陸の孤島で巡るフォトツアーは、新しい出会いの連続だった 〜 CURBON TOURS in 大人の秘密基地 REN VILLAGE 〜
国内最大級の写真の学びサイト・コミュニティを運営するCURBON(カーボン)が企画・実施する撮影ツアーシリーズ「CURBON TOURS」 。
今回は.HYAKKEI との共同開催で「アウトドア × 写真 × 旅」をテーマに、西伊豆のプライベートキャンプ場《REN VILLAGE》に行って来ました。
もくじ
カメラを片手に旅に出よう「CURBON TOURS」
「CURBON TOURS」は、旅先の思い出を、写真で美しく残すための特別な撮影ツアーシリーズ。写真好きのメンバーが集まって、憧れのロケ地や個人だと立ち入りにくい絶景ポイントを巡ります。日帰りと1泊2日のプランから選ぶことができます。
今回訪れたのは、プライベートキャンプ場《REN VILLAGE》。伊豆本土にありながら、船でしか行けません。
焚き火場に、テントサイト、炊事場、露天風呂とすべて自由に使ってOKなキャンプ場です。予約はリピーターが7割と満足度も高いとのこと。
刺激的な初日が幕を開ける
静岡県 田子港に集合
今回の参加者の半数は大学生。主催側ではあるものの、他の参加者とうまく馴染めるのか?自分はカメラに関して素人だけど、ついていけるのだろうか?行きの電車の中でそんな不安が巡っていました。
集合場所に着いて、簡単な挨拶をかわし、参加者同士で会話が始まりました。何人かと話しているうちに、少しずつ緊張感が和らいでいきます。
REN VILLAGEに出発するまでの間に、カメラ初心者のために、CURBON代表の武井さんが自ら写真撮影の基本を教えてくれました。
いざ静岡県のプライベートキャンプ場“REN VILLAGE”へ!
田子湾から10分ほどで到着。入り江にあるキャンプ場で、目の前は太平洋が広がっています。
キャンプ場に到着するなり、参加メンバーは撮影スポットを見つけては、風景やポートレートの撮影に興じています。
スポットを見つけては、モデルが世界観に入り込み、フォトグラファーはシャッターを切っていく。その様子はまるでプロですが、彼らはまだ大学生。これが写真好きの人たちの文化なのかと、感銘を受けました。
そしてはじまった、裏山フォトウォーク
荷物の搬入が終わって早々、武井さんの案内で始まったのは、キャンプ場の裏山を巡るフォトウォーク(※①)。
今は使われていない林業用の狭い道路を進みながら、自然の中の撮影スポットを見つけます。木漏れ日や、赤く染まる夕日、トンネルを薄暗く照らす光など、次々とスポットを見つけては、「カシャッ」とシャッターの音が響きます。
私もはじめは撮影に混じることを躊躇していましたが、武井さんが教えてくれながら撮影に混ぜてくれました。他の参加者の方々からも「わからないことがあったら何でも聞いてくださいね!」と声をかけてもらいながら、フォトウォークに混じり無心にシャッターを切っていきます。
最初は、設定が上手くいかず真っ黒になった写真ばかりを撮っていた筆者。しかし、他の参加者の皆さんに教えてもらいながら、ついに、こんな写真が撮れるようになりました!
姉から借りている一眼レフを半年くらい持っていたのですが、独学では使いこなせていませんでした。しかし、教えてもらって実践する方が上達がはやく、スマホでは撮れない写真が撮影できたときの興奮は、やみつきです。
皆との親睦を深めるBBQ
フォトウォークの後は、BBQの開催です。
REN VILLAGE 武田さんのBBQレクチャーが終わり、食材を焼いて食べていきます。
専用サーバーからは、冷えたビール、ハイボール、チューハイ等いつでも注げ、もはやビアガーデンさながらの設備。
徐々に会話も盛り上がり、出会ったときのよそよそしさは、どこかに消えていきます。
空を埋め尽くすほどの星空撮影
美味しいBBQを楽しんだあとは、小屋の電気を落として星空撮影タイム。
REN VILLAGEは集落から離れたところにあるため、電気を落とすと光一つない暗闇に包まれます。
私も星空の撮影に挑戦!武井さんに教えていただきながらカメラの設定を変えるだけで、初心者でもここまで撮れるようになりました!(下記)
シャッター速度は30秒。シャッターが降りるのをじっと待つ間に感じる、わくわくと不安は、幼少期に感じたピュアな感情が思い出されるようでした。
ちなみに下記はCURBONの下重さんが撮影した星空!
