08 雪どけの季節 〜野川かさね エッセイ〜

川沿いの道を歩く。

雪どけの水を含んだ川は青く、
底の白い石が
陽に照らされて光る。

木々には薄いみどり色の葉。
遠くに見える山々は
まだ雪をかぶっている。

吹く風に合わせて歩く速度も
こころなしか早まる。

どうしようもなく心踊る自分がいる。
この気持ちをどう抑えようというのだろう。

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