アウトドアにも普段使いにもちょうどいい 。使い方はあなた次第の『DEEPER’S WEAR』
アウトドアウェアのタウンユース化が進んでいる。
アウトドアブランドたちも、持ち前の機能性を十分に活用しながらタウンユースもできるデザインに昇華させ、凌ぎを削っている。
今回ご紹介するDEEPER’S WEARは、アウトドアブランドではない。
‘LIFE-SPEC WEAR(ライフスペックウェア)’を掲げ、日常生活に順応する日常着だ。
それはつまり、ライフスタイルに寄り沿ってくれるということ。
アウトドアをライフスタイルとする私たちにとっても、それは変わらない。
もくじ
ストレスを感じさせない、服から人を「解放」する
画期的なストレッチ性を持つジーンズ「HIGH KICK(ハイキック)」、
スウェットながら高い撥水性を持つ「ONE SWING(ワンスイング)」、
スポーツウェアの基準を満たす速乾性を持つパンツ「FAST PASS(ファーストパス)」。
DEEPER’S WEARの作る服は、
それぞれ日常生活に順応する「機能」が施されている。
「LIFE-SPEC WEAR」という考えに至ったのは何故なのか?
DEEPER’S WEARを展開するALL YOURS社代表であり、伝道師である木村昌史さんに話を聞いた。
「登山や自転車など、アウトドアを趣味にしている中で、日々の日常着にストレスを感じていました。どんなシチュエーションでも使える、’ちょうどいい服’がないんです。アウトドアウェアは、普段使いとしては僕にはオーバースペック過ぎました」
普段使い、アクティビティ、趣味。それらで使う服を曖昧にする。
服によるストレスをなくし、自分の生活に服をフィットさせていく。人は服から解放される。
それが木村さんの言う’ちょうどいい服’であり、LIFE-SPEC WEARということなのだろう。
それぞれの服に、本来求められるはずの「機能」を
どれも日常でストレスを感じさせない機能を持つDEEPER’S WEARの服たち。これらの機能はアイテムの「本質」「本来の目的」や、実際に着ていて感じる素朴な疑問から着想を得ているという。
「たとえば、このONE SWINGのパーカー。パーカーってなんでフードが付いていると思います?今はデザインの一部として考えられてばかりいますが、本来は雨風を避けるためのものですよね。それを突き詰めたら、高い撥水性のあるパーカー、ONE SWINGに行き着いたんです」
アウトドアで使うレインウェアなどは当然のように撥水・防水性が高いが、フードの本来の役割を考えたらそれが求められるのはアウトドアウェアに限った話ではない。
今日は雨が降るかどうか微妙な日、傘を持っていくのは荷物になる。けどこのONE SWINGを着ていれば雨が降っても大丈夫。雨のことを気にしない、ストレスから解放される。たとえばキャンプに出かける時などに、持ってこいではないだろうか?
ULの本来の理想は、「持ち物が減ること」
お気付きの方もいるかもしれない。
DEEPER’S WEARを身に付けることでその機能を享受できる他に、素晴らしいメリットがある。
「持ち物が減る」のだ。
前述の通り、ONE SWINGパーカーを着ていれば、その日の雨を気にして傘やレインウェアを持っていく必要がない。日帰りで登山を楽しみたい、という時に同じくONE SWINGのスウェットパンツや、速乾性のあるFAST PASSのパンツを履いていれば着替える必要もない。
登山シーンのトレンドのひとつに、UL(ウルトラライト)がある。ただ、最近ちょっとおかしな方向に進んでいるように思えてならない。ULをうたっているのに、色々な商品が出て「持ち物が増えかねない」のだ。一つ一つの持ち物は確かに軽くなるかもしれないが、数量が増えては本質的にはULとは言えない。
そんな登山シーンにはびこるちょっとした矛盾も、このDEEPER’S WEARなら解消してくれるのではないだろうか?それを実現するのは、’ちょうどいい’を軸にした服作りに他ならない。
用途は指定しない。ユーザーが考え、使ってくれればいい
繰り返しお伝えしなければならないのは、DEEPER’S WEARはアウトドアウェアではない。あくまで日常着だ。
したがって、木村さんもアウトドア使いをオススメしているわけでない。DEEPER’S WEARは、服、そして機能を提供し、それをどう使うかはユーザーに考えてもらう、という考えだ。冒頭にご紹介したHIGH KICKジーンズも、自転車乗りのユーザーが「これは自分のライフスタイルにぴったりだ」と感じて、自転車使いしている。
編集部も直近では九州の由布岳にONE SWINGのスウェットパンツで登り、今度はFAST PASSで日帰り登山をしてみようと考えている。もちろん、どちらも普段着としても活躍するから、その日の旅は軽装化する。
‘ちょうどいい’は、ずっと着られる服
最後にどんな方にDEEPER’S WEARを着てほしいか聞いてみた。
「ファッションに飽きちゃった人たちですね。ファッションは流行り廃りがあるし、毎年何かしら新しいものが出る世界。そうじゃなくて、長く着れるものというものを私たちは作っているので、まさに自身の生活にフィットするもの、として着てほしいなと思います」
‘ちょうどいい’がゆえ、同じアイテムでも複数枚買ったり、色違いを買っていくユーザーも多いという。そして、「今日何着ようかな」と考えた時、気付いたらDEEPER’S WEARの服を手に取っている。
アウトドア好きには自身のライフスタイルにフィットするか、是非一度手に取ってその機能を肌で感じてほしい。日常着をアウトドア使いに見出せた時、荷物を増やす、着替える、というストレスをなくし、アウトドアがより日常化することになるかもしれない。
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コースタイムの1.5倍はかかる写真大好きハイカー。登山はカメラ3台、キャンプはミニマルに、自分らしい自由なアウトドアを楽しんでいます。フィルム登山部メンバー。.HYAKKEIファウンダー&初代編集長。