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外遊びは足元から|#11 雨の日の足元を快適かつお洒落に。L.L.Bean「ビーン・ブーツ」の限定モデル
アッパーの素材はX-Pac。軽くて丈夫!
L.L.Beanの「ビーン・ブーツ」といえば、同ブランドが創業以来つくり続けている超定番モデルであり、ブーツの歴史を語るうえで外すことのできない不朽の名作。アウトドア好きの方ならご存知のことでしょう。
今回取り上げるのは、その限定モデル。これが従来の「ビーン・ブーツ」のイメージを覆すほどかっこいい。
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どうです? この都会的な佇まい。従来の「ビーン・ブーツ」はカントリーサイドのアウトドアマンが好んで履くイメージでしたが、雰囲気がガラッと変わっていますよね。
この限定モデルは、L.L.Beanと同じくアメリカ・メイン州に本拠を置く新鋭アウトドアブランド、フローフォールド社とのコラボレーションによるもの。ゴム製のボトムをはじめとする基本的な仕様はそのままに、アッパーの素材にアレンジが加えられています。通常の「ビーン・ブーツ」のアッパーにはフルグレインレザーが用いられていますが、こちらのモデルはX-Pacという高機能なセイルクロス素材が採用されています。
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アッパーやシュータンの格子状の部分がX-Pac。この素材は適度にハリのある質感が特徴で、軽くて防水性に優れ、ポリエステル糸を格子状に織り込むことで耐久性も確保しています。アウトドア用のバッグや財布などによく使われる素材ですが、シューズに使われるのは自分の知る限りほかに例がありません。
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シュータンの表側には両者のコラボレーションを示すタグが大胆にあしらわれています。
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履き口の外側には星条旗とともに「MADE IN USA」を表すタグが。L.L.Beanはいまもアメリカ国内に生産拠点を持つ数少ないメーカーであり、この「ビーン・ブーツ」もメイン州の自社工場で熟練の職人により手作業でつくられています。
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「ビーン・ブーツ」の象徴とも言えるゴム製のボトム。これはもともと、創業者のレオン・レオンウッド・ビーンが、ハンティングの際にブーツ内部に水が染み込んでしまうことを防ぐために考案したもの。1912年のことです。それが100年以上も経たいまも受け継がれているのはすごいこと。
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アウトソールのチェーンパターンも「ビーン・ブーツ」の大きな特徴。あらゆる路面で優れたグリップ力を誇ります。
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強度を高めるヒール部の逆V字型も通常モデルと同様。ダブルステッチやトリプルステッチでしっかり縫われていて、つくりの良さが伝わってきます。
スタイリッシュで機能的。見た目も履き心地も軽やか。
さて、この「ビーン・ブーツ」の限定モデルを履いて、フィールドに出かけてみましょう。
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正直なところ、足を通す前は「アッパーの素材がX-Pacだと、フィット感はどうなんだろう? ごわついたりしないだろうか?」などと思っていました。でも、実際に履いて歩いてみたところ、抜群のフィット感とは言えないまでも、ちょっとした山歩きならなんら問題なし。むしろ、フルグレインレザーの通常モデルより履き心地は軽やかかも。
見た目に関しては、冒頭でも述べたように、アッパーの素材がX-Pacに変更されたことで、モダンでスタイリッシュになった印象。100年以上の歴史を持つ伝統のブーツに、X-Pacという高機能素材を組み合わせる。これはなかなか良いアイディアだと思います。レザーもそれはそれで味があってかっこいいんですけどね。X-Pacのほうがより洗練され、都会的な佇まい。アウトドアだけでなく街履きでも映えそうです。
そしてなにより、水の侵入をシャットアウトしてくれる安心感はこのブーツならでは。土砂降りの日も、雪の日も、足元を常にドライで快適に保ってくれます。一足持っておけば、日常はもとより、キャンプやフェスなどあらゆるシーンで重宝すること間違いないでしょう。
なお、通常の「ビーン・ブーツ」は定番として継続的に展開されていますが、このフローフォールド社とのコラボレーションは限定モデルなので、気になる方はお早めに。
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・デザイン ☆☆☆☆☆
・フィット感 ☆☆☆
・軽さ ☆☆☆
・防水性 ☆☆☆☆☆
・コスパ ☆☆☆☆
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L.L.Bean×フローフォールド「メンズ・ビーン・ブーツ 6インチ リミテッド・エディション」¥23,000+税
L.L.Bean Tel. 0422-79-9131
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Run for Beer, Beer for Run.
1976年生まれ。フリーランスのエディター、ライター。スニーカー専門誌『SHOES MASTER』編集長、ランニング専門誌『Runners Pulse』副編集長、フイナム ランニング クラブ♡部長。