のための宿泊手段|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の1枚目の画像

オートパッカーとして日本各地を旅するようになって、もうひとつ「確信」できたことがあります。それはキャンプが「目的」ではなく「手段」であるということ。例えば、満天の星空が見たい、野生の動物と出会いたい。あるいは釣りがしたい、山登りがしたい、スキーがしたい。これらはみんなフィールドに足を運ぶ目的です。そしてキャンプは、それらを日帰りではなく「泊まり」で楽しむための手段にすぎません。ゆえにテントにこだわる必要はなく、ゲレンデのように目的を最大限に適えてくれる「寝床」がクルマであるなら、それを利用すれば良いのです。

キャンプは、目的のための宿泊手段|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の3枚目の画像

また、目的は必ずしもアウトドアでなくてもかまいません。わたしは坂本龍馬の足跡を辿るために、あるいは讃岐うどんの食べ比べに、また各地の温泉めぐりにもこの「リアル・オートキャンプ」を利用しています。

リアル・オートキャンプの基本スタイル

最後に、オートキャンプとの違いが一目でわかる写真をご覧いだこうと思います。

バックドア・スタイル

リアル・オートキャンプの基本スタイル|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の3枚目の画像

ミニバンやワゴン車の基本となるスタイルで、場所を取らないため、登山口にある駐車場の片隅や波止場でも展開できます。写真のテールゲート・キッチンは、釣りやカヌー、あるいはサーフィンなどを楽しむ人達のクルマによく搭載されています。

カーサイド・スタイル

リアル・オートキャンプの基本スタイル|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の6枚目の画像

気候が良い時にはタープの代わりにサイドオーニングを使い、陽射しや雨を凌ぎます。室内にキッチン機能を持つキャンピングカーは、これが基本形になります。

シェルター・スタイル

リアル・オートキャンプの基本スタイル|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の9枚目の画像

虫の多い真夏と寒風と冷え込みの強い真冬はキャンプ場に入り、テントキャンパーと同じようにシェルターの中で寛ぎます。

インドア・スタイル

リアル・オートキャンプの基本スタイル|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の12枚目の画像

道の駅やサービスエリアで車中泊をする時と、悪天候時にはクルマの中で過ごし、食事はできるだけ調理済のものを食べるようにしています。写真は現在使っているクルマで、ナローのハイエース・ロングをベースにした既成のキャンピングカーに手を加えて、プロモデル化しました。

リアル・オートキャンプの基本スタイル|「自由奔放アウトドア。リアル・オートキャンプで「食う・寝る・遊ぶ」」の14枚目の画像

次回からは、そのリアル・オートキャンプと車中泊を駆使して楽しむ、オートパッカー流のアウトドアライフを紹介していきます。

どうぞお楽しみに。

この記事を書いた人

稲垣 朝則

既に日本列島を10往復以上、要した走行距離は40万キロを超える。現在はハイエースのキャンピングカーで年間100泊近い日々を過ごし、著書は既に10冊を超えている。HYAKKEIを通じて、自由奔放なキャンピングカーライフの楽しさをお届けします。

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車中泊&リアル・オートキャンプで日本を旅する”オートパッカー”

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