【総延長1697.2km】東海自然歩道を踏破せよ!|#10 本栖湖〜朝霧編
.HYAKKEIをご覧のみなさま、こんにちは。ライターの田中嘉人です。
今日僕は、富士五湖のひとつ本栖湖の湖畔にやってきています。
前回のこと、覚えていらっしゃるでしょうか? ドキドキしながら青木ヶ原樹海コースを越えてたどり着いた本栖湖。前回は好天に恵まれたのですが……今日はどんより。天気予報では雨も降るそうです。
実は、今回のコースでいよいよ静岡県へ突入予定。静岡は僕の出身地でもあるので、ちょっとだけ感慨深いものがあります。果たして、無事に故郷へ踏み込むことができるのか?ぜひ、最後までお付き合いください!
<今回の予定コース>
本栖湖畔→県境→道の駅 朝霧高原
県境を目指して
とにもかくにも、まずは山梨を抜けなくてはいけません。
東海自然歩道の看板を頼りに、竜ケ岳登山道入口方面へ向かいましょう。
しばらく進むと、東海自然歩道に関する紹介が貼られた看板があります。でも、
縮尺がおかしすぎて、何も参考になりません……。
気を取り直して進みましょう。小さな小屋が立ち並ぶエリアを抜けると、本栖湖キャンプ場に到着します。
途中東海自然歩道の看板はなくなってしまいますが、竜ケ岳登山道入口を目指していれば問題ありません。
ちょっと不安ですが、看板に従って進んでいきます。
案内看板通りに進むと、ついに静岡県の文字が!よかった!間違っていなかった!!
しばらく歩くと、アスファルトの道に。ここも東海自然歩道の案内看板に従って進みましょう。
案内通りに進むと、急に登り坂に。樹海コースが平坦だったので、久しぶりに足腰にキますね。
ちょっとしんどい。なぜならこんな山道に入る覚悟できてなかったから。
息を整えながら進んでいきます。
40分ほど歩くと国道沿いに出ました。
仰々しい柵がありますが、車両ではないので突入しましょう。
ひたすらに県境を目指します。
ちょっと雨がぱらついてきました。
どうやらこの割石峠が県境らしい。表記を統一してくれ!
季節によってはクマもでるそう。そりゃでるよな……。
森のなかにいるとわからなかったけど、遮る葉っぱがないところまで来ると、雨粒が大きくなっていることに気づく。
うん、カッパを着よう。
というわけで、ゴアテックスのウィンドブレーカーを着用。怖いものなし!!
結構急な坂道を乗り越えると……?
なにやら桟橋が。天気が良かったら絶好の撮影スポットですね。
桟橋を越えると再び登り坂。
せっせと登る。
ひたすらに登る。すると……?
あっ!!気がついたら割石峠(県境)に到着してた!!つまり、ここからは静岡県コース。高尾山から地元まで山道を歩いて帰ってきたと思うと……感慨深いを越えて、馬鹿馬鹿しいな……。
しばらく進むと巨大な案内看板があるので、コースを確認しておきましょう。余裕があれば田貫湖あたりまで足を伸ばしたかったけど、天気がよくないので当初の予定どおり「道の駅 朝霧高原」を目指します。ヨシ!!
「道の駅 朝霧高原」を目指して
巨大案内看板のエリアにはトイレもあります。雨が本降りになる前に先を急ぎましょう。
森のなかに入ってしまえば、雨はしのげます。緩やかな登り坂の道を進んでいきます。
雨で濡れててちょっと怖い。慎重に慎重に。東海自然歩道は、慎重に。
進行方向左側に目を向けると、想像以上に急な斜面が。いつの間にか結構登ってきていたことに気づかなかったよ……。
何やらこの先に「根原の吊橋」という場所がある様子。
気温が下がってきました。早く行かなきゃ。
途中、清流が流れていたり、
熊野古道っぽい道があったり。
でも、残念ながら富士山は雨雲に隠れっぱなし。今日はムリかなぁ……。
しばらくすると視界が開けます。森から出ました。
再び巨大な案内看板が。こちらに目安の時間が記載されているのですが、僕はかなり巻きでクリアすることができました。あまりアテにしないほうがいいかも。
予定よりいいペースで歩けてて嬉しい。
気分良く朝霧の草原のなかを進んでいきます。
途中、貯水池の脇を抜けて進むと、
根原の吊橋まではもうすぐだ!
案内看板のない分かれ道があります。こちらは左側のコースを進みましょう。
クルマも通れそうな道を進んでいくと……?
あっ!!根原の吊橋に到着した!!1度に5人以上渡っちゃいけないそうです。
思った以上に揺れてこわい。
吊橋の下にはこんな感じの清流が流れています。
景色もなんてことないので、先を急ぎましょう。大粒になってきました。
そろそろ疲れの色が見えてきたタイミングで、まさかの鎖場的な道に……!
足場がかなり不安定なことになっています。
ここにきて、ツタを頼りに降りることになるなんて。
引き続き足元は不安なので、慎重に進んでいきます。そして、吊橋から10分ほど歩くと……?
再び視界が開けました。
どうやら、ここが東海自然歩道から「道の駅 朝霧高原」へ抜ける離脱ポイントみたいです。
ゴールはもうすぐ。雨も本降りになってきてクライマックス感がすごいです。
とりあえず離脱します!!雨やばい!!
あぜ道を突き進みます。
途中で急遽立ち寄った富士山ワイナリー。お願いしたら見学させてもらえました。やさしい。目印はハイジ的なブランコです。
道がアスファルトになってもう少し歩くと……?
やったー!!ゴールの「道の駅 朝霧高原」に到着!!いやー、天気が天気だけに大変だった!!
というわけでいかがだったのでしょうか?距離としては14kmと短めですが、あいにくの天気ということですので、こちらでお許しください。次回は、田貫湖を経て、再び山梨に入ります。せっかく静岡に入ったのに、また山梨に!!果たしてどんなコースが僕を待っているのでしょうか?ぜひ次回もお楽しみに。では、また会いましょう!
道の駅で食べたソフトクリーム、最高でした。
<今回のコース振り返り>
(撮影:菊地誠、渡辺結)
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1983年生まれ。静岡県出身。静岡文化芸術大学大学院修了後、2008年にエン・ジャパンへ入社。求人広告のコピーライターとしてキャリアをスタートする。その後、Webメディア編集チームへ異動。CAREER HACKをはじめとするWebメディアの編集・執筆に関わる。2017年5月1日、ライター編集者として独立。