「キャンプ」とは、旅をするための最良の宿泊手段

1990年代のアウトドアブーム以降、現在でもキャンプは休日のレジャーとして人気を博しています。しかし、もともとは野宿的な宿泊手段や野外での一時的な生活を「キャンプ」と呼んでいました。今では町に行けば大抵は何かしらの宿泊施設がありますが、それがない場所や、人の生活圏から離れた荒野を旅するときは、必然的にキャンプで夜を過ごすことになります。

「キャンプ」とは、旅をするための最良の宿泊手段|「ソロキャンプを極めて、自由な旅へと出かけよう!そのノウハウを教えます。」の2枚目の画像

レジャーではない本当のキャンプのスキルを身につければ、旅の自由度が上がります。特に、自転車やオートバイ、バックパッキングなどで長期間旅をする人にとって、ソロキャンプの技術は必要不可欠なものです。

持ち物は「あると便利なもの」ではなく、「なくては困るもの」を優先

一人旅では持てるものが限られますから、荷物は厳選しなくてはいけません。
考え方としては、“なくては困るもの”を優先して持っていくことです。ついつい持っていきたくなる“あると便利なもの”は、案外なくても何とかなるものです。

私は、自転車でも、オートバイでも、バックパッキングでも、旅の持ち物は30kg程度に抑えることを心がけて選んでいます。身軽な方が快適な旅ができます。

持ち物は「あると便利なもの」ではなく、「なくては困るもの」を優先|「ソロキャンプを極めて、自由な旅へと出かけよう!そのノウハウを教えます。」の2枚目の画像

具体的には以下のようなものです。


1人用テント、シングルバーナー、シュラフ、シュラフカバー、マット、コッヘル、カトラリー、ヘッドライト、ロープ、ペグ、マルチツール、カメラ、三脚、ノートパソコン、携帯電話、洗面用具、タオル、水筒、時計、医薬品、財布、ウエア類、靴、サンダル、帽子、バックパック、ウエストバッグ、地図、ノート、筆記用具、数日分の食料、非常用の食料、など。


このほかに自転車やオートバイで旅するときは、ヘルメットや工具などの装備も加わります。

キャンプ旅の費用はどのくらい?

キャンプ旅のいいところは、宿泊費がほとんどかからないことです。長いときで1年以上、主にキャンプを宿泊手段として海外を旅したことがありますが、1カ月あたりの予算は約10万円でした。日本より物価の高い国もあれば安い国もありましたが、1日にすると平均3000〜3500円程度。内訳は、主に食費とバスなどの公共交通機関、オートバイならガソリン代などの移動費です。

毎晩の寝床はどこで確保する?

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旅の宿泊場所として、まず考えられるのはキャンプ場。しかし個人的には無料、もしくはよほど安価な場合を除けば利用することはあまりありません。旅するためのキャンプは、言ってみれば野宿であり、お金のかからない宿泊手段であると考えるからです。

自転車やオートバイなど自由に移動できる手段があれば、キャンプ地はなるべく自然の中で探します。中でも広い河原や湖畔、沢の近くなど水がある場所は料理や洗面に便利でキャンプがしやすいです。もちろん、増水などの危険がない状況下に限ります。

毎晩の寝床はどこで確保する?|「ソロキャンプを極めて、自由な旅へと出かけよう!そのノウハウを教えます。」の3枚目の画像

また、道の駅などの施設には、しばしば車中泊している人がいることがあります。自転車やオートバイで旅する場合も、テントを張るのははばかれますが、敷地の一角やベンチに寝袋を広げて一晩寝るくらいなら経験上、大抵は許してくれます。

キャンプ地として利用しやすい場所は?

参考までに海外を含めて私が旅のキャンプ地として利用したことのある主な場所をあげてみましょう。

キャンプ場、河原、湖畔、海岸、砂浜、森の中、公園、ガソリンスタンド、店舗の軒先、駅、バス停、港、民家の庭、道端の空き地、廃墟、橋の下、レストエリアなど。

キャンプ地として利用しやすい場所は?|「ソロキャンプを極めて、自由な旅へと出かけよう!そのノウハウを教えます。」の2枚目の画像

管理者や所有者がいるところは、当然ですが一声かけて許可を得ます。公園や無人駅などでそれができない場合は、ほかの人の迷惑にならないようにつつましく利用させていただき、後を濁さず去るようにします。

また、キャンプ地を選ぶ際は何かしらの危険やトラブルが発生しそうな場所は避けるようにします。これが最も大切なことです。

ときには、テントを張らずに寝る気持ちよさも

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キャンプ旅で毎日テントの設営と撤収を行うのは、繰り返せば慣れていくとはいえ面倒なものです。そこで、状況によってはテントを張らずに寝てしまうのもありです。

寒さを感じない季節で雨の心配がなく、野生動物などの危険性がない場所なら、地面や公園のベンチにマットを敷いて、そのまま寝袋に入ってしまえばそれでいいのです。夜空を見ながら眠るのは気持ちがいいものですよ。その際にシュラフカバーがあれば、夜露でシュラフが濡れるの防ぐことができます。

バックパックをひとつ担いで、自由な旅へ

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日本でも、海外でも、自転車でも、オートバイでも、バックパックをひとつ担いであちらこちらへ。そんな放浪するように長い旅をしたいなら、キャンプは最良の宿泊手段になります。レジャーではない、本当の意味での「キャンプ」を経験すれば、アウトドアのスキルも磨かれます。


必要最低限の道具と、持てるだけのお金をポケットに入れてソロキャンプ。


あなたも自由な旅へ出かけてみませんか。
その自由が持てる時間は以外と限られているものです。いつかやりたいではなく、旅に出たいと思ったそのときに一歩踏み出すことが大切です。

この記事を書いた人

和田 義弥

フリーライター。主に、旅、アウトドア、自転車、DIY、田舎暮らしなどのジャンルで記事を執筆。これまで延べ3年3カ月をかけてオートバイで世界一周したほか、自転車ではアラスカやフィリピンを野宿ツーリング。現在は、茨城県筑波山麓の古い民家で田舎暮らし。DIYによる自宅修復や野菜づくりなど、できることは何でも手づくりの生活を実践中。 著書に「キャンプの基本がすべてわかる本」(枻出版社)、「ニワトリと暮らす」(地球丸)など。 http://www.wadayoshi.com/

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