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尾瀬よりスゴイ!?「花の宝庫」池の平湿原を歩いて、名湯につかろう!

※この記事は2015年8月に取材したものです※

高山植物の宝庫、「池の平湿原」

永遠と続く美しい木道を歩く湿原といえば尾瀬が有名ですが、規模は小さいながら尾瀬に勝るとも劣らないおすすめの湿原が「池の平湿原」です。長野県東御市にある池の平湿原は、標高2000メートル地帯にありながら、3000メートル級山岳地帯に見られる植物も混在する、高山植物の宝庫。夏になると、高山植物の女王「コマクサ」の群落ほか、湿原一帯が見ごたえのある花畑となり、写真を撮ったり眺めたりしながら山歩きを楽しめます。

池の平湿原までのルートは?

それでは、池の平湿原までのルートをご案内しましょう。
上信越自動車道の東部湯の丸ICまたは小諸ICから、まずは湯の丸高原を目指します。地蔵が並ぶ峠を登りきったところに湯の丸高原があり、さらにそこから湯の丸高峰林道を進むと、池の平湿原が現れます。季節によって林道ではマイカー規制を実施していることもありますので、その場合は湯の丸高原で車を置いて、バスに乗り換えて池の平湿原を目指すことをおすすめします。

比較的整備された登山道ですが、雨の後などは足元がぬかるんだり、岩や木の枝ですべったりしそうなところもありますので、登山靴を履いていくのが安心です。標高が高いので、夏でも一枚羽織るものを持参しましょう。レインウェアも必ず準備してくださいね。特にマイカー規制中は送迎バスを待たなければいけないこともありますので、雨対策をお忘れなく。

ちなみにTOP画で背負っているベビーキャリアは、ドイターのキッズコンフォート。子どもを背負って山に登りたいママさんには、こちらもおすすめです。

豊かな自然に囲まれた湿原の木道を歩こう!

池の平湿原の特徴といえば、何と言っても三方ヶ峰火山の火口原にある雄大な湿原に、永遠と続くような木道の散策路。初夏から初秋にかけて湿原一帯が花畑となり、歩くだけでなく、目でも楽しめる散策路です。三方ヶ峰へは、湿原の真ん中のほとんど平坦な木道を進み、最後に少しだけ急な坂道を登るだけ。45分程度で頂上へ到達することができます。
木道のほかに、外輪山もぐるりと歩けるように登山道が整備されています。湿原のまわりを一周歩いても2時間程度ですから、ゆっくり写真を撮ったり景色を楽しんだりできるのが魅力です。少々物足りないという健脚の方は、東篭ノ塔山など周辺の登山と組み合わせることも可能ですよ。

写真は8月のお盆の頃に撮ったものです。木道周辺のヤナギランが満開で、そのほかにも、ツリガネニンジンの華麗な姿、ノアザミの美しい色に感動したことを、鮮明に思い出します。高山植物はくっきりと色美しく、カメラの腕が上がったかのような素晴らしい写真が撮れてしまいます。やっぱり山に行くときはカメラが欠かせませんね。今までに何度か訪れていますが、いつでもその時々のたくさんの花々が出迎えてくれます。

知る人ぞ知る、山の秘湯「高峰温泉」へ

湿原を楽しんだ後は、湯の丸高峰林道を進んだところにある、高峰温泉へ。
ここは知る人ぞ知る、山の秘湯。泉質は、含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。肌をさらさらにする美肌効果のある温泉を、かけ流しで楽しめます。眺めのすばらしい露天風呂「雲上の湯」が有名ですが、日帰り利用の場合は1階の「ランプの湯」のみの利用です。ランプの風情がなんとも心地いい、長居したくなる温泉です。

もちろん宿泊して、雲上の湯を満喫しつつ、近隣の登山の拠点にしたり、冬ならスキーを楽しむ宿としての利用もおすすめです。

登山のあとは、できるだけ早く温泉に浸かるのがおすすめです。疲れた体をいたわるため、登山後は体が冷えないうちに一刻も早く温泉につかりたい!なので、登山後すぐに温泉に入れるところはとても重宝します。湯船から眺める景色がよければ、なおさらです。

高峰温泉周辺の登山道は比較的空いていて、池の平湿原は高低差があまりないので、子どもを背負っていても歩きやすい登山道です。小さなお子さんの登山デビューにもおすすめします。色とりどりの花や蝶、鳥が出迎えてくれるので、きっとお子さんも楽しんでくれると思いますよ。

高峰温泉

長野県小諸市高峰高原
0267-25-2000
http://www.takamine.co.jp/

池の平湿原

東御市観光協会
http://www.tomikan.jp/index.html

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