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  • 登山好きが贈る、登山の体験レポートです。日本、そして世界の山々にはたくさんの魅力にあふれています。春夏秋冬、その時々で異なる顔を見せてくれる素敵な山がたくさんあります。まさに百景。.HYAKKEIでは、そんな山に実際に登り、五感で楽しんだ自然体験記をお届けします。きっと山に登りたくなりますよ!

【登山記Vol.3 荒島岳】山頂の雪渓からそびえ立つ白山の雪景色を/バン旅百名山

若者から大人まで憧れる「バンライフ」をしながら、2人の大学生が日本百名山を1年間で制覇する連載企画。今回ご紹介するのは、福井県に位置する荒島岳。ここでは荒島岳の登山口、ルート、アクセス方法などをイケダとコスギのルートの感想も含めながらご紹介します!

急な坂を登りきった山頂の目の前には大迫力の白山が!荒島岳主要2ルートをご紹介!

山頂までの平均コースタイムは約6時間。距離にして、約10km。荒島岳は、福井県に位置し、山容の美しさから“大野富士”とも呼ばれます。また、山頂からは、白山を一望!一度は見てみたいパノラマの世界を目にするでしょう。標高は比較的低いですが、急登が続く場所もあり距離も長いため、早朝の登山がおすすめです。

では、はじめにコースの全体像をご紹介します。

大野市HPより

コース①ブナ原生林が美しく続く人気のコース_勝原コース

総距離:約10km 所要時間:約5.5時間

勝原コースはアクセスも簡単で整備された道は歩きやすく、コースの半分がブナ林に覆われています。そんな神秘的な森林浴を一度は体験したいコース。駐車場から急斜面のゲレンデをひたすら登れば、みごとな樹形のブナの原生林を見ることができます。

コース②深田久弥も歩き、小荒島岳から見る荒島岳を一望できるコース_中出コース

総距離:約12km 所要時間:約6時間

駐車場からは、舗装道から砂利道になる作業道をまっすぐ進み、幻想的な林道を潜り抜け峠を越えます。緩やかな尾根から市街地を一望することができ、景色を楽しみながらゆっくり登山することができます。小荒島岳と荒島岳、2つの山を手軽に堪能できる満足ルートです。

中出コースからの登山を実際にレポート!急な坂が永遠と…途中には雪渓もあり!

ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします!

幻想的な林道から山頂付近の雪渓、山頂からの絶景など今回も見所がたくさんです!

駐車場には湧き水や登山後にクールダウンできる水場あり

今回、私たちは「荒島岳中出駐車場」を利用しました。

収容台数は35台でかなり広々とした駐車です。

なんとここの駐車場、湧き水をくむことができるのでおいしい水をマイボトルに入れてから登山を開始するのもいいですね!

また、登山後に疲れた足を冷たい水でクールダウンできるように水場も用意されています。

駐車場から登山口まで5分ほど舗装された道路を歩きます。

朝一番、鳥のさえずりを聞きながら、緑広がる林の隙間からもれてくる日光はなんとも幻想的。

いざ登山口から登山開始!まずは中間地点「小荒島岳」を目指そう!

こちらが荒島岳中出ルートの登山口。

今回はどんな景色と出会えるでしょうか。

登山口を過ぎたあたりからコンクリート道と砂利道が続きます。

ここからかなり急な坂になっているため自分たちのペースでゆっくりと。

コンクリート道と砂利道が終わり、いよいよ本格的な登山が始まります。

幻想的な原生林をひたすら登っていきます。

想像していた10倍くらいきつい坂道を登っていきます…

激坂の途中でコケが付いた枯れ木が。

2人で「もののけ姫で出てきそうじゃない?」などと言いながら少し疲れが癒された!気が…しただけかもしれません…

出発から1時間40分ほどで標識が現れます。

どこまで続くかわからなかったきつい坂にも一筋の光が見えました。

ひたすら登った後は小荒島岳まで下りと平坦な道が続きます。

小荒島岳の景色を見る前に少し息を整えましょう。

ついに小荒島岳に到着。荒島岳を見ると白く輝く雪渓が

いよいよ小荒島岳に到着です。

この文字がほぼ消えかかっている標識がある分岐を上へ進みます。

中間地点である小荒島岳に到着です。

スタートから2時間17分。

そして、後ろには白い化粧をまとった荒島岳が堂々と姿を現しました。

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