【総延長1697.2km】東海自然歩道を踏破せよ!|#11 朝霧〜田貫湖編
.HYAKKEIをご覧のみなさま、こんにちは。ライターの田中嘉人です。
今日、僕は静岡県富士宮市にある道の駅 朝霧高原に来ています。
前回は、雨のなか本栖湖からココまで来たのですが、今日も雲行きが怪しい……!天気予報ではギリギリ降らない様子なので、念のためカッパを携帯してスタートしたいと思います。ちなみに、6月の下旬というのに気温は20度!めっちゃ快適!むしろ寒いくらいです。
今回のゴールは、田貫湖(たぬきこ)。タイミングがよければ「ダイヤモンド富士」を拝めるようですが、この天気ではムリでしょう!絶対!また、今回のコースをもって富士山の周りをグルリと歩く、比較的な平坦なルートはおしまい。ちょっと名残惜しいけれど、前に進むためには仕方ありません。焦らずのんびりと田貫湖を目指そうと思います。
<今回のコース>
道の駅 朝霧高原→麓の吊り橋→田貫湖
麓の吊り橋を目指して
さて、まずは前回の離脱ポイントまで行き、東海自然歩道へ合流するところから始めましょう。
道の駅から国道139号線を渡ると、案内看板が見えてきます。この脇の道をまっすぐ西へ進みましょう。
A沢貯水池方面へ向かいます。
道中、小高い丘の上にベンチを発見!前回は気づかなかったなぁ……。
座ってみたいなぁ。
座ってみた。けど、360度ほぼ霧。天気がいいときに来たかった。
気を取り直して、歩きます。行く先が霧に包まれているって、ちょっと怖い。
あっちの世界へ行ったら帰ってこれなさそうですよね。
しばらくすると分岐点が。ここは右側の道を選びましょう。
基本的には案内看板の指示に従っていけば大丈夫だと思います。
道の駅から30分弱で分岐点へ到着。いよいよ東海自然歩道本コースのスタートです。
道の駅からここまでのルートに出ていた看板は、迂回路のものだったみたい。僕には迂回という選択肢はないので、本コースを直進していきます。
本コース合流後すぐ、森のなかへ入っていきます。
天気がよければ木漏れ日が最高なんだろうけど、霧雨がしたたってくるだけ。ちょっとー!
道端には野いちごらしき植物が。たしかにこういうところなら育ちやすいのかも。まだ実ってはいなかった。
気がついたら、道が開けていました。車も通れるくらいの広々ルート。
とりあえずコースは合っているみたい。
再び薄暗い道に。足早に進んでいくと……?
わなの不安はありつつも、進んでいきます。森を抜け、草原地帯にやってきました。
って、なんだここ!油断したら切り刻まれるやつ!!
そして道がわかりにくい!!地図を頼りに、「たぶんこっちだろう」という方向へ進んでいきます。
どうにか草原地帯を抜けたのですが、葉っぱに水分が付着していたせいでズボンがビッショリ。寒いわ。
とにかく歩いて、体を温めて、体温で乾かすことにします。
途中、東屋を発見。ゆっくり休憩したいけれど、雨らしきものが降ってきたので先を急ぎます。
ちなみに、迂回路を歩いていたらココで合流していたみたいです。なるほど。
そこからは急に杉林になったかと思えば、
急に開けたり。
誰かがめっちゃ歩きやすく整備してくれているんですが……
僕が歩くのは右側のほそーい道です。東海自然歩道を歩く人、間違えないように。
霧がすぐそこまできてる麓を直進します。
200mほどでまたまた杉林に突入。
結構深い。どんよりしていますね。
気がついたらめっちゃ老けてました。
老いにも負けず、杉林を抜けます。
またまた広めの道に出ました。
なんだかんだ案内看板があると安心するよ……
ね?
