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息を呑む40分間!「アメリカ・ワイルド」が自然好きにはたまらない映画だった

「公園」と言われて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?

すべり台やブランコ、芝生や桜など幼少期の記憶を辿ると、そういった遊具や景色が蘇ることでしょう。ただアメリカの「国立公園」はワケが違います。

私達の「公園」の概念を覆すほどのスケールの大きさ、景色、そして自然。
体一つで捉えきれない程の大自然が溢れだした、もはや”自然そのもの”と言っていいでしょう。

今回はそんなアメリカの国立公園にフォーカスした映画をご紹介します。

そもそもアメリカの国立公園って……

見てください。これも公園なんです。しかも一部です。

アメリカの国立公園体系には408の公園があるそうです。 西海岸や東海岸は観光地として有名ですが、その間に挟まれた国土のほとんどが国立公園と言っても過言ではありません。

“ヨセミテ”や”グランドキャニオン”など、一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか?
これらも国立公園のうちの1つです。

アメリカでは国立公園制度として100年にも渡って自然を保護しています。
今では世界中の200以上の国と地域がその制度を採用し、人から人へ、そして過去・現在・未来へと自然を寵愛していくための指針となっています。

そんなアメリカ国立公園制度100周年を記念して公開される映画「アメリカ・ワイルド」。
一体どんな映画なのでしょうか。

「アメリカ・ワイルド」この映画にはアメリカ国立公園の魅力旨味が凝縮されている

広大な国土の大部分を国立公園が占めており、なおかつ408もあるとなるとどうしても全ての公園と出逢うことは難しいです。

この「アメリカ・ワイルド」では厳選された国立公園の絶景と体験の数々を、オフトレイルを通して目の当たりにすることができます。

日本版の語り手は小澤征悦氏。カリフォルニア州出身でアメリカに縁のある小澤氏の力強い声とともに、この大自然の様子が展開されます。

国立公園制度ができたキッカケはキャンプにあった?!

この映画では単なるオフトレイルや絶景、公園の紹介だけではなく、歴史から紐解いて自然の大切さや制度の背景も教えてくれるシーンもあります。

国立公園制度は、かつてセオドア・ルーズベルト大統領と自然保護の父と呼ばれるジョン・ミューア氏がキャンプを共にしたことがきっかけで生まれたんだとか。その時の様子も作品内で再現されています。

母と妻を同時に病気で亡くしたルーズベルト大統領を悲しみから救ってくれたのが、アメリカの広大な自然だったそうです。

地球から授かった大自然という宝物を、全ての時代の全ての人が享受できるよう、自然好きの2人が手を取り合ってできた素敵な制度です。100年前に基礎を築き、それが今もなお国立公園制度という形で残っています。

あなたが知っている「大自然」の概念を覆す、緊張するほどの絶景の数々!

この映画はとにかく大自然の景色が……すごいです。
レンズを通してもこの綺麗さなので、実際に肉眼で目にしたらどうなってしまうのでしょう。

こちらはイエローストーン国立公園のサファイアプールと呼ばれる場所。
その名の通りですが、こんな青色見たことないですよね。海とはまた違った青の良さを知ります。

こちらはスティーブン・スピルバーグ監督の映画「未知との遭遇」で一躍有名になった「デビルズタワー」。

1906年にアメリカ初のナショナル・モニュメントとして登録されています。

「自然にできたものなのか?」と疑ってしまうほど、どこか謎めいていて魅惑的な雰囲気を醸し出しています。
岩肌には溝がありますが、なんとそこを…

登っちゃうんです!自然と一体化していますね。
映画ではこのようなスリリングなシーンもたくさん。初めて目にする自然の広大さと、そこでのオフトレイルの数々で真新しい緊張感が続きます。

こちらはユタ州アーチーズ国立公園でのワンシーン。

この赤みを帯びた岩々の上を、登場人物たちは軽快に駆け下ります。

そう、マウンテンバイクで。

行ってみたいけど行けそうにない場所で、やってみたいけどできそうにないコトを彼らはやってのけます。

そんな映画の舞台裏をちょっとおすそ分け。リアルな映像にこだわった撮影と編集も見どころの一つです。

これはアイスクライミングと言われる登山の一種。ピクチャードロックス国立湖岸でのワンシーンです。

特殊な靴を使って氷上に足場を自ら作り出し、上へ上へと登っていきます。
大自然が生み出した氷柱とは言い難いほどの大きな氷魂には、恐ろしささえ覚えます。

テントと比較するとその大きさがわかりやすいです。というよりも、ここでキャンプとは編集部も呆気にとられるほどです……。

雪も氷もまた自然。国立公園として残る大自然にも様々な形や景色、そこで得られる経験、体験をこの映画を通して知ることができます。

「アメリカ・ワイルド」は自然の雄大さ、尊さを改めて教えてくれる

ダイナミックなオフトレイルと大自然の景観に圧倒されることはもちろんですが、改めて考えるとこんなにも素晴らしい自然に囲まれている人間としての喜びや、そんな感動を与えてくれる自然の尊さに気付かされます。

“人間という生き物が、生き物として自然の中でどういう位置にいるのかを教えてくれる場所。それを国立公園という形で残したということはものすごく価値のあることだと思います。アメリカが国立公園制度を作ったことで、生態系が守られている。本当の手つかずの自然が守られていること、それはすごく価値のあることだと思います。“

*小澤征悦氏特別インタビューより

私達が行っている普段のキャンプや、登山を始めとしたアウトドアアクティビティも自然がそこにあってこそ成り立つもの。
改めて自然に感謝をし、肌で身体で感じながら大切にしていきたいですね。

この映画は、そんな自然の大切さ、自然との共生を改めて考えるキッカケになるかもしれません。

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