• キャンプや登山に関わる人々へのインタビュー記事一覧です。自然に魅せられたアウトドアフリーカー、自然と共に生きるアスリート、熱い信念を持つオーナー等、その想いやヒストリー、展望など、写真と共に丁寧にお伝えします。今後の人生の選択肢のひとつとなるヒントが、見つかるかもしれません。
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フツーの主婦がはじめた100%電力自給!オフグリッドな暮らし「プチオフグリッドな暮らし」Vol.01

vol.01_フツーの主婦がはじめた100%電力自給!オフグリッドな暮らし③

心配していた梅雨時期より、冬場に電力貧乏に

太陽光パネルと蓄電池だけでは、送電線と同じように電力をジャブジャブ使うことは出来ません。晴天続きの『電力富豪』の時もあれば、雨天が続き『電力貧乏』になってしまうことも。

梅雨時期は周囲の人は心配していたようなのですが、実は冬季の電力不足の方が苦労があったそうです。

「梅雨は立夏と言うだけあって太陽が夏仕様なんです。曇りでも雨でも発電します。日照時間も長く、太陽の位置が高くてパワーがあるんです。

反対に冬は太陽が低くて日照時間が少ない。電気は温めることが苦手なので、冬場はたくさん電力を使いますから、電力モニターを見ながらハラハラ過ごしたこともありました。太陽には角度があって、パワーがこんなに違うなんて始めて知りました。」

オフグリッドな暮らしで感じたこと

「地球に穴をあけて石炭、石油、天然ガスを掘り出して、しかも大気も汚してしまう化石燃料について考えることはあります。いつか枯渇してしまうし、奪い合ってしまうのではないかと。理想としては各自が電気を自給できるような社会が出来たらいいなと思います。

今の生活から何かを我慢しなくちゃいけないとか、何かを捨てなくちゃいけないと思うとストレスだと思うのですが、今の生活のまま変わらず、エネルギーの調達方法を変えられないかなと思っています。

エネルギーについての問題は色々ありますが、おひさまという無限に近い、枯渇しないエネルギーが毎日いっぱい降り注いでいるので、それを受け取って生活していくように徐々になっていけばいいなと思います。」

拠点を淡路島に移して

「淡路島は食料自給率100%以上。関西の比較的便利な位置にありながら、農業、酪農、漁業がバランス良く揃っています。最近では大手企業が本社を移転することが話題になり、日本全国からの移住者が増えています。

移住してみて「生きる安心感」を感じています。新鮮で清らかな湧き水が当たり前のように毎日飲めて、栽培した野菜をみんなで分け合って、ご近所さんからお魚を頂いたり、安心して生きていける場所に巡り会えました。

コロナもあって講演にはなかなか行けてないのですが、オンラインで講演や取材を受けていて、今後もオフグリッドな暮らしを伝えながら生活できたらいいなと感じています。」

続いて、サトウチカさんが実践している「プチオフグリッド生活」についておききしています。更にポータブル電源やソーラーパネルの使い方や注意点についてもお話し頂きました。

文:小林まっこ/写真:都甲ユウタ

サトウチカさんが日常的に使用しているポータブル電源は、下記の製品となります。

「Jackery ポータブル電源 1500」の製品情報

価格:17万9800円(税込)
重さ:約16kg
容量:1534.68Wh(25.2V、60.9Ah)

「Jackery SolarSaga 100」の製品情報

価格:3万4800円(税込)
収納サイズ:610*535*35mm
展開サイズ:1220*535*5mm
最大消費電力:100W
交換効率:23%

Jackery(ジャクリ)の公式サイトはこちら

▼次の章へ「vol.02_淡路島への移住。オフグリッドからプチオフグリッドへ」(8/7公開予定)

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