牛舎らしきものを左手に見ながら進んでいきます。
まっすぐ伸びる道がいい感じです。
しばらく歩くと左手に大草原が。そう、ここは「ふもとっぱらキャンプ場」。長渕剛さんの10万人オールナイトライブや、アウトドア雑誌「GO OUT」のフェスイベントなどが開催されるキャンパーの聖地的な場所です。
ふもとっぱらを左手に、ひたすら進みます。
巨大な案内看板が見えてきました。ここでだいたいの残り時間を把握しておきましょう。
案内看板の裏側にトイレ発見。こちらのトイレが、
東海自然歩道のなかでは比較的綺麗でした。
さて、しばらく進むと左折します。
「どこかに曲がるところなかったかな?」と不安になり始めることに案内看板が。またまた杉林のなかに突入します。
道なりにどんどん進んでいきましょう。
あっ!
どうにか、麓の吊り橋に到着!
天気がよければここからドーンと富士山が見えるんだろうけど霧しか見えない……これ以上長居は無用ってことで、早々に別れを告げ、田貫湖を目指します!
田貫湖を目指して
というわけで、田貫湖を目指して出発!
なんだかんだ平坦は道は歩きやすくていいですね。
雨も落ち着いたので、今のうちに距離を稼いでおきましょう。
……それにしても、
道が全然代わり映えしない。
道中珍しく吊り橋じゃない橋があったんですが、
水は全然流れていませんでした……。
そうそう、この先に陣馬の滝というスポットがあるみたいです。
単調な道をひたすらに進んでいきます。歩いているときは天気も視界も悪いのでそれなりに冒険感があったんですが、写真だと全然伝わりませんね。
でも、雨に濡れた道はどことなくノスタルジック。
麓の吊り橋からおよそ1時間半ほどで、陣馬の滝駐車場に到着。
ここからさらに5分歩くそうです。
民家もちらほら。
水もすごくきれいです。
ここをすすめば陣馬の滝があるようです。……が、
遠回りになりそうなので、今日はなしにします(性格の悪いおばさんかと思ったら自分でした)。
陣馬の滝エリアを抜けると、ふたたびトイレが。このあたりのトイレは全体的にきれいでありがたいです。
案内看板も発見。「田貫湖までは、これくらい」です。
ここからは一気にラストスパート!
案内看板もわかりやすいので、迷うことはなさそうです。
はやく、田貫湖に、つきたい……!
アスファルトの道をひたすらに進んでいきます。
さすが富士山麓だけあって、水はめちゃめちゃきれいです。
途中、道路を川が流れていました。
石伝いに渡ります。地味に結構楽しいやつです。
天気のせいか、森のなかを水が流れていました。「幻の沢」感がすごくないですか?……え?すごくない?そうですか……。
アスファルトの道に飽きてきました。
しばらく歩くと小田貫湿原に到着。
ちょっと尾瀬っぽくていい感じ!(天気がよければ尚よかったんだろうな……)
でも、東海自然歩道とはあまり関係がないので、横目に見ながら進みます。ここまできたら、田貫湖ももうすぐ!
20分ほど歩くと右手になにやら看板が。
そう、こちらが次回からのコース!静岡の東海自然歩道は山々を攻める本コースと市街地に出るバイパスコースがあるのですが、ここがその分岐点。
もちろん僕が本コースを攻めるんですが……
いきなりヤバい階段が……先が思いやられる
そんなこんなで田貫湖到着!
何度もいうけど、天気がよければ最高なんだろうな〜!!
というわけで、いかがだったでしょうか?天気はあいにくでしたが、ゴールの田貫湖に無事到着。当日、都心では気温30度だったのですが、ひんやりと快適なトレッキングになりました。さて、次回は先ほどの分岐点から山を攻め、再びの山梨入りを狙いたいと思います。
暑くなりそうだから熱中症対策しないとな〜!では、またお会いしましょう!
写真:菊地誠
今回のコース振り返り
一緒に歩いてくれる人、募集中。
1983年生まれ。静岡県出身。静岡文化芸術大学大学院修了後、2008年にエン・ジャパンへ入社。求人広告のコピーライターとしてキャリアをスタートする。その後、Webメディア編集チームへ異動。CAREER HACKをはじめとするWebメディアの編集・執筆に関わる。2017年5月1日、ライター編集者として独立。