【徹底レビュー】“ロコモ 薪ストーブ ワイドタイプ”二次燃焼機能付きの本格派薪ストーブ
冬のキャンプ道具を紹介する連載企画「#越冬せよ」。今回は、京都の炭山で生まれたガレージブランド『locomo(ロコモ)』の薪ストーブ ワイドタイプを実際に使ってみました。三面に配置された耐熱ガラスから見える焚き火の揺らめきは、穏やかな時間を提供してくれます。
もくじ
評価:グループで行くオートキャンプには最適!
商品名 | locomo(ロコモ)アウトドア薪ストーブ ワイドタイプ |
設営・収納性 | ★★☆☆☆ |
拡張性 | ★★★☆☆ |
燃焼性 | ★★★★★ |
見栄え | ★★★★★ |
最大の特徴は燃焼性。持ち運び可能な薪ストーブでは珍しく”二次燃焼(※1)”が可能な作りになっています。そのため、燃焼時間が長く煙も澄んだ色に。
※1:二次燃焼とは煙が燃焼すること。一次燃料の薪ストーブと比べて二次燃焼のストーブは煙突の汚れを少なくすることができます。
大きく配置された、三面耐熱ガラスも特徴の一つです。薪ストーブといえば揺らめく炎を眺めながら暖を取れることが良い点。キャンプ用の薪ストーブでそれを実現できる商品は少ないです。しかしロコモの薪ストーブはそれが実現可能になりました。
一方で、設営・収納性の評価が低くなっているのは重量が理由。本体は約21kgあり、一人だと持ち運びがかなり大変です。ただグループで行くオートキャンプであれば特にそこは気にならないかと思います。サイトに運んでさえしまえば設営に時間はかかりません。
拡張性については、別売りでウォータータンクが購入可能。また天板で調理も可能です。
ロコモ 薪ストーブワイドの内容物一覧
デフォルトの内容物は本体と煙突。また本体の下部に設置する耐火煉瓦がセットになっています。ここからは組み立て方の解説です!
組み立て方
1.本体の脚を立ち上げる
2.煙突を組み立てる
3.グリッドを装着
4.完成
取扱説明書なしでも、特に力も必要とせずに設営できました。
ロコモ 薪ストーブワイドの特徴
簡易的な扉のノブ
薪ストーブの扉は簡易的でピンを回すタイプ。これで十分固定されます。
煙が漏れ出さないように扉と本体の接合部分には縄が詰めてあります。この辺りの作りも抜け目ないですね。
ダンパー付きの煙突
また2020年のモデルから追加されたというダンパー。これで排出される煙の量が調整可能になります。
二次燃焼機能付きの本体
当ストーブの最大の特徴は二次燃焼機能。薪に火が付き燃え始めると、二次燃焼の効果もあいまって煙が澄んできます。
内部の穴から空気が入ってくることで二次燃焼が成立します。
基本情報
商品名 | locomo(ロコモ)アウトドア薪ストーブ ワイドタイプ |
サイズ | 幅520×奥行360×高さ445mm |
収納サイズ | 幅45.5×奥行36×高さ34(cm) |
重量(本体) | 約21kg |
素材 | スチール |
価格 | 52,800円(税込) |
どこで買えるの?
ストア | 価格 | |
TOKILAB 楽天ストア | ¥52,800 |
現在購入可能なのは、販売元であるマウントスミの公式アマゾンストアか、TAKILABの楽天ストアになります。他にも購入可能なWEBショップなどあったのですが、現在はすべて品切れとなっているようです。
一緒にあると助かる商品
薪ストーブはテントやタープの近くで使う場合が多いと思いますが、隠れリスクがたくさんあります。そんな隠れリスクを回避できる商品をご紹介。
煙突カバー
テントと煙突が隣接するとテントが溶けてしまう場合があります。煙突にはカバーをつけてテントを守りましょう。
耐熱シート
薪ストーブを設置するときは地面が焼けないように耐熱シートを敷くのもマナーの1つ。
一酸化炭素警報器
テントの中に煙が充満して一酸化中毒になっては大変です。必ず、一酸化炭素中毒の警報機はつけておきましょう。
最後に
薪ストーブの機能としては最も優れた部類に入るこの商品。重量がかなりあるので、二代目の薪ストーブとして、一生ものの薪ストーブが欲しいという方にはぴったりです。ぜひ使ってみてください!
.HYAKKEIを運営する会社の代表
.HYAKKEIではディレクター兼フロントを担当。仕事中心の生活で、煮詰まった時に行くソロ登山が趣味。
ストレス度合いに応じて登るコースの難易度が変化し、日帰りの丹沢ハイクから、厳冬期のエベレスト街道まで経験。