山小屋のある絶景を満喫できる山7選
大自然のスケール!
登山における絶景の魅力の1つにスケールの大きさがあると思います。
山小屋というのは、人の営みと大自然の対比による魅力。また景色においては、大自然のスケールの大きさを相対的に表現してくれる存在だと思います。
そんな山小屋のある風景の作品を7つ紹介させていただきます!
もくじ
燕岳(燕山荘)
長野県の北アルプスに位置する標高2,763メートルの山で、日本百名山の一つです。美しい白い花崗岩と高山植物が彩る風景が特徴で、特に「イルカ岩」や「女王岩」と呼ばれる独特な岩の造形が人気です。春から夏にかけては高山植物が咲き乱れ、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々に異なる表情を見せる山です。燕岳への登山は、表銀座コースの起点としても知られ、燕山荘を拠点に多くの登山者が訪れます。アクセスしやすいことから、初心者から経験者まで幅広く楽しめる山です。
ドンデン山
新潟県佐渡島に位置する標高約940メートルの山で、正式名称は「金北山(きんぽくさん)」に属する山塊の一部です。「ドンデン」という名前は、山頂付近の「ドンデン平」と呼ばれる広大な高原地帯から由来しています。
この山は、春から夏にかけて咲き誇るカタクリやニッコウキスゲなどの高山植物が豊富で、「花の山」として知られています。山頂や稜線からは佐渡島全体や日本海の美しいパノラマを望むことができ、特に夕陽や雲海の景色が人気です。
初心者向けのハイキングコースが整備されており、ドンデン高原からのルートが最も一般的です。四季折々の自然が楽しめるため、登山やトレッキング、自然観察を目的に多くの人々が訪れます。
木曽駒ケ岳
長野県に位置する標高2,956メートルの山で、日本百名山の一つです。中央アルプス(木曽山脈)の最高峰であり、豊かな自然とアクセスの良さから多くの登山者に親しまれています。
一般的なルートは、千畳敷カールを起点に登るコースで、ロープウェイで標高2,612メートルの千畳敷駅まで一気に上がれるため、初心者にも挑戦しやすい山です。千畳敷カールは高山植物の宝庫としても有名で、夏には色とりどりの花々が広がります。
山頂からは御嶽山、北アルプス、富士山など360度の絶景を楽しむことができます。また、秋には紅葉、冬には雪山としての魅力もあり、四季を通じて多彩な景観が楽しめます。登山や観光、写真撮影の人気スポットとして多くの人々に愛される名山です。
雲ノ平
富山県南砺市に位置する北アルプスの山岳地帯で、日本一の高所にある平坦地として知られています。標高約2,400メートルに広がる広大な高原は「日本最後の秘境」とも称され、その美しい自然が多くの登山者を魅了します。
雲ノ平は、高山植物の宝庫で、夏にはチングルマやハクサンイチゲなどが咲き乱れます。また、岩と草原が織りなす風景は、ヨーロッパアルプスを思わせる絶景としても有名です。晴れた日には槍ヶ岳や黒部五郎岳、水晶岳など、北アルプスの名峰を見渡すことができます。
アクセスには黒部ダムや新穂高温泉などから長時間の登山が必要で、体力と準備が求められる上級者向けのエリアですが、その分達成感は格別です。エリア内にある「雲ノ平山荘」は、登山者にとって重要な拠点となっています。四季折々の魅力が詰まった、北アルプス随一の秘境です。
白馬岳
長野県と富山県にまたがる標高2,932メートルの山で、日本百名山の一つです。北アルプスの代表的な名峰であり、雄大な自然景観と豊かな高山植物で知られています。
登山ルートの中でも、栂池自然園や白馬大雪渓を経由するコースが人気です。白馬大雪渓は、日本最大級の雪渓として知られ、夏でも雪上を歩ける貴重な体験が楽しめます。また、山頂からは槍ヶ岳や立山連峰、遠くには富士山まで望むことができる絶景が広がります。
白馬岳は高山植物の宝庫で、特に夏にはコマクサやチングルマなどの花々が咲き乱れ、「花の山」としても親しまれています。また、秋には紅葉、冬には雪山登山の魅力もあり、四季を通じて多くの登山者を惹きつける山です。
山頂近くには「白馬山荘」という山小屋があり、登山者の休憩や宿泊の拠点として利用されています。初心者から経験者まで楽しめる北アルプスの人気の山です。
宝剣岳
長野県の中央アルプスに位置する標高2,931メートルの山で、木曽駒ケ岳に隣接する岩峰です。その鋭く尖った山容とスリリングな登山ルートで知られ、中央アルプスのシンボル的存在です。
登山ルートは千畳敷カールからのアクセスが一般的で、宝剣山荘を経由し、山頂まで約1時間で到達できます。岩場や鎖場を通るため、初心者には少し難易度が高いですが、慎重に進めば問題なく登れます。山頂からは360度の大パノラマが広がり、御嶽山や北アルプス、遠くには富士山を望むことができます。
特に秋の紅葉シーズンや、冬の雪化粧した岩稜が美しいことで知られています。また、千畳敷カールの四季折々の景色と組み合わせた登山が楽しめるため、多くの登山者や観光客が訪れます。
その険しい地形と雄大な景観が魅力で、チャレンジ精神をくすぐる山として多くの登山愛好者に人気です。
檜尾岳
長野県に位置する標高2,728メートルの山で、中央アルプスの木曽駒ヶ岳から宝剣岳を経て空木岳へと続く稜線上にあります。登山道からは中央アルプス特有の美しい岩稜や周囲の山々の絶景を楽しむことができます。
檜尾岳は縦走路の中継地点として知られており、登山者が多く利用する「檜尾避難小屋」が設置されています。この避難小屋は、急な天候の変化や長時間の縦走時の休憩地点として重要な役割を果たしています。
山頂からは木曽駒ヶ岳や宝剣岳、遠くには北アルプスや御嶽山、南アルプスまで望むことができる素晴らしい展望が広がります。また、夏には高山植物が見られ、秋には紅葉が美しく、四季折々の自然が楽しめます。
檜尾岳は縦走の達成感を味わえる山として、経験者向けのルートを楽しむ登山者に人気があります。
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