【Vol.79 武尊山】美しい稜線の絶景を独り占め!武尊山を実際にレポート/バン旅百名山
2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回の登山先は、群馬県の奥利根に位置する武尊山(ほたかやま)。初心者から上級者まで楽しめる多様なルートがありますが、私たちはセビオス岳を経由するロングルートに挑戦しました。そんな武尊山の特徴や登山ルート、山行レポートなどをご紹介していきます!
もくじ
「武尊山」の特徴は?
武尊山は群馬県に位置する標高2,158mの山で、別名上州武尊山とも呼ばれています。主峰沖武尊周辺には2,000m級の山々が連なっており、山頂からは美しい山の稜線を見ることができます。また紅葉が美しく、毎年秋になると多くの登山者が訪れます。
武尊山に登るコースをご紹介!
※登山口まではバスなどの公共機関が通っていないため、車かタクシーで向かう必要があります。
眺望もよく初心者にもおすすめ|川場キャンプ場コース
こちらは危険な岩場などが少なく、緩やかな樹林帯や山頂直下の森林限界など山のシーンをお手軽に楽しめるコースです。序盤の緩やかな樹林帯を越えた高手山からは標高を一気に上げながら進みます。山頂からは美しい稜線の姿を目にすることができ、山頂までの登りの疲れを癒してくれること間違いありません。
垂直の岩場や山のシーンを堪能できる|自然の森野営場コース
こちらは距離としては短いですが、バリエーションに富んだコースとなっており、垂直の岩場など危険箇所も多いため、注意が必要です。また、田代湿原を通り山頂に向かうこともできるので、湿原を見ながら木道の上を気持ちよく歩くことができます。さらに、百名山巡りをする方は、至仏山の鳩待峠から自然の森野営場まで30分足らずとアクセスも非常によく、健脚者の方は一気に2つ登ることも可能となっています。
山頂からは圧巻の稜線ビュー!武尊山を実際にレポート
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。この日はみなかみ町にある自然の森野営場付近からのスタートです。10月下旬にはかなりの積雪量になるため、レイヤリングなど熟考して登山を楽しみましょう。
湿原もあり!まずは平坦な樹林帯歩きからスタート
この日は自然の森野営場付近にある登山口からスタートです。Googleマップでは道が出てこないので自力で駐車場に向かいましょう。
駐車場から10分ほどで武尊山登山道入り口に到着です。ここから長い樹林帯歩きが始まります。
登山道入り口からしばらくは平坦なトレイルを歩きます。落ち葉の絨毯が広がる登山道は、一足先に冬の訪れを感じさせます。
登山開始から1時間15分ほど、セビオス岳の手前で視界が開けます。この時期の登山道はかなりぬかるんでおり、靴やパンツが泥まみれになることを覚悟しましょう。
険しい岩登りが待っている!?武尊山山頂へ
セビオス岳を通過してしばらくすると、ほぼ垂直の岩場が現れます。雪のシーズンや雨上がりなどはかなり滑りやすいため、しっかりと足場を確認しながら登ることをおすすめします。
岩場の急登を登り終え中ノ岳南の分岐に到着。ここまでちょうど2時間ほど。ここから一旦下り、登り返しを経て武尊山山頂へ向かいます。
登山開始から2時間20分で武尊山山頂に到着です。山頂からは剣ヶ峰へ続く稜線や遠くには赤城山、そして天候がよければ富士山まで見渡すことができます。山頂は少し広くなっているため、ゆっくりするのもありですね。
本日のスケジュール
※コースタイムには個人差がありますので、参考程度にご覧ください。
駐車場(10:12)
セビオス岳(11:30)
武尊山(12:32)
駐車場(15:09)
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、群馬県の奥利根に位置する武尊山をロングルートで登ってきました。積雪量がかなり多く、登山者も少なかったためひざ下ラッセルをしながらの登山でしたが、岩場あり、絶景ありの素晴らしい登山となりました。また、駐車場から近いところには田代湿原もあり、ゆったりとしたハイキングもできます。
次回予告!観光地としても有名な赤城山(黒檜山)
次回は、観光地としても有名で、初心者でも気軽に楽しむことができる赤城山(黒檜山)へ。赤城山エリアは散策道から本格的な登山道まで多種多様。最高峰である黒檜山登山を詳しくご紹介していきます!次回もお楽しみに!
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現在絶賛休学中のおんせん県大分の大学に通う大学生。
学生初、バンライフをしながら一年以内に日本百名山全山登頂を目指して奮闘中。
二人とも関西出身で、アウトドアや登山が大好き!