同じ空を撮影したとは思えない出来栄えに唖然。どうすればこんな写真がとれるのかと考えを巡らせますが全くわかりません。
「もっと知りたい!」「うまくなりたい!」そんな想いが巡ります。他のフォトグラファーたちも、こうやってカメラ沼にはまっていったのかもしれません。
1日の締めくくりは焚き火
星空撮影のあとは、花火をしながら、夜更けまで皆で焚き火を囲みました。楽しい一日はあっという間に過ぎていくもので、一人また一人と眠りについていきます。
地元の海鮮に舌鼓をうつ朝ごはん
翌朝は、早朝から写真撮影に興じるメンバーもちらほら。その日その瞬間にしか撮れない1枚を求めて、情熱を駆り立てられているようです。
朝食は炊きたての白ご飯と、味噌汁、そして伊豆で獲れた魚の干物。炭火で焼いた魚とアツアツのご飯の美味しさに、目が覚めます。
焚き火体験
朝食後はついに .HYAKKEIの出番!薪割りをレクチャーし、参加者みんなで焚き火用の薪を割っていきます。しかし、このとき使った薪は、割るのが難しい広葉樹林。初めて握る斧に皆さん戸惑っていました。しかし、端っこの方から少しずつ割っていき、無事に薪割り成功です!
アウトドア料理体験
昼食は、再び.HYAKKEIプレゼンツ!
ダッチオーブンで丸鶏の香草焼きを作りました。火入れはもちろん、先ほどみんなで作りあげた薪を使ってます。仕込みから全て手作りです。
1時間直火にかけて、30分余熱調理後、恐る恐るダッチオーブンの蓋をオープン…!パチパチッという音とともに、一面に広がる鳥皮の焼ける良い香りに、一同大興奮!外はカリカリ、中はふわっふわの仕上がりでした!
インタビュー
ツアーの最後に、2名の参加者にお話を伺いました。
被写体モデルとしても活動中のナナさん
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ナナさん
高校生の時にカメラを購入して以来写真が趣味になり、ミラーレス一眼やフィルムカメラで写真を撮っている。現在は被写体モデルとしても活動中。学生コミュニティであるcurbon写真部に所属し、関東部長の1人としてイベントなどに参加している。食べることが好きで、「お腹空いた」が口癖。
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高校生の頃から写真が好きだったというナナさん。写真にのめりこむようになったのは、部活を引退した高校3年の冬からだといいます。
「初めは写真が上手くなりたくて参加していました。しかしCURBON TOURSは、写真を教えてもらえるだけでなく、同年代の友達にもたくさん出会えるんです。」
ツアーズに参加してどうだったかとたずねると、参加して良かったとのこと。
「CURBON TOURSの良いところは、アクセスや企画などの環境が用意されているところと、いままで撮ったことない場所で写真が撮れるところ。しかも、みんなでご飯を食べたり夜遅くまで一緒に話すことで、仲も深まりますね。」
今回のツアー参加者の多くが、初対面の人に対しても積極的に声をかけている姿が印象的で、ナナさんもその内の一人。なぜみなさん、そんなにフランクなのでしょうか。その質問に対してナナさんからは、端的に腑に落ちる答えが返ってきました。
「普段から、みんなで“教えあう”のがCURBON写真部(※②)。写真教室でも何でもないコミュニティで、お互いに新しい輪が広がることも期待しているから、教えあう習慣ができているのかもしれません。」
最後に、CURBON TOURSに行くか悩んでいる人がいたらなんと声をかける?と聞くと
「一度興味を持ったなら、一回来てみたらいいと思います。確かに金額も忙しさもあるから気軽にいけないかもしれないけど、”一回来てみたら?じゃないとわかんなくない?”って言いたいですね。」
そう笑って答えてくれました。
自分の声に、人の声に、真摯に向き合う彼女の声は、胸に響くものでした。
スキルの棚卸しを兼ねて参加したフォトグラファーのツバサさん
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ツバサさん
