• 体験レポート
  • 登山好きが贈る、登山の体験レポートです。日本、そして世界の山々にはたくさんの魅力にあふれています。春夏秋冬、その時々で異なる顔を見せてくれる素敵な山がたくさんあります。まさに百景。.HYAKKEIでは、そんな山に実際に登り、五感で楽しんだ自然体験記をお届けします。きっと山に登りたくなりますよ!

登山嫌いな僕でも、もう一度登りたい山|#19 こんな裏山があったら毎日登りたくなる、埼玉・日和田山

登山嫌いの理由のひとつ「気軽に登れない」

登山となるとせっかくの休日前夜もあまり楽しめず、お酒をセーブし、早寝早起きしなくてはいけなく、どうも気が抜けません。できれば休みの日はダラダラと寝ていたいタイプです。まして当てにならない天気予報に振り回され、「昨日の天気予報は雨だったのに、起きてみたら晴れている」なんてことも良くあります。
そこで午後からでも気軽に登れる山をご紹介します。

眺望の良さは高尾山より上!?

今回の山は、埼玉県日高市にある日和田山。
都心から車で約1時間15分弱とアクセス抜群です。登山口付近には有料駐車場もあるので、マイカー登山者にはとくにオススメです。
午後に到着したにも関わらず、続々とハイカーが訪れてきます。

低山だと地図がない場合もあるので看板を携帯で撮影し、地図代わりにすると道に迷うこともなくなります。

「男坂」は急登、
「女坂」は比較的なだらか。
と覚えておくと良いです。
いつしか、この意味が逆になる日もあるかもしれませんね…。

日和田山には金刀比羅神社が中腹に鎮座し、鳥居も建てられています。
この二の鳥居で男坂ルートと女坂ルートが合流するようになっているので、登山道というより参道として作られたのかもしれません。登山者としては「山に入らせてもらっている」ということを再認識させられます。

約180度、開けているので、左はさいたま新都心から右は富士山まで一望できるようです。この日は、西武ドームのみ確認できました。個人的には高尾山よりも日和田山のほうが、眺望含め、すべてオススメです。高尾山推しの方々、すみません!

標高は305mと低く、登り甲斐はないですが、散歩気分で登れる山としては最高です。
午後からでもフラッと登れる山が近くにたくさんあれば、もっと山登りの良さを知ってもらえるのかもしれませんね。

ですが、山登りでは「早出早着」が大原則です。しっかり破っていますが(笑)。

理由として

●山の天気は午後から崩れることが多く、とくに高山では落雷の危険性
●日没が迫ることで気持ちの余裕がなくなり、焦りからくる不注意でのケガや遭難
などがありますので、午後からの登山でも装備、コースタイム、天候をしっかり見極めてください。

ルート
日和田山登山口~一の鳥居~男坂~二の鳥居~金刀比羅神社~日和田山山頂~金刀比羅神社~二の鳥居~女坂~一の鳥居~日和田山登山口
コースタイム:約1時間10分
アクセス
●マイカー
圏央道の鶴ヶ島IC下り、登山口駐車場(1日¥300)まで約20分
●公共交通機関
西武鉄道「高麗駅」から登山口まで徒歩約20分。新宿駅から約1時間30分

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