【Vol.40 木曽駒ヶ岳・空木岳縦走】美しい稜線が広がる縦走コースをご紹介/バン旅百名山
休学した2人の学生が、バンライフをしながら日本百名山制覇を目指す本企画。南アルプス全山縦走の次にやってきたのは、木曽駒ヶ岳と空木岳の縦走コース。ロープウェイで簡単に登ることができ、毎年多くの登山客で賑わっています。そんな2つの山を1泊2日で縦走したコースの紹介や、参考レポートなどをご紹介していきます。
もくじ
「木曽駒ヶ岳・空木岳」の特徴は?
【木曽駒ヶ岳】標高:2,956m
長野県に位置する木曽駒ヶ岳は、中央アルプス最高峰の標高をもち、ロープウェイや東京などの首都圏からもアクセスが良いため、毎年多くの登山客が訪れています。ロープウェイで一気に2,600mの位置まで上がるため、初心者から上級者の方までさまざまなルートで楽しまれています。
【空木岳】標高:2,864m
空木岳(うつぎだけ)は中央アルプスの中では、木曽駒ヶ岳に次ぐ高峰となっています。美しく続く稜線が人気となっており、縦走コースとしても多く登られる山です。また山頂からの眺望はとてもよく、目の前に南アルプスのパノラマや八ヶ岳連峰などを望むことができます。
【1泊2日】実際のタイムスケジュールを大公開!
今回のコースの全体図をご紹介
1日目
1日目は木曽駒ヶ岳の山頂近くにあるテント場を宿泊地として、初日は比較的ゆっくりと登山します。菅の台バスセンターからバスを利用し、バス停から蛇腹沢登山口までは1時間半ほど歩きます。台風の影響などで土砂崩れや川の増水の危険性がありますので、事前のリサーチが非常に重要です。また8合目を過ぎた伊那前岳あたりからは樹林帯を抜ければ稜線歩きが始まり、一気に視界が開けます。
稜線は風が強いため、夏場でも防寒着を用意しておくことをおすすめします。
2日目
2日目は距離として18kmと少し長めですが、空木岳に向かうまでの美しい稜線歩きを堪能できます。宝剣岳から檜尾岳に向かう途中には急な鎖場や岩場がありますので、足元に注意しながら進む必要があります。また、東川岳を超えた木曽殿山荘から空木岳までは一気に300mほど登る箇所がありますが、山頂に到着すれば360度のパノラマを見ることができます。目の前には南アルプスの山脈、そして八ヶ岳や北アルプスの山々を望めるとても眺望の良い山頂となっています。
ロープウェイ・バス運賃について
今回私たちが使用した蛇腹沢登山口がある北御所登山口までの運賃は590円になります。基本的にバスを利用する方は千畳敷駅まで利用する方がほとんどのため、バスの乗車時に運転手の方に下車先を伝えておくことをおすすめします。
本日のスケジュール
コースタイムには、個人差があるため、参考程度にご覧ください。
【1日目】菅の台バスターミナル(8:00)
蛇原沢登山口(9:30)
伊那前岳(13:00)
木曾駒ヶ岳山頂(15:00)
山頂小屋(16:00)
【2日目】頂上山荘(5:30 )
宝剣岳(5:55)
檜尾岳(8:20)
東川岳(10:00)
空木岳(11:50)
駒ヶ池駐車場(16:30)
まとめ&次回予告
いかがだったでしょうか。木曽駒ヶ岳と空木岳縦走コースは展望もよく、ロープウェイを使用すればさらに簡単に縦走を進めることができ、初心者の方にもおすすめしたい山行でした。台風の影響で登山口が閉鎖している場所も多くありますが、皆様もお気を付けて登山をお楽しみください!
次回は実際の縦走の山行をお届けします。ロープウェイを使わないマイナールート!次回もお楽しみに!
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現在絶賛休学中のおんせん県大分の大学に通う大学生。
学生初、バンライフをしながら一年以内に日本百名山全山登頂を目指して奮闘中。
二人とも関西出身で、アウトドアや登山が大好き!