1992年5月生まれ。20歳で観光写真を始め、日常的にもっと人を撮りたいと感じるようになり、25歳でフリーに。そこで出逢ったカメラマンに影響を受け、ペットフォトグラファーに。現在は「ファッションインフルエンサープチプラのあや」専属フォトグラファーとして勤めている。趣味は古着屋巡りと、一人旅、アイドル観賞。特技は鳴子踊り。好きなフォトグラファーは川島小鳥さん。
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ツバサさんは元々フリーランスのフォトグラファー。コロナ自粛期間を機に企業の専属カメラマンとして活動し始めたそうです。CURBON TOURSには、自身の活動の幅を広げるために参加したと言います。
「CURBONさんは、写真好きの界隈だと有名なんですよ。フォトグラファー・モデルの方でCURBONさんと関わっている方が非常に多く、自分も興味を持っていました。なかなかきっかけが掴めないなと思っていたときに、ツアーの存在を知って応募しました。」
実際、今回の参加者の中にも社会人のメンバーも複数人いて、写真のスキルアップをしたいという方が多かった印象です。
「自分が今まで感覚でやっていたことも、CURBONの方の説明を聞くと、納得できることが多く、とても勉強になりました。来るときは自分一人で不安でしたが、一歩踏み出してみてよかったです。」
星がつけられない体験、それがCURBON TOURS
1日で見違えるほど上達する写真のスキルに、写真好きの仲間たちとの出会い、降ってきそうなほどの星空体験。気の知れた仲間と行くキャンプも良いですが、新しいコミュニティに飛び込んだキャンプは、新たな自分と出会えるものでした。
普段の生活でも、チャレンジしたくてもまだ出来ていないこと。機会があっても見逃してしまうこと。そうやって後悔してしまう経験は、日常を忙しく過ごすなかで、誰しもがあると思います。今回出会った総勢15名の参加者は、そんなループから飛び出してみたメンバーで、帰り際に見せた表情は晴れやかでした。
今、何かチャレンジしたいけど迷っていることがあれば、一度試しにやってみてはいかがでしょうか?何か新しい発見がきっと見つかると思います。
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▼CURBON
日本国内最大級の写真教育サービス運営を始めとし、クリエイターの可能性を活かした新しいビジネスを展開する企業。
https://www.curbon.jp
▼CURBON TOURS
「CURBON TOURS」は、旅先の思い出を、写真で美しく残すための特別な撮影ツアーシリーズ。有名写真家やインスタグラマーが投稿した憧れの撮影地、思い立っても容易には立ち入れない場所など、写真好きのインスピレーションを刺激するロケ地への旅を、気分や予算に合わせてお選びいただけます。https://www.curbon.jp/pages/curbontours
▼REN VILLAGE(レンビレッジ)
船でしか行けない一日一組限定のプライベートキャンプ場です。目の前は穏やかで透き通った海が広がるプライベートビーチ、周囲を山に囲まれ、都心からわずか3時間半の西伊豆に位置しながら格別な非日常を味わえる場です。
〒410-3515 静岡県賀茂郡西伊豆町
http://ren.villageinc.jp/
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注脚
※①:フォトグラファーが撮影スポットを写真を撮りながら巡ること
※②:CURBONが主催する写真好きのコミュニティ
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西伊豆でマウンテンバイクツアーを体験してきた記事はこちら↓
.HYAKKEIを運営する会社の代表
.HYAKKEIではディレクター兼フロントを担当。仕事中心の生活で、煮詰まった時に行くソロ登山が趣味。
ストレス度合いに応じて登るコースの難易度が変化し、日帰りの丹沢ハイクから、厳冬期のエベレスト街道まで経験。