みなさん、こんにちは。
前回は少し高度を上げたところにあったモンジョという町で宿を取りました。
今回はエベレスト街道で最も大きな町、ナムチェを目指します。

起床

早速ですが、寝坊しました。

前日の疲れが祟ったのか、予定より4時間遅れの10時に起床。

ヒマラヤ山脈でもばっちり寝坊をかませるのは、ある意味僕の特技と言えるでしょう。

まあこんな時は焦っても仕方がないので、優雅に朝食を頂いてから出発します。

村の出口に小さなチェックポイントがあります。

ここで国立公園入域料2000円を支払いましょう。

僕はルクラで証明書を発行していたので提示して通過。

起床|「山バカ、『エベレスト街道』をゆく #4」の7枚目の画像

そこからしばらくは平坦な樹林帯歩き。

最初に比べると少し道もゴツゴツとしてきますが、むしろ歩きやすいくらいです。

が、途中で目を疑うようなつり橋が出現します。

1歩ごとに橋が大きく揺れ、足元もたまに穴が開いていたりして泣きそうでした。

ちなみに、近くにいた現地の方に
『この橋って何キロまで耐えられるの?こんなに人が同時に渡っても大丈夫なの?』
と聞くと

『神のみぞ知る。』
と笑いながら答えてくれました。

ネパールジョークでしょうか。笑えません。

シェルパの里、ナムチェ

そんな日本の建築法的にアウトっぽいつり橋をいくつか越え、ルクラから約6時間歩くと本日の目的地ナムチェが見えてきます。

距離にしておおよそ15㎞の道のりですが、アップダウンが激しくて思いのほか時間がかかりました。

エベレスト街道最大の繁華街ここナムチェは、エベレスト登山でガイドやポーターを務めるシェルパ族の多くがこの町に住んでおり、別名『シェルパの里』とも呼ばれます。

標高3440m、富士山に迫る標高にもかかわらず、人や物で溢れ大賑わいでした。

お土産から食料・衣類・医薬品までとにかくなんでも揃っていて、歩いているだけで楽しい気分にさせてくれます。

ベースキャンプまでは歩きたくない、という方にはナムチェまでを目的地とするトレッキングツアーもあるそうなのでご参考までに。

さて、軽く観光(?)を済ませたところで、この日も早めに宿を取って就寝します。

起きたら次の町へ!と言いたいところですが、4000mの高地では高山病のリスクが高まるので、高所順応のためここで2泊することにしました。

シャンボチェの丘

夜が明けて、ナムチェでずっと滞在しているのも退屈なので、隣町のシャンボチェまでハイキングをすることに。

宿のスタッフに聞くところによると、その町の丘に登るととても景色がいいのだとか。

出発してほどなくシャンボチェに到着。

そこから標高差約400mの丘を登っていきます。

気持ちの良い天気の中、緩やかな坂をどんどん歩いていきますが、この地点で標高は3800m。
少し空気が薄いのか、普段よりも息切れします。

富士山より高い山を『丘』と表現するあたり、さすがネパール人は違うぜ。などと、ゼーゼー言いながら考えていました。

登頂して見渡すと、なかなかの展望が広がっていました。

今まで樹林帯ばかり歩いていたので、ここにきてやっとヒマラヤ山脈に来た実感が湧いてしみじみ。

遠すぎてわかりにくいのですが、上の写真中央の雲がかかった山がローツェ(8516m)、その左にはエベレスト(8848m)が顔を覗かせています。

ベースキャンプはその麓にあるので、まだまだ道のりは長そうです。

翌日に備えて

翌日に備えて|「山バカ、『エベレスト街道』をゆく #4」の1枚目の画像

下山中に高い位置からナムチェを見下ろしましたが、改めて凄いところに町があるんだな、と驚きました。

さて、宿に戻って翌日の出立に向けての準備をします。

翌日からはいよいよ標高4000mを超えるのですが、高所順応ができているかどうか体感では全然わからないんですね。
(本来はパルスオキシメーターという機械を使って血中酸素濃度を測ります。)

万が一に備えて町で高山病の薬、ダイアモックスを購入。
(緑内障の治療薬ですが、副作用として血中酸素濃度が上がります。)

日本だと処方箋が必要ですが、ネパールでは薬局にて500円くらいで買えました。

後々コイツに救われることになるのですが、その件はまた後日。

薬を購入し、この日はエベレストと初対面を果たした高揚感とともに眠りにつきます。

南埜 将志

登山の魅力をより多くの人に伝えたい!

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この記事を書いた人

南埜 将志

北アルプスは燕岳・燕山荘の元スタッフ。山岳写真ばかり撮って生きています。一眼レフと三脚を小脇に抱え、今日もどこかの山を奔走中。若年層にも登山をもっと身近に感じてもらいたいと思っています。

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