【Vol.96 石鎚山】鎖場も凍る冬の石鎚山を徹底レポート/バン旅百名山
2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回の登山先は西日本最高峰を誇る愛媛県の石鎚山(いしづちさん)へ。鎖場や山頂からの圧巻の景色を楽しむことができる山です。そんな冬山となった石鎚山の1月の登山レポートや登山ルートなどを紹介していきます!
もくじ
「石鎚山」の特徴は?
石鎚山は愛媛県に位置し、主峰の天狗岳は標高1,982mある西日本最高峰の高さを誇る山です。石鎚山は古くから山岳信仰の山でもあり、現在でも山岳信仰の歴史を感じながら登ることができます。また、山頂直下には上級者向けの鎖場があり、山頂からの眺望も360度楽しむことができます。
石鎚山に登るコースをご紹介!
ロープウェイを使った王道コース|表参道コース
こちらはロープウェイで山頂成就駅まで一気に標高を上げ、石鎚神社成就社を経て天狗岳を目指すコースです。このコースには、4つのレベルの高い鎖場がありますが、迂回路も用意されているため、実力に見合ったそれぞれの登山スタイルで楽しむことをおすすめします。また石鎚神社の頂上社から天狗岳の道のりは幅が狭いため、足元に注意しつつ、譲り合いながら通りましょう。
表参道より標高差が低いコース|裏参道コース
こちらは表参道コースよりも標高差が少ないですが、アップダウンが多くあるのが特徴です。天狗岳までは景色を見ながら、視界の開けた尾根歩きをすることができます。途中からは、表参道コースにある「二の鎖」と合流して、最後の登りを登り切れば壮大な景色を楽しめる山頂に到着です。
四国で1番高い山「石鎚山」を実際にレポート
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。四国で最も高い山である石鎚山。今回は1番人気のあるロープウェイからの往復コースをご紹介します。
ロープウェイで一気に標高1,300mへ!
石鎚山にはスキー場もあり、標高455mから一気に標高1,300mまでロープウェイでいくことができます。
約8分でロープウェイ山頂成就駅に着き、15分ほど林道を歩くと石鎚神社成就社に到着です。ここから本格的な登山が始まります。
登山口からは一旦下り、八丁まで比較的緩やかな道を進みます。
八丁から標高が一気に上がるためかなりの急登が続きます。途中「試しの鎖」という鎖場があり、そこを越えると一軒茶屋に到着です。その後、視界が開けてきます。
石鎚山名物の怒涛の鎖場を越えて山頂へ
石鎚山の名物である3つの鎖場。冬場は鎖が埋もれ、ガッチガチに凍っているためかなりの上級者でないと登り切ることは難しいでしょう。幸いなことに、すべての鎖場に迂回路があるため私たちもそちらを利用し安全に登っていきます。
一の鎖を越えると正面に迫力満点の石鎚山の姿を見ることができます。この場所は平坦になっており、雄大な景色を見ながら休憩できる一押しスポットですよ!
夜明峠を過ぎると「二の鎖」「三の鎖」と鎖場が続きます。今回は冬季のため2つとも迂回路を選択。迂回路は階段になっており、冬場は凍っていることもあるので注意が必要です。
登山開始から約2時間で石鎚山山頂に到着です。石鎚山の最も標高が高い地点は隣にある天狗岳。切り立った岩の上を通りながら天狗岳山頂を目指します。
本日のスケジュール
山頂成就駅(9:10)
夜明峠(10:35)
石鎚山(11:10)
夜明峠(12:10)
西之川登山口(14:30)
まとめ
いかがだったでしょうか。愛媛県に位置する西日本最高峰の山、石鎚山に登ってきました。今回は初めて登りでロープウェイを使用し、下山は歩いて麓まで戻るという登り方にし、1月の石鎚山を存分に楽しむことができました。冬季は登山口が限られていることも多いので、山に出かける前に一度登山口をしっかりと確認しておくことをおすすめします!
次回予告!九州最高峰の山「久住山」へ
次回は九州エリアに突入し、イケダとコスギが山にハマったきっかけでもある温泉県大分県にある久住山へ。九州最高峰の高さを誇るくじゅう連山の主峰で、山頂付近には美しい池を囲むようにして山々が連なっています。そんな1月の冬の久住山の山行レポートなどをご紹介していきますので、お楽しみに!
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現在絶賛休学中のおんせん県大分の大学に通う大学生。
学生初、バンライフをしながら一年以内に日本百名山全山登頂を目指して奮闘中。
二人とも関西出身で、アウトドアや登山が大好き!